航空高専衛星KKS-1のCWビーコンを受信してみました
前回、500円八木アンテナで東大衛星PRISMのFMテレメトリが受信できたので、今度は、遅まきながら、KKS-1(Kouku-Kosen-Satellite-1)のCWビーコンの受信を試して見ました。
受信機は昔購入したプリアンプWA-965付きのFRG-965を使用しました。アンテナのケーブルが短いので、南向きのべランダに面した和室にリグを移動しての運用です。
【FRG-965】
アンテナは前回のものと同じですが、輻射エレメントを5mmほどカットしてSWRを1.3まで下げました。送信用ではないのであまり関係ないかもしれませんが・・・。
CWビーコンの周波数を調べてみると、公式HP(http://www.kouku-k.ac.jp/~kks-1/kks-info.htm)では、437.385MHzとなっていますが、437.380MHzという情報もあるようなので、とりあえず両方の周波数をスキャンすることにしました。
CALSAT32によれば、今日(3/21)の昼間の軌道は、AOSが13:17、LOSが13:30、沈む方向が南南西ということだったので、南向きのべランダに置いたアンテナの方向を南南西、仰角を約30°に固定して待ち受け受信をしました。なお、受信モードはLSBにしました。12:26頃に、437.380MHz付近でノイズの中からCWビーコンが浮き上がってきました。トップラー効果で受信周波数が徐々に低下するために、BFOによるビート音のピッチが徐々に高くなります。このため、手動で受信周波数を少しずつ下げましたが、CWのピッチが途中で変わると非常に気持ちが悪いです。CWビーコンは2分半ほど受信できました。最終的には、受信周波数は437.3774MHzになっていました。
CWビーコンの受信音です。「kks1_cw_beacon.MP3」をダウンロード FRG-965のREC出力をICレコーダ(ICD-MS500)で録音し、さらにMP3プレーヤ(DP250)のダイレクトレコーディング機能を利用してMP3に変換しました。DP250でラインモニタができれば2度手間を掛けずに済むのですが・・・。
30秒付近で ”KKS-1 PROJECT TOKYO METRO・・・” のモールスが聞こえます。
関連内部リンク:500円八木アンテナで東大の衛星(PRISM)の電波を受信してみました
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