韓国の科学技術衛星2号(STSAT-2)の関連情報
7月30日にKSLV-1で打ち上げられる予定だった科学技術衛星2号(STSAT-2 :Science and Technology Satellite-2)の通信関係の情報を探していたら、韓国のSatRec (Satellite Technology Research Center)の ニュースレター(2009, No.2)に割と詳しい資料がありました。なお、括弧内の日本語はGoogleによる自動翻訳です。
SatRec
http://satrec.kaist.ac.kr/
↓
뉴스레터 '과학기술위성2호' 특집호 발간 2009.7.15
(ニュースレター'科学技術衛星2号[特集号発行2009.7.15)
http://143.248.9.139/sub_07_3.asp?module=B&mode=main&board_idx=112
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첨부파일 : 뉴스레터_과학기술위성2호 특집호.pdf
(添付ファイル:ニュースレター_科学技術衛星2号特集号.pdf )
この資料の図面(7/32)を見ると、衛星にはSバンドとXバンドのアンテナが設けられているようですが、VHF,UHFのアマチュアバンドのアンテナは見当たりません。また、通信系の説明(11/32)として以下のような記載(Googleによる自動翻訳)がありました。
Sバンド、ダウンリンクの転送速度38.4 / 9.6 kbps
SバンドEIRP 1 W
Sバンドアップリンクの転送速度9.6 / 1.2 kbps
Sバンド受信感度-104 dBm以下
Xバンド伝送速度10 Mbps
XバンドEIRP 5 W S /
Xバンドリンクマージン3dB以上
Sバンドは2~4GHzだそうなので、2.4GHzのアマチュアバンドを利用していれば受信の可能性はありますが、周波数が公開されていないので、残念ながら今回はアマチュアが簡単にビーコンやテレメトリを受信するという訳にはいかないようです。
FSKも使用しているようなので、転送速度が9.6 / 1.2 kbpsであることと併せて考えると、もしかしたらプロトコルがAX.25かもしれないというのが僅かな望みです。
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