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2007年11月17日 (土)

手ブレ防止補助具を作って見ました

 最近、CASIOEXILIM EX-V7で航空機の動画を撮影しています。このデジカメは小型軽量なので携帯には非常に都合がよいのですが、高倍率ズームで撮影するときには小型軽量が災いして手ぶれの影響が大きく出ます。特に、曲技飛行などの高速で移動する被写体を液晶画面でモニターしながら撮影する場合には、被写体をフレームの中に入れること自体がなかなか難しいです。

昔、一眼レフ用の手振れ防止用のライフルストックのようなものを見た記憶があったので、WEBで調べて見ると以下のようなものがありました。

・ユーエヌ カメラホルダー

http://www.un-ltd.co.jp/products/camera/holder/index.html

BushHawk BH-240. Shoulder Mount

http://bushhawk.shopol.com/Item/BH%2D240.htm

ZENIT FOTOSNIPER

http://shop.lomography.com/zenit/fotosniper/

・SONYショルダーブレース VCT-FXA (1眼レフ用ではありませんが・・)

http://www.ecat.sony.co.jp/camera/handycamacc/acc/index.cfm?PD=18417&KM=VCT-FXA

 いずれも、かなり本格的なもので、2万円弱のデジカメには一寸不釣合いでした。

 三脚を使用すれば手ブレが軽減されることが期待できるのですが、移動の際に荷物になるし、広範囲を飛び回るアクロバット機をレンズを振って追いかけるのは、難しいように思われます。特に、Vertical Climb Rollのようにほぼ垂直に上昇する機体を三脚を使用して撮影するのは非常に困難であるように思われます。

 そこで色々考えた結果、小型の三脚を一脚的に使用し、脚の先端を自分の肩に押し当てて、カメラの姿勢を安定させることにしました。ただし、三脚の脚をそのまま肩に当てたのでは、三脚の脚がばらばらになって使いにくいので、三脚の先端に3本をまとめるように椅子脚ゴムを嵌めて使用するようにしました。このゴムのおかげで、肩に当てたときに滑りにくくなりました。

 この状態でもかなり手ぶれは改善されたのですが、Vertical Climb Rollを撮影するときのようにカメラを真上に向けたときに、三脚の先端が肩から外れるおそれがあったので、椅子脚ゴムの先端を脚の軸方向とは直角に貫通する湾曲プレートを取り付けるようにしました。

 なお、最初は手元にあったミニ三脚(3段、25cm)を使おうとしたのですが、デジカメの場合には液晶モニターと眼の間隔をある程度確保しなければならず、長さが足りませんでした。

(写真:左)カメラに取り付けた状態。(写真:右)先端部のクローズアップ。

Stock_5 Closeup_6     

使用材料

三脚:LPL POCKET TRIPOD TPP-257(7段、全長65cm) 手元にあったもの。価格不明。

椅子脚ゴム:杉田エース株式会社 PR-204  24mm 4個約250

プレート:(メーカー不明)フリープレート千鳥 TG-401 クローム15×100 1枚約100

 なお後から判ったことですが、三脚を肩に当てる「肩当て」の方法は、下記の記事にあるように初歩的な技術のようです。今まで、知りませんでした。

日経Waga Maga:カメラ<清水哲朗>第1回 野外撮影の注意

外部リンク:http://waga.nikkei.co.jp/hobby/camera.aspx?i=20070907i3000i3

 作るというほどの物ではありませんが、500円以下でかなりの効果がありました。

 以下は、使用前と使用後の動画です。

【使用前】(2007/10/07 芦屋基地航空祭)

【使用後】(2007/11/03 入間航空祭)Vertical Climb Roll

【使用後(その2)】(2007/11/03 入間航空祭)Tuck Cross

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