九州国立博物館の「阿修羅展」に行ってきました
8月末のことになりますが、福岡に行く用事があったので、ついでに大宰府の九州国立博物館で開催されている「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」(9月27日まで)に行ってきました。
かなり話題になっていたので、ミーハーな私としては、機会があれば見てみようと思っていたのですが、上野の東京国立博物館は、一寸遠いし、待ち時間が大変そう(HPでは最大でおよそ70分~130分程度となっていました)なので見送っていました。
福岡であればそれほどは混まないであろうという予測をして、一寸行ってみることにしました。
開館が午前9時半ということだったので、それを目標にして博多駅近くのホテルを出て、地下鉄で天神の西鉄福岡駅に向かいました。最初は大宰府までの普通切符を購入したのですが、改札口近くのポスターで大宰府まで往復切符と阿修羅展の入場券がセットになっている「九州国立博物館きっぷ」(1780円)というのを見かけたので、改札口の前に立っていた案内係のお姉さんにお願いして窓口で差額を追加して変更してもらいました。現地で入場券を買う手間が省けるし、絵葉書や各種割引がついて通常料金(390×2+1300=2080円)より300円安いというのはお徳かもしれません。
【↓九州国立博物館きっぷ】背景は西鉄電車のシートです)
【↓おまけの絵葉書】
大宰府駅に着いたのは9時15分位でしたが、日曜の割には思ったほどの人はいませんでした。
【↓西鉄大宰府駅で降りて・・・】
【↓参道を通って・・・】
【↓江ノ島の「エスカ」の親分のようなエスカレータで山の斜面を登って・・・】
【↓タイムトンネル(?)を通って博物館へ】
【↓九州国立博物館】
【↓日曜の午前9:25現在で20分待ち】
表示は20分待ちでしたが、行列は大体連続的に進んでいたので、あまり待たされているという感じはしませんでした。
傘などの長物は入り口で預ける必要があります。今回の展示はガラスケースなしで至近距離からの見学になるので、そのための措置と思われます。
館内のエスカレータを登って一寸薄暗い会場に入ると、遠くから呪文のような人の声がしますが、最初は何なのか判りませんでした。少し進むと目的の阿修羅像が見えて着ましたが、像の周りに人垣ができています。それでも前から2~3列目で見ることができたので、細部まで十分鑑賞することができました。
残念ながら自分には、宗教的背景も美術的背景もないので、「感動で涙が出た」とか「体が震えた」とかの反応はありませんでしたが、十分魅力的であることは理解できました。美しさとは別に、1300年もよく生きながらえてきたということに一寸驚きます。
そのうち、係員から「右回りに移動してください」という指示があり、「い~ち、に~い、さ~ん、・・・」と掛け声が掛かりました。これが呪文の正体でした。この掛け声に合わせて10歩くらい移動することになるのですが、内側の人は自分の意思で離れない限りは何回でも回り続けることができるような気もします。また、この掛け声は、その場の雰囲気に合わないような気がしますが、他にどんな方法があるのか思いつきません。
阿修羅像のほかでは、持国天立像が中々迫力がありました。また、富楼那像の一寸困ったような顔が印象に残りました。
残りの会場を一通りざっと見て博物館を出ましたが、その時点では50分待ちとなっていました。
【↓帰りの下りエスカレータからみたロビー】
【↓50分待ち】
折角大宰府まできたので、人並みに天満宮で参拝をして、その後、ややマイナーな観光スポットに立ち寄りました。天満宮からの帰りの道は、太鼓橋を通りすぎて右に曲がって参道を通るですが、右に曲がらずに真っ直ぐ進むと右側に駐車場が見えます。この駐車場の入り口の鉄の扉が、清国海軍の戦艦「定遠」の鉄板で出来ており、この鉄板には日清戦争での海戦の際にできた砲弾による孔と、これを修理するときに開けたと思われるリベットの孔が開いています。歴史的なものだと思うのですが、何十年も雨晒しのままでよいか一寸気になります。
【↓ALPSLAB routeによるコース再生】西鉄天神駅から九州国立博物館までGPS-CS3で測位したデータを使用して表示しました。右向き三角をクリックするとコース再生のアニメーションが始まります。
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