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2009年7月14日 (火)

福岡市営地下鉄でトンネル内走行中に通話している人がいました

 先日、空港発の福岡市営地下鉄に乗っていると、博多駅から乗ってきた人が停車中の車内で携帯電話で話を始めました。
 特に大きな声という訳ではありませんが、車内では結構気になります。
 電車が出発すれば静かになると思っていたのですが、電車が動き出してトンネル部分に入っても普通に話しています。博多駅と隣の祇園駅は距離が短いのでホームからの漏洩電波で通話可能な状態になっているのかなと思いましたが、祇園駅を出発しても普通に話しています。自分の携帯(AU W33SA)を見ると圏外になっています。結局、天神駅まで通話を続けて天神駅で降りていきました。
 香港やソウルでは、走行中の地下鉄内で結構大きな声で携帯電話を使っているのを見たことがありますが、国内で見たのは初めてだったので一寸カルチャーショック(?)でした。

 後で調べて見ると、下記のサイトに関連する情報がありました。

”ケータイの車内利用について考える”
http://wiredvision.jp/blog/kogure/200802/200802121100.html

知らない用語がいくつかありました。
in vitro:分子生物学の実験などにおいて、試験管内などの人工的に構成された条件下、すなわち、各種の実験条件が人為的にコントロールされた環境であることを意味する。(Wikipedia)
ARPU:携帯電話・PHS事業者の1契約あたりの売上額をあらわす数値で、「Average Revenue Per User」を略したものである。(Wikipedia)
  だそうです。

 公式にはアナウンスされていないようですが、docomoとsoftbankの携帯電話で使用可能な機種があるようです。
 以前、福岡市営地下鉄で移動しながらNTTのホットスポットが使用可能な駅を調べたときに、自分の携帯電話の入感状態も一緒に確認したのですが、他のキャリアの端末では走行中も通話可能とは知りませんでした。普通は、当然ながら車内で携帯電話で通話する人を見かけることはないし、走行中の車内で携帯を操作している人を見てもメールの作成か受信済みのメールのチェックとしか思いませんでした。

 都内では地下鉄に乗る機会も多いですが、走行中(トンネル内)は車内アナウンス以外の情報の入手手段が極端に制限されるので、トンネル内で通信可能なインフラが整備されれば非常に便利且つ安心だと思うのですが、何か問題があるのでしょうかね? 事故などで乗客が一斉に携帯を使用すると中継基地の回線がパンクする? もちろん費用の問題はあると思いますが・・・。

【参考外部リンク】

(地下鉄ではありませんが)
自動車道路等トンネル内で携帯電話が使用可能に
http://www.soumu.go.jp/soutsu/chugoku/hodo/2009/2009ri032-1.html

各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針
平成18年5月 総務省
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2006/pdf/060530_1_shi.pdf

(22cmの根拠になったと思われる資料)
心臓ぺーシング Vol.12 No.5 1996, p71(488)-p80(497)
携帯電話等のペースメーカーに及ぼす影響
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2006/pdf/060530_1_08.pdf

  p79(496)(9/10)に暫定値22cmについての説明があります。
  15cm*√2≒21.2cmを切り上げて22cmのようです。

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