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2010年1月16日 (土)

映画「アバター(字幕・3D版)」を見てきました

 いままで3Dの映画を見たことがなかったので、どんなものか見てきました。
 映画の内容自体については、あちこちで書かれているので感想をちょっとだけ。
 この映画を見て昔の西部劇を思い出しました。
 インディアン(PC的にはネイティブアメリカンなのでしょうが・・)の娘と白人男性との恋(「ポカホンタス」?)、秘宝(「マッケンナの黄金」?)、聖地、鞍なし乗馬、攻撃時の独特の叫び声、インディアンと騎兵隊の戦い(「リトルビッグホーンの戦い」?)、などなど・・・。

 あと、監督が同じジェームズ・キャメロンなので映画「エイリアン2」の雰囲気がところどころに感じられました(衛星への降下シーン、バスケス風の女性兵士、シガニー・ウィーバー 、等)。
 個人的には、視界が悪いのにVFR(Visual Flight Rules)で飛ぶのが面白かったですが、話が一寸浮いていたような気もします。なにか元ネタがあるのでしょうか? また、交戦中のヘリでのコーヒーは「地獄の黙示録」のパロディー?。
 一寸長めのような気もしますが退屈せずに十分楽しむことができました。映像も非常に綺麗であり、CGも自然でした。

 個人的には、映画そのものよりも3Dの方に興味があったので、立体表示についての感想をいくつか。
 なお、「アバター」の場合には専用の眼鏡が入り口で渡されますが、XPANDのロゴが印刷されていました。
 下記の情報(CES2010でのプレゼン資料?)を併せて考えるとX6D社のXPAND X101のように思われます。

X6D Ltd
XPAND BEYOND CINEMA
www.xpandcinema.com/ces/media/XpanD-CES2010.ppt

(上記ppt資料から抜粋引用)
Active Glasses Model X101
Data:
Communication: IR
Maximal frame rate: 480 HZ
Typical Frame rate: 144 HZ
LCD transparency: 34%
Massive design for durability
Water proof
Changeable batteries
Battery life: 300H
2,000,000 units sold
Compatible with: 3D Cinemas and professional market
Color: Red

3D用眼鏡を使用した感想は以下のとおりです。

・着用しにくい。
 私のような眼鏡使用者は、自分の眼鏡と3D用眼鏡を重ねて使用しなければならないので、使いにくいです。
 3D用眼鏡は一寸重め(X102では59.5グラムとなっていました)なので、自分の眼鏡の上に3D用眼鏡を重ねると、3D用眼鏡がずり落ちそうになります。
 逆に、3D用眼鏡の上に自分の眼鏡をかけると、焦点が合わなくなって見にくいです。
 この3D用眼鏡を見る限りでは、眼鏡常用者のことはあまり考慮していないように思われます。この3D用眼鏡の設計者は眼鏡非着用者??
 米国では眼鏡使用者の割合が少ないのかと思って一寸調べてみましたが、下記の資料では、64.0 percent use eyeglasses となっているので、日本よりは少ないですが結構な割合です。
Statistics on Eyeglasses and Contact Lenses
http://www.allaboutvision.com/resources/statistics-eyewear.htm
ネットリサーチのDIMSDRIVE『メガネ』に関するアンケート
http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2006/060411/index.html

 アクティブ方式の眼鏡では、電池や液晶駆動装置が必要になるので、小型軽量にするのは難しいのかもしれませんが、クリップオン式のサングラスのような感じで、簡単に自分の眼鏡に取り付けるような電子シャッタはできないのでしょうかね?
 あるいは、一寸大袈裟になりますが、射撃用のアイプロテクタやスキーのゴーグルのように、眼鏡全体を覆うような構造も可能性としてはあるように思われます。
 いずれにしても今のままでは、3D用眼鏡がずり落ちないように、手で支えている必要があり、映画に没頭することができません。

・画面がかなり暗く見える。
 着用した時の最初の印象は、画面がかなり暗い(暗く見える)ということです。ちょうど薄めのサングラスをかけて映画を見ているような感じです。
 資料によれば、液晶の透過率は34%だそうです。
 液晶を良くみていると、スクリーンに対する3D用眼鏡の角度を変化させると、液晶の透過率がチラチラ変化します。
 3D用眼鏡のブリッジの部分に、切換同期用の赤外線(IR)センサが埋め込まれているようで、3D用眼鏡をスクリーンに向けると液晶の透過率が下がって画面が暗くなり、センサを指で押さえると液晶の透過率が上がって画面が少し明るくなります。
 スクリーンの方向からシャッタ同期用の赤外線が放射されているようで、この赤外線が受信されているときは左右のシャッタが交互に開閉し、受信されていないときには左右のシャッタの両方が開放状態になるようです。映画の上映中にセンサを指で押さえると、字幕が左右にだぶりました。
 どこから赤外線が放射されているのかデジカメで確認できるかもしれませんが、カメラをスクリーンに向けるのはご法度です。

・字幕に違和感がある
 字幕が、背景画像に対して相対的に手前に浮き上がって見えるので、かなり違和感があります。この映画の場合には、画像がスクリーンから飛び出すというよりは、画像に奥行きが生じるという感じなので、目の焦点が画像と字幕の間を往復することになり、一寸疲れます。また、この映画特有の現象なのかもしれませんが、画面の右端に縦方向に表示された字幕が非常に見にくかったです。

 個人的には、これだけ映像的に綺麗に製作されているのであれば、明るい2Dで落ち着いて見た方が良かったかなという気がしないでもありません。料金も安いし・・・。

【関連外部リンク】
X6D Ltd
http://www.xpandcinema.com/

DCinemaToday
XPAND Acquires Assets of NuVision Technologies, Securing its Leading Position in 3D Digital Technology
Portland, Oregon (USA) ?Mar 12, 2008
http://www.dcinematoday.com/dc/pr.aspx?newsID=1072

ドリームニュース
ユニバーサル・ビジネス・テクノロジー、新世代3D液晶シャッターメガネ XpanD Xシリーズの発売を開始!
配信日時:2009年02月13日 15:00
http://www.dreamnews.jp/?action_press=1&pid=0000004835

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