トランシーバのPTT付きマイクでEOS Kissがリモコンできました
三脚の下側にカメラを取り付けて小物を撮影する場合があるのですが、シャッターボタンが押しにくいので、リモコンがあると便利です。
現在使用中のCanon EOS KissデジタルXの純正のリモコンを、キャノンのサイトで調べてみると、下記の3モデルがありました。
リモートスイッチRS-60E3
リモートコントローラーRC-1
リモートコントローラーRC-5
非常に高いという程ではありませんが、そこそこのお値段がします。
Webで調べてみると、自作の記事がいくつかありました。
それによれば、2.5φの3Pプラグの外側がアース(共通)で、アースと中間接点をショートするとAF動作が行われ、アースと先端接点をショートするとシャッタが落ちるようです。
これ位なら自分にもできるだろうと思って、とりあえず部品を買ってきたのですが、この歳になると半田付けや工作が億劫になります。
もっと簡単な方法はないかとジャンク箱を探してみると、2.5φの2Pプラグ付きのコードの先端に押しボタンスイッチが付いてるものがありました。
見つけたものは、アマチュア無線のトランシーバ用のPTT(push-to-talk)スイッチ付き小型マイク(メーカー名、モデル名不明)です。
下の写真は、Standardの144/430MHzトランシーバC501に、このマイクを接続したところです。
本来は、襟や袖にクリップで取り付けて、トランシーバの送受信を切り替えるためのものですが、端子間の直流抵抗を測定してみると、スイッチオン時に約15Ω、スイッチオフ時にほぼ無限大となっていました。
もしかすると、このままカメラのリモコン端子に差し込めば使えるのではないかと思って早速試して見ました。
プラグを差し込むのと同時に、コトコトと合焦動作が開始され、PTTスイッチを押すとシャッタが切れました。
下の写真から判るように、本来の3Pプラグの代わりに2Pプラグを差し込むと、アースと中間接点がショートされた状態になるので、常時合焦動作が行われることになります。
このままでは一寸使い難いし、電池の消耗も大きくなりますが、静止した被写体を撮影する場合には、マニュアルで焦点を合わせるようにすれば、あまり問題にはならないように思われます。
新品でこの種のマイクを買うと安くても1000円以上しますので、新たに購入するのはあまり意味がありませんが、ジャンク箱に転がっていたり、ジャンク屋で安く売っていた場合には利用できるかもしれません。
下の写真は、カメラにこのマイクを接続したところです。なお、撮影のためにマイクをカメラのストラップにクリップで留めていますが、マイクケーブルの長さは1m程度ありますので、かなり自由な姿勢でカメラに振動を与えることなくシャッタを切ることができます。シャッタを切ったときにマイクに電流が流れていると思われますが、今のとことは、本来のマイクとしても使用できています。
なお、変則的な使い方をしているのが原因かもしれませんが、マイクのプラグを差し込んでいる状態では、再生ボタンを押しても撮影済みの画像をモニタできないのが一寸不便です。
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