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2008年6月21日 (土)

998円の短波ラジオを買ってみました

 近所のホームセンターで、10バンドラジオ998円(税込み)で売っていたので、安さに釣られて思わず買ってしまいました。購入したのは、㈱山善のQriom ROC-10という製品です。

[ROC-10]

Roc10_flyer Roc10_spec

 事前にネットで調べた情報では、低感度、低選択度、低音質と3拍子揃っており、一寸躊躇したのですが、1000円位ならおもちゃとして2~3週間遊べればよいと思って、結局買いました。

 購入した時点では、具体的な周波数帯域を確認していなかったですが、あとで、取扱説明書で確認してみると、標準電波(10MHz)アマチュア無線(7, 10, 14, 18, 21, 24MHz)の帯域は範囲外(仕様では範囲外ですが、実機では範囲内でした。)でした。なお、短波帯は8バンドに分割されていますが、取説によれば、最低周波数が5.95 MHz、最高周波数が21.85 MHzとなっていました。

 とりあえず、電池を入れると、突然大音量のノイズが出力されました。製品チェックのためかどうかは判りませんが、電源オン、ボリューム最大の状態で出荷されていたようです。また、あとから判ったのですが、電源オン時には強制的にFMモードになるように設計されているので、FMの局間ノイズが出力されたようです。

 まず、FM, MW,SWを一通り選局してみました。周波数の表示は4桁の数字でデジタル的に行われますが、ダイアルの操作感はポリバリコンなので、選局はアナログで、局発をカウントして周波数の表示を行っているようです。念のため、ケースを途中までこじ開けるとポリバリコンが見えました。

[アナログ選局部]

Analog_tuner

 全体的に感度はそれほど悪くないようですが、選択度が大甘です。また、共振特性の裾の広がりが異常に広いように思われます。6MHz帯のラジオNIKKEI+/-10kHz位離調しても音が聞こえます。選局が楽になるというメリットはありますが・・。

 次に、受信範囲をチェックしてみました。括弧なしが仕様書の周波数、括弧内がディスプレイに表示された周波数です。仕様書の周波数帯域よりも表示周波数帯域の方が範囲が広いです。

FM(74.3)76108(108.2)MHz

AM

MW(509)5401600(1628)kHz

SW1(5.67)5.956.20(6.28) MHz

SW2(6.92)7.107.30(7.53) MHz

SW3(9.11)9.509.90(10.09) MHz

SW4(11.20)11.6512.05(12.26) MHz

SW5(13.34)13.6013.80(14.21) MHz

SW6(14.58)15.1015.60(16.21) MHz

SW7(17.23)17.5517.90(18.96) MHz

SW8(20.67)21.4521.85(22.19) MHz

 なお、周波数表示の最終桁は、FM100kHz、MWが1kHzSW10kHzとなっています。

 表示された周波数が実際に受信できるかどうかを10MHzの標準電波で試してみました。感度の比較のために、手元にあったICF―SW07を横において、マンションの2階の部屋の金網入りのガラス窓の内側でロッドアンテナのみで受信しました。昔利用していた短波帯のJJYは既に停波しているので、周波数を10.00MHzに合わせて待ちうけ受信をしました。

[ROC-10 &  ICF―SW07]

10mhz

 夜になってかろうじて中国のBPMが受信できました。ROC-10によるBPMの受信音(「BPM.WAV」をダウンロード )です。かなりノイズレベルに近いですが、モールスでBPMが聞き取れます。なお、ICF―SW07での受信状態がノイズレベルぎりぎりになると、さすがにROC-10では受信不可能となります。

 なお、7Mhzのアマチュアバンドでは、CWの搬送波の断続音やSSBのモガモガを受信することができました。

この価格ならラジオNIKKEIの受信が目的なら十分役に立つように思われます。3MHz帯が聞こえないのは残念ですが・・・。

 個人的には、ローカルアマ局のオンエアチェック用、ノイズ元の探索用などに使えそうそうです。

 コスト的な面でかなり設計に制約があると思いますが、以下の点では改善の余地があるように思われます。

・電源投入時に強制的にFMとなるのは、個人的には一寸使いにくいです。独断と偏見かもしれませんが、敢えてこのラジオを買う人で、タイマーでFM放送を聴く人は少ないように思います。短波受信時(特にハイバンド)には、かなりボリュームを上げていることが多いので、電源を入れるたびにFMの局間ノイズが大音量で出力されてうるさいです。欲をいえば、電源オフ時のモードを記憶してくれるといいのですが、単純なメカスイッチでFMとAMを切り替えたほうが使いやすいような気がします。

・周波数表示の照明が非常に見えにくいです。

・キャビ底面のリブが平坦でないので、ラジオを立てて置いたときに不安定です。

・スタンドの使い方がわかりません。無理に差し込むと割れそうです。使えない?

・バンドスイッチの左側の方が周波数が高いのは、横行式ダイアルの周波数の高低関係(左が低く右が高い)と逆なので、直感的に判りにくいです。また、もう少しクリック感が欲しいです。

最後に良い点は

・なんといっても安いです。AM、TVのCH1が聞けるので、非常用のラジオとしてあっても無駄ではないかもしれません。狭帯域のステレオヘッドホンも付属していますし・・・・。

・PLLではありませんが周波数表示がデジタルなので、待ちうけ受信もどきが可能です。幸か不幸か選択度が悪いので、5kHz程度ずれていても受信できることが多いです。

・思ったよりも選局の操作性が悪くありません。最初は、短波帯が8バンドにも分割されているのは、出力1Wを大出力1000mWと表示する類かと思ったのですが、ポリバリコンの回転角度(約180度)に対する周波数可変範囲が1~2MHzに制限されているので、選局がそれほどクリチカルではありません。

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コメント

同じメーカーの「ROC-101」が近くのホームセンターで980円で売られているので、ネット上での評判はどうなのかと思いこちらにたどり着きました。ち・・・ちょっと待ったぁ!!さりげなく超高級ラジオが置いてあるじゃないですか!よこしなさい、今すぐ私によこしなさい。

投稿: ゆき | 2012年10月29日 (月) 15時34分

楽しく拝読しました。

このラジオをどうかな~と思って検索していて辿り着きました。

> 低感度、低選択度、低音質と3拍子揃っており

大笑いしました。こんな負の3拍子もあるのですね。

時々、寄らせていただきます。

投稿: 元BCL少年 | 2015年5月30日 (土) 16時03分

コメント有難うございます。
安さに釣られて衝動買いを繰り返すのでいつも無銭家です。
飽きっぽいので今はER-C57WRで遊んでいます。
エアバンド付きということで買いましたが一寸大きめです。

投稿: K | 2015年5月31日 (日) 17時51分

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