2018年12月 9日 (日)

JJY(40kHz,60kHz),BPC(68.5kHz)を連続受信

 現在の環境で受信したことがある長波帯の標準周波数報時局は、JJY(40kHz, 60kHz), BPC(68.5kHz)の3波くらいしかありません。
 また、この3波が同時に聞こえることは少なくて、通常1~2波が聞こえる程度です。
 受信地(神奈川)から考えると、距離は福島局(40kHz)が一番近いのですが、常に信号が一番強いとは限らず、60kHzの方が強いことが結構あります。

  下記の資料によれば、関東はBPC(68.5kHz, 90kW)のサービスエリアの外ですが、想像していたよりは聞こえます。60kHzのJJY(50(23ERP)kW) よりも良く聞こえることが結構あります。

  電波の受信できる範囲の目安はどれくらいですか?
  https://support.casio.jp/answer.php?cid=002001005001&qid=42482&num=6

  CASIO Wave Ceptor Watches - on time, all the time
  http://www.javys.com/casio/Wave_Ceptor.htm

 
 珍しく、3波が同時に比較的良好に受信できていたので、記録してみました。
 時間は、2018.12.09 00:45(JST)付近です。

 アンテナは、自作の300φ88ターンのループアンテナ、受信機はSDRPlay RSP2です。

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2018年12月 6日 (木)

WWVBが廃止されたら米国の電波時計はどうなるのでしょうか?

  旧聞になりますが、以下の記事によれば、WWV等の施設が閉鎖になる可能性があるようです。

    hamlife
    (2018/9/9 12:00)
  <2.5/5/10/15MHzなどで送信>米国の標準電波局「WWV」「WWVH」が2019年度予算削減のため閉鎖に
  https://www.hamlife.jp/2018/09/09/wwv-wwvh-heisa/

 見出しだけ見ると決定されたような印象をうけますが、今後色々な過程を通過する必要があるので最終的な結論は未定です。

  2019年度米国大統領予算教書 研究開発予算の概要
  https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2017/FU/US20180320.pdf

 18ページ、19ページにNISTの話が出てきます。

 なお、上記記事には出てきませんが、WWVB(60kHz)も閉鎖の対象となっているようです。

  NIST FY2019 budget includes request to shutdown WWV, WWVH, and WWVB
  https://swling.com/blog/2018/08/nist-fy2019-budget-includes-request-to-shutdown-wwv-and-wwvh/

  Information from the NIST regarding possible closure WWV radio stations
  https://swling.com/blog/2018/08/information-from-the-nist-regarding-possible-closure-wwv-radio-stations/

 WWVやWWVHのような短波局の廃止は時代の趨勢かもしれませんが、WWVB(60kHz)は米国の電波時計に使用されているので、廃止されたらどうなるのでしょうか?
 WWVBのエミュレータ等をどこからか入手することになるのでしょうか?

    Thread: Clock Wave app, internet based WWVB emulator for radio controlled watches!
    https://forums.watchuseek.com/f2/clock-wave-app-internet-based-wwvb-emulator-radio-controlled-watches-4454074.html

  Clock Wave
  https://itunes.apple.com/jp/app/clock-wave/id1073576068?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
  Clock Wave features:
  - Covers 5 major longwave time signal stations all over the world.
   * USA: WWVB
   * Japan: JJY
   * China: BPC
   * UK: MSF
   * DE: DCF77
  - Automatically transmit the accurate time.

Youtube 
    clock wave app wwv wwvb alternative

    Build Your Own Radio Clock Transmitter
    March 22, 2014
    https://hackaday.com/2014/03/22/build-your-own-radio-clock-transmitter/

  Synchronize Radio Controlled Watch without Access to Radio Time Signal Stations
    May 13, 2015
    https://sgfantasytoys.wordpress.com/2015/05/13/synchronize-radio-controlled-watch-without-access/

   μWWVB: A Tiny WWVB Station ・ cat /var/log/life - Anish Athalye
   https://www.anishathalye.com/2016/12/26/micro-wwvb/

    WWVB Transmitter
    https://sites.google.com/site/cisc071jc/public/experiments/wwvb-transmitter

  日本の場合であれば、JJY(40kHz, 60kHz)が廃止されるようなものなので、結構影響が大きいような気がします。

 以下のVOAの記事では、“It’s absolutely insane.”と言っている人もいるようです。

  VOA News
  Last Updated: September 02, 2018 11:38 AM
  Time May Be Running Out for Millions of Clocks -
  https://www.voanews.com/a/time-may-be-running-out-for-millions-of-clocks/4554376.html

 今後は、GPSかインターネットか電話ということになるのでしょうか?
 既存の電波時計(Atomic Clock)は、スタンドアロンの水晶時計として使えるので無用の長物になる訳ではありませんが、自分の経験では電波時計の単体の精度は、普通の水晶時計よりも悪いような印象があります。
 電波時計は定期的に時刻が較正されるので、単体の精度が悪くてもOK?

 米国の話なので実生活では自分に関係ありませんが、いままでハワイで何回が試した範囲ではWWVBを受信したことがないので、(廃止されるとすれば)廃止前に一度受信してみたいです。
 時間帯によって、ハワイもぎりぎりサービスエリアに入るようなので、運が良ければSDRPlayで受信できるかも・・・

  Coverage Area for NIST Radio Station WWVB
  https://tf.nist.gov/stations/wwvbcoverage.htm
*
0400utc_wwvb

   ソース
  https://tf.nist.gov/images/radiostations/wwvb-large/0400utc.jpg

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2018年12月 1日 (土)

ハワイアン航空はラジオはNGですがGPSはOK

 飛行機に長時間乗る場合には、暇つぶしに色々な電子機器を機内に持ち込むことがあります。
 日本の航空会社の場合は、現在はあまり制限がありませんが、外国系の航空会社の場合は、結構制限があることが多いです。
 今回、ハワイアン航空を利用することになったので、ポータブル電子機器の使用条件を調べてみました。

  Hawaiian Airlines
  Portable Electronic Devices -  - Service
  http://hawaiianair.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/2091/~/portable-electronic-devices

  ポータブル電子機器について
  http://hawaiianair-jp.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/2312/~/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AB%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%A9%9F%E5%99%A8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

(以下、上記URLから抜粋引用)
---------------------------------
使用可能なポータブル電子機器
 ハワイアン航空のお客様は国内線出発ゲートから到着ゲートまでの全フライト行程または国際線フライトのほぼ全行程で、次の端末をご使用いただけます。
(抜粋)
・GPS機能のついた端末
---------------------------------
制限付きで使用可能な電子機器
 以下の装置・端末は、航空機が10,000フィート以上の巡航高度に達した後にのみご使用いただけます。飛行中お使いになった電子機器は降下に入る前に元の場所にしっかり収納してください。ご使用可能かどうかについては客室乗務員がその都度お伝えいたします。
(抜粋)
・ノイズリダクション型ヘッドフォン
---------------------------------
使用が禁止されている電子機器
 以下の機器は、いかなる場合も機内での使用を禁止されています。
(抜粋)
・ワイヤレス装置(キーボード、マウス等)
・電池または電気コードつきラジオ(AM/FM/VHF)
---------------------------------

  結局、機内での暇つぶし用に持ち込み予定だった個人用電子機器の使用の可否は以下のようになりました。

   QZSS対応スマホ(Covia FLEAZ Que CP-L45s)・・・全行程で使用可能
   ワイヤレスノイズキャンセリングステレオイヤーレシ-バーMDR-EX31BN・・・ 常時使用禁止
      ADS-B受信機(RTL-SDR)・・・常時使用禁止 

  ADS-Bは、機内で搭乗機や付近を飛んでいる飛行機の信号が見えることがあって、結構面白いので使えないのは一寸残念ですが諦めます。(受信例1受信例2

 ADS-BはAMでもFMでもVHFでもないという理屈は多分通らないでしょう。

 同じスーパーヘテロダイン方式(局部発振回路から微弱電波が漏洩する可能性がある)なのに、「GPS機能のついた端末」がOKで、「電池または電気コードつきラジオ(AM/FM/VHF)」がNGである理由がよく判りませんが、最終的な決定は各航空会社に任されているので、会社のポリシー次第ということになります。
 局発信号の周波数が関係する?(単なる妄想です)

  なお、ユナイテッド航空の場合は、受信機全般が使用禁止のようなので、今回はGPSが使えるだけでも良しとしましょう。

  Electronic device policies
  https://www.united.com/ual/en/us/fly/travel/inflight/devices.html

  Devices that are NOT permitted for use:
(抜粋)
  —TVs
  —radio receivers and transmitters

  電子機器類のポリシー
  https://www.united.com/ual/ja/jp/fly/travel/inflight/devices.html

  お使いいただけない機器類:
(抜粋)
  —テレビ
  —ラジオの受信機および送信機

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2018年11月25日 (日)

トランシーバ用PHSのバッテリ充電チェック

 昔、実験用に何台かPHSを購入したことがあります。
 使用端末のPHSサービスが終了してからは、トランシーバモードに設定して、アンテナの方向調整などに使っています。
 たまにしか使わないので、いつの間に使えなくなっていることがあります。
 使えないものを持っていても邪魔なので、断捨離(終活?)という訳ではありませんが、時々チェックして処分しています。
 しばらくチェックをしていなかったので、久しぶりにバッテリの充電状態を確認してみました。

【充電開始時】
01


【12時間充電後】
0212_1

0212_2


 充電の結果は以下の通りでした。

NTT Personal/DoCoMo
 Sharp 312S(#1)  △
 Sharp 313S(#2)  ○
 Sharp 331S(#3)  ×
 Sharp 611S(#5)  ○
 Sharp 641S(#7)  ○

DDI Pocket
  Panasonic KX-PH33S(#1) ○
 Kyocera PS-901(#2)      ○
 Toshiba DL-S100(#3)   ○
 Sanyo PHS-J70(#4)      ×

 ○:トランシーバとして利用可能。
 △:トランシーバとして利用可能であるが短時間で電源断。
 ×:充電不可。
  なお、#はグループ内の内線番号です。番号が飛んでいるのは、既に処分した端末があるためです。

 PHSの充電チェックのついでに、通話以外の機能(ワンセグ等)を目的として保管している端末、骨董的な端末(TACS/CDMA両用)、海外専用端末も合わせて調べてみました。

AU
 Sanyo A5505SA (電話関連以外の機能はOK)
 Sanyo W33SA (電話関連以外の機能はOK)

九州Cellular
 Panasonic CD-10P (アナログ/デジタル両用は少し珍しいのではないかと思って、捨てきれずにいます。電源を入れて電話番番号を入力すると発呼動作らしき挙動をするのですが、当然通話は不可です。バッテリが相当に劣化していて数分で電源断となります。)
06cd10p_dual_mode

07cd10p_tacs

08cd10p_cdma

ATT
 Samsung SGH-A157 (充電はOK。日本では確認できませんが、多分USで利用可。)
 

 結局、悩まずに処分できるのは、PHSが2台ということで、あまり整理にはなりませんでした。

 折角、PHSを充電したので、この機会にPHS(トランシーバモード)の電波を、SDRPlayとSDRunoの組み合わせで表示してみました。
  発呼側が312S(内線1)、着呼側が313S(内線2)です。

04phs_313s_312s

05tranceiver_mode_312s_313s


【SDRunoで見たPHS 312Sの送信スペクトラム】

  前半は、応答不可能な端末の内線番号「3」を入力したときに、周波数を変更しながら相手局を探す様子です。周波数は、1896MHz付近です。
 後半は、応答可能な端末の内線番号「2」を入力したときの接続動作の様子です。
 ポータブル短波ラジオ程度の費用で、2GHz付近の信号が簡単に受信できるとは、便利な世の中になったものです。

 

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2018年11月16日 (金)

300φ88tのループアンテナとSDRPlay RSP2でBPC(68.5kHz)を受信

 NICTの資料によれば、長波帯の標準周波数報時局は色々あるようですが、JJY(40kHz,60kHz)以外の局で聞いたことがあるのはBPC(68.5kHz)しかありません。

  トップページ > Q&A及び資料・データ > 資料室 > 世界の標準周波数報時局
  長波帯の標準周波数報時局
  http://jjy.nict.go.jp/QandA/reference/hflfstation.html

   下記サイトに記載のBPCのサービスエリアを見ると、西日本がどうにか含まれています。

  低频时码授时
  http://www.ntsc.ac.cn/kxcb/kpcg/shijian/201209/t20120921_3648658.html

(地図は上記URLから抜粋引用)Bpc_service_area_w020120921338027_2

  BPCは、以前44ターンのループアンテナを使っていたときに、どうにか受信したことがありますが、88ターンでは少しは改善されているかもしれないということで受信してみました。
  今回は、旅行先での使用テストの準備として、7インチの中華PAD (Android/Windows)を使用しました。

 受信環境は以下の通りです。
  QTH:PM95
  アンテナ:自作300φ88ターンのループアンテナ(非同調)
  受信機:SDRPlay RSP2 (高インピーダンス平衡入力)
  PC:Ployer momo8w (Windows 10モード)
    受信ソフト:SDRuno

グリッドロケータ計算
http://knd.sakura.ne.jp/mxn/tools/gl/gl/index.html

【BPC(68.5kHz)受信中】

 今までよりも聞こえるようになった気がしますが、受信レベルは電波伝播の状況が大きく影響するので、本当にアンテナの効果なのかどいうかはよく判りません。

 とりあえずこれで旅行先で長波の受信ができそうです。

【参考外部リンク】
  百度文库>专业资料>工程科技>信息与通信
  BPC电波授时编码详细格式
 (BPC Radio Wave Time Service Coding Detailed Format)
    https://wenku.baidu.com/view/803050651ed9ad51f01df20f.html

 機械翻訳でざっと見た感じでは、復号に要する時間を短縮するために、従来とは異なるコーディングを行っているようです。
 なお、2011年の情報なので、現在のシステムに対応しているかどうかは判りません。

【2018.11.20追記】
 百度文库のBPCフォーマットに関する書き込みで引用されていた発明は、CN1667528Aかも?

  CN1667528A - 电波授时时间编码- Google Patents
  https://patents.google.com/patent/CN1667528A/zh

  Electric wave time transmission time encoding
  https://patents.google.com/patent/CN1667528A/en

  中国特許公開公報 CN1667528A  https://patentimages.storage.googleapis.com/69/9e/f7/74fda0cc1c536d/CN1667528A.pdf

 百度文库に書き込まれていた「摘要」とCN1667528Aに記載の「摘要」の文章は同一ですが、同じ要約を複数の特許出願明細書で使用することは珍しいことではないので、本当に対応しているかどうかは不明です。
  なお、CN1667528Aはみなし取り下げ(Deemed withdrawal)となっています。

【百度(左)とCN1667528A(右)】
Bpcpat

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