修善寺の新井旅館に行ってきました
娘が温泉旅行をプレゼントしてくれる(親孝行?)ということで、先週夫婦で伊豆の修善寺に行ってきました。娘が予約してくれたのは、新井旅館というところでした。私は知らなかったのですが、文化財の宿としてかなり有名な旅館のようです。マスコミでも何回か紹介されたことがあるとのことです。
交通手段を調べて見たところ、乗り換えの手間がかかりそうなので、東海道線から直通で修善寺に行ける踊り子117号を利用する事にしました。ときどき左手に海を眺めながらののんびりした旅をしました。念のために指定席を確保したのですが、かなり空席があったので、自由席でもよかったのかもしれません。
修善寺に到着すると、ちょうど修善寺温泉場行きのバス(外部リンク:http://www.izuhakone.co.jp/bus/search/timetable/route/route005.php)が出るところだったので、これを利用しました。1時間に3~4本(2010/12/18現在では2~3本)あるので、あまり待たずに済むようです。
10分位で温泉場に到着し、徒歩で5分位で旅館につきました。
GPSで記録した経路です。右向き三角マークをクリックするとアニメーションが始まります。変化が無いときは、もう一度クリックしてください。
最初の印象としては、一寸田舎の大きな旅館という感じでした。すぐに部屋に案内されると思っていたら、売店に併設されている喫茶コーナーのようなところで、抹茶と和菓子が出ました。丁度こんな感じです(外部リンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/抹茶)。
部屋は、雪の棟(1899(明治32)年築だそうです)の2階でいかにも古い旅館の部屋という感じでレトロ感がたっぷりでした。
尾崎紅葉が宿泊したことがある部屋だそうです。窓ガラスをよく見ると表面が微妙に波打っており、最近の平面度が高いガラスとは一寸違います。トイレ(雪隠と呼んだほうが雰囲気にあっているかも・・・。勿論、設備は洗浄器付の新しいものです)のドアも木製の引き戸で、ガラガラと開閉します。文化財ということで勝手の修復できないということがあるようです。
夕食にはまだ時間があったので宿の周りを散歩しました。
修禅寺の境内の手水舎(外部リンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/手水舎)の吐水竜(ここのは温泉場らしくお湯を吐いていたので吐湯竜?)です。
温泉街の通りには定番の射的やスマートボールがありましたが、人の数がかなり少ない感じです。夜になるともっとにぎやかになるのかもしれません。
夕食はお品書きにあるように、非常に多種類にわたっており、丁寧に作られた料理を楽しむことができました。私には一寸多いくらいでした。写真は料理の一部です。
大きなお風呂としては、室内の岩風呂「天平大浴堂」と室外の野天風呂「木洩れ日の湯」があるのですが、その日の夜は野天風呂は女性用ということだったので室内の岩風呂の方に入りました。他の人は誰もいなかったので、のんびりとくつろくことができました。
次の日は朝食が8時からということだったので、7時ごろ野天風呂に行きました。旅館のHPの写真(外部リンク:http://arairyokan.net/bath.htm)にもありますが、木立の中にあり、なかなか風情があります。ここでも他の人はいませんでしたが、丁度出るときに、外国人の親子3人づれが入ってきました(子供は3~5才?)。外国人はこのようなところが喜ばれるのかもしれません。ただし、この父親は入ってくるときに「おはようございます」と日本語で私に挨拶をしたので、日本は長いのかもしれません。
朝食もかなり種類が多く、満腹になりました。なお、和食の朝食の定番であるたまご、のり、干物の魚はありませんでした。意図的に外しているのでしょうかね?
今回の旅行の目的は、おいしいものを食べて、温泉にゆっくり浸かることだったので、帰りは早めにしようということで、踊り子102号で帰ることにしました。帰りは、往きの空席状況、出発時間帯、始発駅であることなどを考慮して自由席にしました。修善寺駅で買い物を済ませたのが定刻の20分くらい前だったので、プラットフォームを覗いてみたところ、既に列車は入構していました。席はガラガラというか、最初は1車両に我々二人だけという状況でした。東海道線に入ってからは乗客が増えましたが、のんびりと帰ることができました。
なお、今回宿泊した新井旅館の感想ですが、良くも悪くもレトロであるというのがひとつです。レトロの雰囲気を楽しめないとストレスになるかもしれません。サービスに関しては全体的に良好であり、宿泊客に楽しんでもらおうとする姿勢が見えるように思われます。たとえば、館内で女房の写真を撮ろうとしていると、丁度通りかかった若い男性の従業員が、「お撮りしましょう」と我々二人を撮影してくれました。これ位のサービスは当然と考えられる方もおられるかもしれませんが、やっぱりありがたいと思います。
長くなりましたが以上です。
[改訂履歴]
2007/11/20:誤記訂正(「修善寺の境内」→「修禅寺の境内」)
2008/01/01:GPSログによる経路追加。
2010/12/18:時刻表のリンク切れ修正。写真サイズ変更。
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コメント
新井旅館です。
この度は当旅館をご利用頂きましてありがとうございました。
お泊まりになりました雪の棟は尾崎紅葉の他、高浜虚子もよくお泊まりになった棟です。
おいしい物を食べて、ゆっくり温泉に浸かるご旅行とのことでしたが、お食事はご満足いただけましたでしょうか?また温泉も源泉掛け流しですので、日頃のお体の疲れを癒すことも出来たのではないかと思います。
次回は是非お嬢様とご一緒に皆様でお越し下さいませ。
投稿: 新井旅館 | 2007年10月26日 (金) 13時51分