« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月28日 (日)

3Dテレビ用眼鏡をハイスピード(420fps)で撮ってみました

 現在、市販されている立体TVの大部分は、フレームシーケンシャルとのアクティブシャッタ方式の眼鏡の組み合わせを使用しています。
 この方式では、左目用の映像と右目用の映像を1フレーム単位で交互に表示すると共に、映像の切り替えに同期して眼鏡の左右のシャッタを交互に開閉するようになっています。
 説明資料等には、まるで見たことがあるかのように(講談師?)「左右のシャッタが交互に開閉する」と簡単に書いてありますが、実際のシャッタの開閉状態を示す動画をあまり見たことがありません。
 しばらく前にハイスピード撮影可能なコンデジ(EX-FC100)を購入したので、機会があったら3Dテレビ用眼鏡を撮影しようと思っていたのですが、デモ機が置いてある展示会や大型量販店などでは撮影禁止の場合が多いので、なかなか撮影する機会がありませんでした。
 先日、駅のコンコースにデモ用の街頭3Dテレビが設置されているのを見かけたので、ハイスピードで撮影してみました。
 最初は、画質が比較的良い210fpsで撮影しましたが、明暗のちらつきは視認できるものの左右のシャッタが交互に開閉する状態は判りませんでした。
 次に、420fpsで撮影しました。画質は210fpsより低下しますが、左右のシャッタが交互に開閉する状態がどうにか確認できます。

 動画だとテレビ本体の表示映像と眼鏡を通過した後の映像との関係がよく判りませんが、210fpsで撮影した映像を1フレームづつ切り出してJPEGの静止画に変換し、更にswfファイルに変換し、速度を更に落としてFlash画像として表示すると、両方の映像の関係がよく判ります。

 3D映像をまともに見たのは映画「アバター」(XPAND方式)だけですが、個人的には眼鏡式の3Dよりも大画面高精細度の2Dの方が好みです。
 特許出願件数推移を見ると、最近はメガネなし方式がメガネあり方式の3~4倍出願されているようですが、現時点で公開されているインテグラル方式の映像を見る限りでは未だ改善の余地(視野、解像度)がありそうです。

【参考外部リンク】
液晶シャッタメガネの原理
http://www.wakayama-u.ac.jp/~tokoi/opengl/quadbuffer.html

映像を高速で入れ替え表示するアクティブ・ステレオ方式
http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/201001u/index2.htm
(富士山はこんなに視差がない様な気がしますが・・・・)

Mitsubishi: How 3D Works Part 6 - Active Shutter Glasses
http://www.youtube.com/watch?v=LCnFGebBkh4

tokugikon  no.258  2010.8.24.  (tokugikon=特技懇)
立体テレビジョン - TECHNO TREND
http://www.tokugikon.jp/gikonshi/258/258techno.pdf
(図6 出願件数推移(メガネあり方式・メガネなし方式))

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月23日 (火)

銀座のエリアワンセグの実証実験の電波を受信してみました

 下記の記事によれば、現在、銀座のソニービル周辺でエリアワンセグ実証実験が実施されているようです。

銀座 ソニービル エリアワンセグ実証実験のお知らせ「Canvas @ Sony 2010」
2010年10月28日14時9分
http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201010280029.html

 以前、羽田と渋谷のエリアワンセグ実証実験を見たことがあるのですが、銀座ではどんな感じになっているのかと思って一寸見てきました。
 送信チャンネルは33CHで渋谷と同じです。
 受信端末はAUのW33SA(世界初のワンセグ携帯!)を使用し、アンテナを完全に伸ばした状態で受信しました。
 送信アンテナの指向性がどのようになっているのかは判りませんが、斜め下方向に送信している場合には、ビルの真下では電界強度が低い可能性があるのでビルの斜向かいにある数寄屋橋交番付近でプリセット作業を行いました。
【受信映像(数寄屋橋交番付近)】
_1

 羽田と渋谷の経験からビルの目の前であれば余裕で受信できると思ったのですが、結構厳しいときもありました。何回かプリセット動作をさせてみましたが、すぐに受信できるときもあれば、数秒以上かかるときもありました。

【プリセット動作】


 受信状態を確認しながら数寄屋橋交差点を中心して、晴海通り(銀座四丁目・ガード下間)と外堀通り(銀座西三丁目・銀座西五丁目)に沿って移動してみましたが、 W33SAの場合にはソニービルの近傍でどうにか受信できるという感じでした。最新の端末であればもっと感度がいいのかもしれません。
【チャンネルリスト】
_2

【受信映像(ビル直下)】
_3

 なお、受信の確認は画像を見ながら行ったのですが、画像の動きが非常に少ないので本当に受信できているのか、或いは、フリーズした画像が表示されているのかの判断が困難でした。また、音声は人の声と音楽が放送されていたようですが、騒音の中で人の声がスピーカから出力されているか否かを判断するのは結構難しいです。
 静かな部屋で落ち着いて見るので問題ないと思われますが、携帯電話の小さな画面と小さな音で視聴するのはちょっと厳しいです。
 せめてデータ放送を併用するとか、画像に埋め込んである字幕の文字を大きくしてスクロールするとかすれば、もう少しb判断見やすくなるような気がします。

 例によって、実験試験局の情報を総務省の無線局免許情報検索(http://www.tele.soumu.go.jp/menkyo/SearchServlet?pageID=0)で調べてみました。
 以下の局が状況から判断してそれらしいように思われますが保証はありません。

 検索結果:
http://www.tele.soumu.go.jp/menkyo/SearchServlet?IT=A&HZ=3&FT=600.00&OX=EX+&FF=500.00&HC=13&MK=EXP&OW=EX+0&DC=10&pageID=3&DF=0003381935&styleNumber=21
 これによれば、免許条件は以下のようになっています。

無線局免許状情報 (抜粋)
(平成22年10月16日現在)
無線局の種別 実験試験局
免許の年月日 平22.7.28  免許の有効期間 平23.1.16まで 
無線局の目的 実験試験用
通信事項 電波伝搬試験に関する事項
送信所 東京都中央区
電波の型式、周波数及び空中線電力
5M70X7W      593.142857 MHz           10  mW
468KX7W      593.142857 MHz          770 μW

 これによると電波の型式が2種類となっています。
 周波数は両方とも593.142857 MHzで、UHFのCH33の周波数帯域である 590~596MHzに含まれており、資料に記載のチャンネルと一致しています。

 電波の型式は5M70X7Wと468KX7Wとなっていますが、電波法施行規則 第四条の二 (電波の型式の表示)(http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%93%64%94%67%96%40%8e%7b%8d%73%8b%4b%91%a5&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S25F30901000014&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1
によれば以下のような意味のようです。なお、占有帯域幅については、「総務省 電波利用 電子申請・届出システム」の FAQ(http://www.denpa.soumu.go.jp/public/faq/appl.html#01_10)を参考にしました。

   5M70:占有帯域幅 → 5.70MHz
   468K:占有帯域幅 → 468KHz
   X:主搬送波の変調の型式 → その他
   7:主搬送波を変調する信号の性質 → デイジタル信号である二以上のチヤネルのもの 
   W:伝送情報の型式 → 組み合わせのもの

 二つの電波の占有帯域幅と空中線電力の比を求めると以下のようになります。

  占有帯域幅比=5.70MHz/468KHz≒12.2
 (占有帯域幅比=6.00MHz/468KHz≒12.8)
  空中線電力比=10mW/770μW≒13.0

 比が約13ということは、ワンセグ(1セグメント)とフルセグ(13セグメント)の差異に関係がありそうです。
 占有帯域幅が1/13だから空中線電力も1/13になると単純に考えていいのかどうかよくわかりませんが、468KX7Wがワンセグに対応しているのかもしれません(単なる想像です)。

 この実験試験局はワンセグとフルセグの両方が免許されているということになるのでしょうか?
  468KX7Wの免許がなければワンセグは送信できない? あるいは、5M70X7W(フルセグ)の免許があれば、これよりも占有帯域幅が狭いワンセグの送信はOK? ここら辺はよく判りません。
 なお、"5M70X7W"でGoggle検索すると約 1,040 件ヒットしますが、"468KX7W"では3件しかヒットしませんでした(2010.11.23現在)。

【関連外部リンク】
2010年8月05日
株式会社日立国際電気
銀座 ソニービルにおけるエリアワンセグ実証実験
http://www.hitachi-kokusai.co.jp/news/news100805.html

日立ソリューションズ
エリアワンセグ実証実験ソリューション
最終更新日:2010年3月10日
http://www.hitachi-system.co.jp/area1seg/

姫路スイーツワン実証実験報告書
平成20年6月 兵庫エリア限定ワンセグ放送実験協議会
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000111714.pdf

テレビ周波数チャンネル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/テレビ周波数チャンネル

ボクにもわかる地上デジタル - 地デジ方式編 - ISDB-T概略
http://www.geocities.jp/bokunimowakaru/std-abs.html

早くも登場した世界初の“ワンセグケータイ”、au「W33SA」
2006年01月13日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/rev/20060112/114996/

TOKYO MX
ワンセグ2サービスの対応機種と操作方法
http://www.mxtv.co.jp/jyushin/taiou.html

【2010.12.14追記】
 たまたま以下の記事を見つけて、5M70X7Wと468KX7Wの関係がなんとなく判ってきました。
 従来のエリアワンセグは、帯域としては13セグメント分を使用していたので5M70X7W(占有帯域幅5.70MHz)だったけれども、新方式は1セグメント分しか使用しないので468KX7W(占有帯域幅468kHz)になっていると考えると理屈は合います。
 ただし、これもあくまでも推測なので、正しいかどうかは判りません。

1ITpro 日経PB
[I]無線局免許の取得---想定外の連続で押せ押せ,直前にやっと本免許を取得
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080310/295865/

以下、抜粋引用
*****引用開始*****
「従来は,エリアを限定してワンセグ電波を流す実験でも,地上デジタル放送で使う13セグメントすべての電波を流していた。実際に情報が乗るのは1セグメントのみで,残りの12セグメントは意味のない「ヌルデータ」を配信する。
 それに対して新開発の装置は,ワンセグに使う1セグメントの電波だけを送出する。狭い帯域しか使わないので,低い出力で広いエリアをカバーできるというものである。」
*****引用終了*****

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月21日 (日)

紅葉を見に砧公園に行ってきました

 下記URLの「公園に行こう」の都内紅葉情報によれば、世田谷区の砧公園の紅葉が見頃ということだったので、見に行きました。
 http://www.tokyo-park.or.jp/special/kouyou/index.html

 砧公園は東急用賀駅から少し離れていますが、きれいな遊歩道(なぜか猫が多いです)があるので楽しみながら行けます。
 木々の葉は一部は紅葉していましたが、また黄葉状態のものがかなりありました。
 砧公園は春の桜と晩秋の紅葉が楽しめるので、なかなかいいです。
 自作のステディカムもどきで撮影して見ましたが、画像の揺れを止めるが難しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月17日 (水)

山手線の女性車掌デュオ?

 女性の車掌さんは珍しくありませんが、指導者と車掌訓練生の両方が女性というのは初めて見ました。
  たまたまかばんの中にEX-V7があったので、急いで取り出して慌てて撮りました。
 レンズが沈胴式ではないのでレンズの移動時間がなく、また、レンズカバーをスライドするだけで撮影可能になるので、こんなときには便利です。
 同期した指差し確認動作が一寸面白いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月14日 (日)

エアフォースワンを遠くから見てきました

 折角羽田までエアフォースワンが来ているのに、見に行かないのは勿体ないということで、重い腰を上げて羽田空港に行ってきました。
 車もバイクもないので安直に国際線ターミナルからガラス越しに写しました。 
 かなり遠くて少し霞んでいるのに加えて、コンパクトデジカメのデジタルズームで撮ったので、ぼんやりとしか写っていません。
 エアフォースワンの実物を見たのは初めてだったので、証拠写真くらいにはなるかもしれません。
Air_force_one__1 Air_force_one__2s Air_force_one__3s_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本人が初めて取得した米国特許

 asahi.comに以下のような記事があったので、どんな特許かと思って調べてみました。

asahi.com
弁理士の首相へ、オバマ氏からの贈り物は…
2010年11月13日21時45分
http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY201011130284.html

 内容「昼花火」と登録年から考えるとこれ(↓)のようです
Patent Number: US000282891   
Us282891 
http://patimg2.uspto.gov/.piw?Docid=00282891&homeurl=http%3A%2F%2Fpatft.uspto.gov%2Fnetacgi%2Fnph-Parser%3FSect1%3DPTO1%2526Sect2%3DHITOFF%2526d%3DPALL%2526p%3D1%2526u%3D%25252Fnetahtml%25252FPTO%25252Fsrchnum.htm%2526r%3D1%2526f%3DG%2526l%3D50%2526s1%3D0282891.PN.%2526OS%3DPN%2F0282891%2526RS%3DPN%2F0282891&PageNum=&Rtype=&SectionNum=&idkey=NONE&Input=View+first+page

【参考外部リンク】
特技懇
tokugikon 82 2007.11.14. no.247
日本人として初めて米国特許を得た男の話 ~平山甚太 ふたたび~
http://www.tokugikon.jp/gikonshi/247bridge2.pdf

Vintage Reprints
1883 HIRAYAMA Daylight Fireworks
http://www.vintage-reprints.com/catalog/1883-hirayama-daylight-fireworks-patent-5836-5836.html

【2010.11.19追記】
下の写真から判断してUS000282891 で間違いないようです。
【日本人が初めて取得した米国特許の複製と日米の国旗をあしらったAPECのプレート】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/president_1011/pdf/present2.pdf

  ついでにクレーム(特許請求の範囲)をOCRで読み取って見ました。
1. The daylight fire-works herein shown and described, consisting of a shell packed with images or designs cut out of some light and flexible material, and provided with a  charge of powder and a fuse, the shell being adapted to be projected into the air and to expel its contents, substantially as set forth.
2. The casing d, having the charge of powder F and fuse E, in combination with the lid G, posts H H, lid J, and cover K, the casing being packed with paper images or designs and powdered mica or soapstone, and adapted for projection into the air, substantially as described.

 一応誤認識は訂正しましたが、間違いがあるかもしれません。
 "herein shown and described"の表現が時代を感じさせます。
 独立クレームが二つで、クレーム1は"daylight fire-works"となっていますが、クレーム2は"daylight"と"fire-works"の限定を除いた"casing"となっています。

 クレーム1のみであると、デッドコピーをしておきながら、「我が社の製品は夜に使用するから(あるいは昼夜兼用であるから)"daylight fire-works"ではなく非侵害である」とか、「我が社の製品は装飾品を打ち上げるだけであって空中では光らないから"fire-works" ではなく非侵害である」というような屁理屈のような反論をされる可能性がありますが、クレーム2のような構造主体のクレームがあるとこのような反論を封じやすくなります。現在でも通用する戦略的クレームドラフティングかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月13日 (土)

昨夜のACARS受信画面

  もしかしたら、APECで飛来したエアフォースワンのACARS信号が受信できるかもしれないと思って、KG-ACARSを使用して、昨日(2010.11.12)15:00-21:00のログをとって見ました。
 残念ながらよく分かりませんでした。
  下記サイトの記事によれば、2004年の時点ではAir Force OneでACARSが使用されているようなことが書いてありますが、システムが変更になったのかもしれません。
  現在の状況を考慮すると、米国の大統領専用機が、リアルタイムのものではないにしても自機の位置を平文(ひらぶん)で送信することは一寸考えにくいです。
 あるいは単に、当方の受信環境が悪くて受信できなかっただけかも・・・・。

FlightGlobal Air Transport 2004-02-10
USA wants tighter ACARS security
"ACARS is also used by the military, including the US Air Force One presidential transport"
http://www.flightglobal.com/articles/2004/02/10/177364/usa-wants-tighter-acars-security.html

 ログを記録するついでに画面をインターバルキャプチャしてみました。
 15:00-21:00の6時間分を1分間隔でキャプチャしてjpgファイルを生成しましたが、全部の画像をswfファイルに変換すると容量が大きくなりすぎてココログ(最大1MB)に アップロードできないので、時間を19:30-21:00に短縮し、変化のない画像は削除し、画像サイズを縮小しました。


 画面が小さいので飛行ルートがよく見えませんが、雰囲気は少しは出ているのではないかと思います。

使用機材など
    アンテナ:2階のベランダの床に直置きしたホイップ(手摺への取り付けは禁止)
  受信機:FRG-965 (Rec Out出力使用)
    周波数:131.25/131.45MHz
  PC:ThinkPad X40
  デコードソフト:KG-ACARS

Gw20101112200000e   

【参考外部リンク】
ACARSデコードソフト << KG-ACARS >>
http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/kgacars/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 8日 (月)

KSLV-1(NARO)の3回目の打ち上げを2011年に行うのは難しそうです

 韓国のニュースサイトを見ていたら、韓国の人工衛星打ち上げ用ロケットKSLV-1(ナロ号)の3度目の打ち上げについて、以下のような記事がありました。

THE KOREAN TIMES
11-05-2010 17:44      
'No Korean rocket liftoff for 2011' 
http://m.koreatimes.co.kr/www/news/tech/tech_view.asp?newsIdx=75839&categoryCode=133

 これによれば、来年の春に予定されていた3度目の打ち上げは、(あったとしても?)2012年以降になるようです。
 失敗の原因についても、韓国側の主張(1段目と2段目の分離失敗)とロシア側の主張(自爆装置の不調)が異なっているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 7日 (日)

アナログテスタを買いました

 先日、電源装置の調子が悪いので、電源トランスの2次巻線の端子電圧をデジタルテスタで測定すると時々とんでもない値になります。デジタルテスタの場合には、電源ラインにノイズが乗っていると測定値が不安定になることがあるので、手元にあったアナログテスタで測定してみましたが、やっぱりかなり変な値がでます。
 アナログテスタは構造が簡単なので、電気的な故障の可能性は少ないと思われますが、念のためコンセントのAC100Vを測定すると165Vと表示されます。DCレンジに切り替えて電池の端子電圧を測定すると、同様に+50%程度の電圧が表示されます。いつのまにか故障しているようです。
 表示値が過大になる原因としては、メータのシャント抵抗の断線が考えられるので、中を覗いてみましたがよく分かりませんでした。
 現在はテスタが相対的に安くなってもおり、修理に時間をかけるのも勿体ないので新規購入することにしました。
 デジタルテスタはいくつか持っていますが、アナログテスタにはアナログテスタ特有の効果(電圧・電流測定に電池不要、ノイズの影響を受けにくい、値の変化を直感的に把握しやすいなど)があるので、手元に1台あると便利です。

 安くてあまり小さくなけばいいので、時々行く秋月電子の店頭を覗いてみました。最近はデジタルテスタ全盛でアナログテスタは少数派ですが、丁度要求を満足しそうなものがあったので、買ってきました。
 買ったのは、MASTECH Analog Multimeter Model:7007というものです。機能は平均的だと思います。
【MASTECH 7007】
Tester_mastech_7007  後で調べて分かったのですが、このMASTECH 7007はCQ出版社の雑誌「電子工作のためのテスタ&オシロスコープ活用」の中でも紹介されているのでそれほどマイナーなモデルでもないようです。

 早速AC100Vを測定してみるとぴったり100Vでした。
【新(右)旧(左)アナログテスタ】
Analog_testers

 念のため、手元にあったデジタルテスタを総動員して同時に測定してみました。
【アナログテスタ&デジタルデジタル】
Six_testrers

 上列左から、GBW-606(故障)、MASTECH 7007(今回購入)、GBW-700A(DC10A測定可能)、Kyoritsu KEW MATE MDEL 2001(DC100A測定可能クランプメータ)、METEX P-09、METEX P-10(10Hz-10MHz,40nF-40μF測定可能)。
 デジタルテスタの場合は、測定値が数字で表示されるの全桁が正しいように見えますが、測定精度は仕様次第です。

【参考外部リンク】
アナログマルチメータ 7007
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-00177/

「電子工作のためのテスタ&オシロスコープ活用」CQ出版社(見本)
www.cqpub.co.jp/hanbai/books/18/18981/18981.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 5日 (金)

これがステディカムマーリン特許?

 原理をよく理解しないまま、見よう見まねでステディカムマーリンもどきを作って色々試していますが、構造のポイントがどこにあるのかが未だよく判りません。
 下記のSteadicam Merlin の公式サイトを覘いてみると、構造や調整方法についてかなり詳しい説明がありました。

Tiffen Steadicam Merlin
http://www.steadicam.com/handheldmerlin.html

Steadicam Merlin Setup and Operation Manual
http://www.steadicam.com/images/content/Merlin%20Manual%20Nov8_Lo.pdf

 上記マニュアルには、重心について以下のような説明があります。

Page 11 Sec2:11(13/48)
*****引用開始*****
4. Pre-Setting Balance
When your camera is mounted onto the Merlin, the entire unit must be set-up and balanced so that the
combined center-of-gravity (camera plus Merlin), ends up just below the center of the fulcrum (the
Gimbal), and precisely adjusted to be slightly bottom-heavy.
*****引用終了*****

 重心をジンバルの直下に配置しなければならないことは理解できますが、具体的に「直下」とは数値的にどの程度なのかがわかりません。

 バランス調整に関連して、上記マニュアルには、「drop test」について以下のような説明があります。

*****引用開始*****
Drop test
A Merlin that’s in correct top-to-bottom balance can be moved rapidly back and
forth laterally and it will essentially stay upright! It is technically bottom-heavy,
but only slightly!

Hold out the lower spar sideways and let it go, If it falls slowly, if it takes
a full second (say “Go…one-thousand-and-one”) until it passes through
vertical, in Merlin terms that’s the magic!… That’s just where you want it
to be! This is the famous Drop Test and your Merlin is ready to shoot!
This Drop Test is the way Steadicam Operators worldwide discuss and calibrate
the elusive quality of slight bottom-heaviness. Some prefer as long as three or
four seconds for their full-sized rigs to fall through vertical.
Experience, however, has shown that the Merlin works best with a Drop Time of
about one full second.

*****引用終了*****

 これによれば、僅かにボトムヘビーにして基本的には、"Drop Time"が1秒になるように調整すればよいことになっています。
 最終的には試行錯誤で調整することになるのでしょうが、”slightly”の具体的な長さ(距離)が知りたいです。
 マニュアルをざっと眺めてみましたが、具体的な数値の記載はないようです。
 なにか調べる方法はないかと考えたところ、Amazon.comに以下のような商品説明がありました。

Steadicam Merlin Stabilizer, Stabilization System for Camcorders up to Five Pounds. "Includes Free Travel Case $119 VALUE "
http://www.amazon.com/Steadicam-Stabilizer-Stabilization-Camcorders-Pounds/dp/B000F7GCAK

Technical Details
 DV Compatible
 "Folding Caliper" Hinge
 Patented 3-axis Gimbal Handle
 Lightweight
 Weighs less than 12 oz

 これによれば、ジンバルの部分が特許になっているようです。
  また、http://en.wikipedia.org/wiki/Steadicam には以下のような説明があります。
"The steadicam was introduced to the industry in 1976 by inventor and cameraman Garrett Brown"
 これによると、steadicamの発明者はGarrett Brown氏のようです。

 特許の明細書であれば、詳細な説明が記載されている可能性があるので、発明者をキーにして関係すると思われる特許を探して見ました。
 調査は以下の手順で行いました。
 なお、以下の方法は網羅的な検索ではなくて、何か参考になる特許が見つかればよいという程度の超ラフな調査方法の一例です。

(1)米国特許商標庁USPTO(United States Patent and Trademark Office )のサイト(http://www.uspto.gov/)にアクセス。
(2)左の"Patents"の枠の"② Search"をクリック。
(3)右側の"Search for Patents"の"USPTO Patent Full-Text and Image Database (PatFT)"をクリック。
(4)"Quick Search"をクリック。
(5)"USPTO Patent Application Full-Text and Image Database"が表示されるので、以下のように入力して"Search"をクリック。(注:入力方法は一例)
Term 1:"Brown-Garrett"    Field 1:"Inventor Name"
Term 2:"G03B$"              Field 2:"International Classification"
Select years               "1976 to present [full-text]" (デフォルトのまま)

 注:
   ・"$"は前方一致検索用のワイルドカードです。
   ・G03Bは写真関係の国際特許分類(IPC)です。
    国際特許分類 http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/kokusai_t/pdf/ipc8wk/ipc8_g_sec.pdf (93/263)
   ・以下のURLで直接"USPTO Patent Application Full-Text and Image Database"にアクセスすることができますが、URLは変更される可能性があります。
         http://patft.uspto.gov/netahtml/PTO/search-bool.html

 検索の結果、以下の2件がヒットしましたが、特許番号をクリックして内容を確認しみると、スタビライザ関係(パンタグラフアーム)ではあるものの、ステディカムマーリン自体の特許ではないようです。また、件数も2件しかないのは一寸おかしいです。。

PAT. NO.  Title
1 4,394,075  Support apparatus 
2 4,208,028  Support apparatus

 念のため、発明者を"Brown"だけにして再度検索すると、80件ヒットしました。
 タイトルをみると、3番目の特許が関係ありそうです。

PAT. NO.  Title
1 7,706,553  Auto-mute command stream by voice-activated remote control 
2 7,631,979  Universal lighting system for computer web camera 
3 7,625,090  Folding and adjusting hinge for stabilized equipment support 
     (以下省略)

(7)"7,625,090"をクリックしてアブストラクトをチェック。
Abstract
An improved equipment stabilizing support apparatus having an upper spar associated with the equipment and a lower spar connected by a double-acting type hinge that provides angular displacement between the upper and lower spars to adjustably balance equipment, and angular displacement around a second axis to allow folding of the lower spar toward the upper spar to an optimum closed configuration regardless of the adjusted balancing position.

 内容的にはかなり近いようです。
 画面の上方にある"Images"のラジオボタンをクリックし、左枠の"Drawings"をクリックすると、見たことがあるような図面が表示されます。
Us7625090_fig2 

  ステディカムマーリンに似ています。
  Steadicam Merlin
  http://www.tiffen.com/images/content/Steadicam_Merlin_Broch_e_1028.pdf

 関連がある特許と思われるので、発明者を確認してみると以下のようになっています。
 Inventors:  Brown; Garrett W. (Philadelphia, PA), Sacksteder; Anthony D. (Philadelphia, PA)

 発明者の名前は"Garrett Brown"ではなくて"Brown; Garrett W."となっており、ミドルネームのイニシャルWが付いています。

(8)ミドルネームを付けて下記の条件で再検索。
Term 1:"Brown-Garrett-W"    Field 1:"Inventor Name"
Term 2:"G03B$"              Field 2:"International Classification"
Select years               "1976 to present [full-text]" (デフォルトのまま)

 今度は以下の13件がヒットしました。
 タイトルを見る限りではステディカムに関係がありそうです。

PAT. NO.  Title
1 7,625,090  Folding and adjusting hinge for stabilized equipment support 
2 7,618,016  Equipoising support apparatus 
3 5,784,966  Stabilized lightweight equipment transport system 
4 5,579,071  Camera stabilizing support 
5 5,229,798  Stabilized equipment support, primarily for use with hand-held cameras 
6 5,098,182  Stabilized equipment support, primarily for use with light-weight cameras 
7 4,946,272  Stabilized equipment support, primarily for use with light-weight cameras 
8 4,710,819  Suspension system for supporting and conveying equipment, such as a camera 
9 4,625,938  Suspension system for supporting and conveying equipment, such as a camera 
10 RE32,213  Equipment for use with hand held motion picture cameras 
11 4,474,439  Camera support 
12 4,156,512  Equipment support system 
13 4,017,168  Equipment for use with hand held motion picture cameras 

(9)各特許の図面をチェックしてみると下記の特許の図面が実際の製品(ステディカムマーリン)に近いように思われます。
1 7,625,090  Folding and adjusting hinge for stabilized equipment support 
    Appl. No.:  11/403,500   Filed:  April 13, 2006

 また、下記の3件の図面はモニタ、バッテリ付きとなっていますが、全体の構造としてはかなり近いように思われます。
5 5,229,798  Stabilized equipment support, primarily for use with hand-held cameras 
    Appl. No.:  07/817,477   Filed:  January 3, 1992
6 5,098,182  Stabilized equipment support, primarily for use with light-weight cameras
    Appl. No.:  07/511,723   Filed:  April 20, 1990
    This is a division of application Ser. No. 247,900, filed Sept. 22, 1988, now U.S. Pat. No. 4,946,272.
7 4,946,272  Stabilized equipment support, primarily for use with light-weight cameras
    Appl. No.:  07/247,900   Filed:  September 22, 1988
Us4946272_fig2_2

(10) 7,625,090が最も近いようなので、明細書をざっと読んでみました。
 重量バランスについては以下のような説明がありますが、重心(center of gravity)とジンバル(gimbal)の距離や"drop time"についての記載はないようです。
*****引用開始*****
 It is to be noted here that the various components of the stabilized support 101 have been carefully located to provide an expanded, balanced camera-equipment-receiving structure having a mass (including all structures), which is disposed along at least two perpendicular axes (either as a plurality of discrete components or as a single longitudinally disposed mass) in a fashion which increases the rotational inertia of the unit, and which provides access to its center of gravity, to permit an adjustment of the relationship between the handle 105 of the stabilized camera support 110 and the center of gravity of the resulting unit, and thus provide a stabilized mounting for isolating the camera 102 from the broad spectrum of unwanted high-to-low frequency angular motions that may be encountered. This is accomplished irrespective of the particular mass or masses that are to comprise the stabilized camera support 110, as well as the configuration for the camera 102 and the view finding device 110, in a light and rigid interconnecting structure which permits access to the center of gravity of the resulting unit to achieve the desired stabilizing effect.
*****引用終了*****

(11)次に、関連がありそうで且つ少し古い特許である4,946,272をチェックしてみました。
 重心とジンバルの距離について以下の記載がありました。
*****引用開始*****
 Proper adjustment of the x-y table 20 will therefore place the center of gravity of the assembled unit along the axis (z-axis) defined by the end 37 of the handle 5 of the unit (and the control surface 40). It then remains to adjust the position of this center of gravity along the length of the handle 5, by adjusting the threaded engagement between the end 37 of the handle 5 and the bushing 35 of the x-y table 20. This adjustment is preferably accomplished to place the center of the gimbal 45 approximately 1/16 of an inch above the center of gravity, so that the resulting unit is slightly bottom-heavy (tending to slowly return to a stabilized, normal orientation). This, combined with the close positioning of the control surface 40 of the handle 5 (and the gimbal 45) to the underside of the platform 3, has been found to be particularly important in assuring a controlled operation of the stabilized camera support 1, and in reducing the overall size of the device.
*****引用終了*****

 これによれば、ジンバルの中心は重心の約1/16インチ上が好ましいとなっています。
  1/16インチと言われてもぴんときませんが、Googleの検索窓に"1/16インチ"を放り込むと、(1/16)インチ = 1.5875 ミリメートルとなっています。
 ジンバルの中心と重心は非常に近接しています。

 また、"drop time"という用語自体は出てきませんが、これに対応すると思われる以下の説明がありました。
*****引用開始*****
 The adjustment screws 28, 29 are then turned for a vernier adjustment of the x-y table 20, to cause the camera 2 to sit level upon the gimbal 45. Following this, an adjustment in the z-axis is performed. To this end, the unit is supported by the grip 41, and raised up to a generally horizontal orientation. The unit is then released from this horizontal placement, and the amount of time which it takes for the unit to fall through its vertical position is measured. This should take about 2 to 3 seconds, with 2.5 seconds being preferred (which generally corresponds to a preferred placement of the center of gravity about 1/16 of an inch below the center of the gimbal). If this measured period is less than one second, it may be necessary to reduce the weight (or weights) which may have been attached to the battery holder 12, or elsewhere, earlier in the adjustment procedure. Otherwise, an appropriate adjustment in the z-axis is then performed by rotating the end 37 of the handle 5 within the bushing 35 of the x-y table 20. In any event, a re-adjustment of the x-y table 20 may then be needed, since these adjustments will become much more critical as the bottom heaviness of the unit is reduced. Further (fine) adjustment of the unit may then proceed, as needed, by alternating adjustments in the z-axis and of the x-y table, as previously described, until the unit falls through its vertical position (from the horizontal) in the desired 2.5 second interval. Once adjusted, only minor re-adjustments should then be needed to tune the unit, so long as the camera 2 remains attached to the stabilized camera support 1.
*****引用終了*****

 これによれば水平から垂直になる時間は、2~3秒、望ましくは2.5秒( 1/16インチに対応)となっており、1秒より短い場合には錘を減らす必要があるかもしれないと書かれています。

 7,625,090の場合には、アームの部分に錘としてモニタとバッテリを取り付けた構造となっており、ステディカムマーリンとは構造が若干異なりますが、数値的なイメージはなんとなく沸いてきました。
 ステディカムマーリンの取説に書いてあった"It is technically bottom-heavy, but only slightly!”の"slightly”はミリオーダーの距離のようです。
 なお、ステディカムマーリンの取説では、"Drop Time"は丁度1秒となっています。

 これを参考にしてもう少し勉強してみます。

 原理が分かっても実際に自作できるかどうかあまり自信がないですが・・・

注:
・上記米国特許はたまたま見つかったものであり、これ以外に別の特許が存在する可能性があります。
・上記米国特許に対応する外国特許(含日本特許)が存在する可能性があります。
・上記米国特許の権利が存続しているか否かは確認していません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 4日 (木)

JR山手線恵比寿駅と目黒駅のホームドア(1カット撮影)

  JR山手線で秋葉原に遊びに行く途中で下車して、恵比寿駅と目黒駅のホームドアを1カットで撮影してみました。
  英語では"Automatic Platform Gates"と呼ぶようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 3日 (水)

小田急線の列車接近音「SAKURA サビバージョン」を試聴してみました

Odakyu1  今朝の新聞の広告を見ると、『いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~』のリリースに関連して、ミネラルウォータを買うと小田急線の列車接近音を試聴できるということだったので、物好きにもわざわざ小田急系の売店に行って買ってきました。

Odakyu2_4 Odakyu3_3  QRコードが一寸認識しにくかったですが、「SAKURA サビバージョン」が試聴できました。音はオルゴールでした。1回のダウンロードで1回しか聞けませんが、再ダウンロードすれば何回でも聞けます。
 そのうち、本物を聞きに行ってみます。

【参考外部リンク】
小田急線本厚木駅・海老名駅の列車接近音がいきものがかりに
http://www.barks.jp/news/?id=1000065233

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »