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2009年1月12日 (月)

Go-aroundを体験しました

  先日、福岡空港に着陸の際にゴーアラウンド(着陸復行/着陸復航)を体験しました。

 夜間の着陸でしたが、当日は天気もよく、機体の揺れも殆どありませんでした。Rwy16
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RWY16方向から着陸態勢に入って、海岸線を通過し、国道3号線沿いのパチンコ屋のネオンサインが見える程度まで高度が下がり、もうすぐ着陸だと思っていると、急にエンジンの音が高くなり急加速が始まりました。まったく予期していなかったので、一瞬テロ、ハイジャック、事故を連想してしまいました。飛行機はそのまま急上昇を続けました。腕時計のコンパスで確認すると、しばらくの間、南向きのコースを変えずに飛び続けたので、何らかの理由で他の空港にダイバートするのかと思ってしまいました。5分程度してやっと機長からアナウンスがあり、管制塔から着陸のやり直しの指示があったとのことでした。Go-aroundの理由が判ったのとりあえず一安心しました。しかし、Go-aroundをしなければならなった具体的な理由が気になります。このようなときにはTWRをモニターすれば状況が判るのかもしれませんが、着陸時に「航空機の運航の安全に支障を及ぼすおそれのある電子機器」を使用する訳にはいきません。

 結局旋回して10分遅れ程度で無事着陸できました。

 Go-aroundの体験は2回目なのですが、今回は心の準備ができていなかったので、一寸あせりました。

 最初のGo-aroundは、悪天候のときだったので、心の準備はできていたのですが、それでもあまり気持ちがいいものではありませんでした。そのときは風雨がかなり強く、飛行中も上下左右に大きく揺れていました。着陸態勢に入ってどんどん高度が下がっていくのですが、雨や雲(霧?)のために翼端灯がやっと見える程度で、地上の灯火はまったく見えません。手元の腕時計で機内の気圧に対応する高度を表示すると、すでにマイナスになっています。高度そのものの表示ではなく、また、地表での高度較正も行っていないので、あまりあてにはできないのですが、今までの経験からは、着陸直後の機内の気圧に対応する高度は、実際の高度からの誤差が最大でも200m程度なので、かなり地面に近いことが想像できます。高度が高い場合には上下に揺れてもそれほど心配しませんが、地表が近いことが判っているとダウンバーストで地面に叩きつけられないか心配でした。突然、今回と同様にエンジン音が高くなり急上昇しました。悪天候時の着陸というだけでも疲れるのに、さらにGo-aroundとなったので非常に疲れました。このときは、Go-aroundの原因は悪天候が原因であることが想像できましたが、心の準備ができていてもGo-aroundはあまり体験したくないです。

 あとで自宅に帰って調べて見ると、Go-aroundの理由としては、気象条件のほかに滑走路上の障害があるようです。

 ANA安全にかかわるトラブルのご報告を見てみると、着陸直前に他機が滑走路に進入した例が報告されていました。

 ANAサイト「安全上のトラブルなど」では、「航空機の正常な運航に安全上の支障を及ぼす事態(事故、重大インシデント、安全上のトラブル)」の概要が3ヶ月ごとに更新(次回は2月中旬)されて公表されているようなので、そのうち今回のGo-aroundの理由も判るかもしれません。(20071111日に着陸復航の事例がありました)

 なお、2007年度JALグループ安全報告書17ページにも着陸復行の事例の報告がありました。

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