アマチュア無線局再免許
JA6のコールサインを維持するためだけに開局しているようなアマチュア無線局ですが、今年の9月で局の免許が失効するということで、あわてて再免許(http://www.kbt.go.jp/at/saimen.html)の手続きを行いました。
5年ぶりの手続きだったので、Webで調べたところいくつか変更になっていました。以前は、電波の形式は変調方式ごとに細かく分かれていたのですが、今回の電波の形式(http://www.kbt.go.jp/at/documents/katashiki.pdf)は、「一括記載コード」による記入となっており、記載がかなり簡素化されていました。
上側が電波の型式4VFと記載された今回の免許状(抜粋)で、下側が電波の型式F3と記載された今までの免許状(抜粋)です。
なお、一括記載コード4VFは、以下の周波数と電波の型式を意味するようです。
28MHz帯、52MHz帯、145MHz帯、435MHz帯
F1D:主搬送波の変調の型式=周波数変調、主搬送波を変調する信号の性質=副搬送波を使用しないデジタル信号の単一チャネル、伝送情報の型式=データ伝送・遠隔測定・遠隔指令
F2D:主搬送波の変調の型式=周波数変調、主搬送波を変調する信号の性質=副搬送波を使用するデジタル信号の単一チャネル、伝送情報の型式=データ伝送・遠隔測定・遠隔指令
F1E:主搬送波の変調の型式=周波数変調、主搬送波を変調する信号の性質=副搬送波を使用しないデジタル信号の単一チャネル、伝送情報の型式=テレビジョン(映像)
F3E:主搬送波の変調の型式=周波数変調、主搬送波を変調する信号の性質=アナログ信号の単一チャネル、伝送情報の型式=電話
現在の免許は145mHzと435mHzのFM(旧F3)だけなので、あまり簡素化の恩恵は受けませんでしたが、以前所持していた左の免許状(一部消去)(右クリック・リンクを開く)のように電波の型式と周波数が多種類にわたっている場合には、申請書の記載がかなり楽になるものと思われます。
九州総合通信局(昔の電波管理局)からは無線局免許状と一緒に無線局免許証票(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%B7%9A%E5%B1%80%E5%85%8D%E8%A8%B1%E8%A8%BC%E7%A5%A8)が送られてきたのですが、この無線局免許証票の意味を忘れていました。Webで調べてやっと思い出してSTANDARD(http://www.standard-comm.co.jp/index.html)のトランシーバーC501の背中に張りました。
右下の「4」(郵政省)が平成14年期限の証票、右上の「9」(総務省)が平成19年期限の証票で、左下の「4」(総務省)が平成24年期限の今回の証票です。
これで後5年間はJA6のコールサインが維持できそうです。
| 固定リンク
「無線」カテゴリの記事
- MRI検査受診時の熱感の原因は?(2021.11.15)
- レーダー用マイクロ波で溶けたのはチョコバーではなくpeanut butter candy barだった?(2021.08.26)
- Intel Drone Light Show Premiumの費用と仕様(2021.07.26)
- 電波法第59条の「傍受」が狭く解釈された判例(2021.07.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント