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2010年11月23日 (火)

銀座のエリアワンセグの実証実験の電波を受信してみました

 下記の記事によれば、現在、銀座のソニービル周辺でエリアワンセグ実証実験が実施されているようです。

銀座 ソニービル エリアワンセグ実証実験のお知らせ「Canvas @ Sony 2010」
2010年10月28日14時9分
http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201010280029.html

 以前、羽田と渋谷のエリアワンセグ実証実験を見たことがあるのですが、銀座ではどんな感じになっているのかと思って一寸見てきました。
 送信チャンネルは33CHで渋谷と同じです。
 受信端末はAUのW33SA(世界初のワンセグ携帯!)を使用し、アンテナを完全に伸ばした状態で受信しました。
 送信アンテナの指向性がどのようになっているのかは判りませんが、斜め下方向に送信している場合には、ビルの真下では電界強度が低い可能性があるのでビルの斜向かいにある数寄屋橋交番付近でプリセット作業を行いました。
【受信映像(数寄屋橋交番付近)】
_1

 羽田と渋谷の経験からビルの目の前であれば余裕で受信できると思ったのですが、結構厳しいときもありました。何回かプリセット動作をさせてみましたが、すぐに受信できるときもあれば、数秒以上かかるときもありました。

【プリセット動作】


 受信状態を確認しながら数寄屋橋交差点を中心して、晴海通り(銀座四丁目・ガード下間)と外堀通り(銀座西三丁目・銀座西五丁目)に沿って移動してみましたが、 W33SAの場合にはソニービルの近傍でどうにか受信できるという感じでした。最新の端末であればもっと感度がいいのかもしれません。
【チャンネルリスト】
_2

【受信映像(ビル直下)】
_3

 なお、受信の確認は画像を見ながら行ったのですが、画像の動きが非常に少ないので本当に受信できているのか、或いは、フリーズした画像が表示されているのかの判断が困難でした。また、音声は人の声と音楽が放送されていたようですが、騒音の中で人の声がスピーカから出力されているか否かを判断するのは結構難しいです。
 静かな部屋で落ち着いて見るので問題ないと思われますが、携帯電話の小さな画面と小さな音で視聴するのはちょっと厳しいです。
 せめてデータ放送を併用するとか、画像に埋め込んである字幕の文字を大きくしてスクロールするとかすれば、もう少しb判断見やすくなるような気がします。

 例によって、実験試験局の情報を総務省の無線局免許情報検索(http://www.tele.soumu.go.jp/menkyo/SearchServlet?pageID=0)で調べてみました。
 以下の局が状況から判断してそれらしいように思われますが保証はありません。

 検索結果:
http://www.tele.soumu.go.jp/menkyo/SearchServlet?IT=A&HZ=3&FT=600.00&OX=EX+&FF=500.00&HC=13&MK=EXP&OW=EX+0&DC=10&pageID=3&DF=0003381935&styleNumber=21
 これによれば、免許条件は以下のようになっています。

無線局免許状情報 (抜粋)
(平成22年10月16日現在)
無線局の種別 実験試験局
免許の年月日 平22.7.28  免許の有効期間 平23.1.16まで 
無線局の目的 実験試験用
通信事項 電波伝搬試験に関する事項
送信所 東京都中央区
電波の型式、周波数及び空中線電力
5M70X7W      593.142857 MHz           10  mW
468KX7W      593.142857 MHz          770 μW

 これによると電波の型式が2種類となっています。
 周波数は両方とも593.142857 MHzで、UHFのCH33の周波数帯域である 590~596MHzに含まれており、資料に記載のチャンネルと一致しています。

 電波の型式は5M70X7Wと468KX7Wとなっていますが、電波法施行規則 第四条の二 (電波の型式の表示)(http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%93%64%94%67%96%40%8e%7b%8d%73%8b%4b%91%a5&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S25F30901000014&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1
によれば以下のような意味のようです。なお、占有帯域幅については、「総務省 電波利用 電子申請・届出システム」の FAQ(http://www.denpa.soumu.go.jp/public/faq/appl.html#01_10)を参考にしました。

   5M70:占有帯域幅 → 5.70MHz
   468K:占有帯域幅 → 468KHz
   X:主搬送波の変調の型式 → その他
   7:主搬送波を変調する信号の性質 → デイジタル信号である二以上のチヤネルのもの 
   W:伝送情報の型式 → 組み合わせのもの

 二つの電波の占有帯域幅と空中線電力の比を求めると以下のようになります。

  占有帯域幅比=5.70MHz/468KHz≒12.2
 (占有帯域幅比=6.00MHz/468KHz≒12.8)
  空中線電力比=10mW/770μW≒13.0

 比が約13ということは、ワンセグ(1セグメント)とフルセグ(13セグメント)の差異に関係がありそうです。
 占有帯域幅が1/13だから空中線電力も1/13になると単純に考えていいのかどうかよくわかりませんが、468KX7Wがワンセグに対応しているのかもしれません(単なる想像です)。

 この実験試験局はワンセグとフルセグの両方が免許されているということになるのでしょうか?
  468KX7Wの免許がなければワンセグは送信できない? あるいは、5M70X7W(フルセグ)の免許があれば、これよりも占有帯域幅が狭いワンセグの送信はOK? ここら辺はよく判りません。
 なお、"5M70X7W"でGoggle検索すると約 1,040 件ヒットしますが、"468KX7W"では3件しかヒットしませんでした(2010.11.23現在)。

【関連外部リンク】
2010年8月05日
株式会社日立国際電気
銀座 ソニービルにおけるエリアワンセグ実証実験
http://www.hitachi-kokusai.co.jp/news/news100805.html

日立ソリューションズ
エリアワンセグ実証実験ソリューション
最終更新日:2010年3月10日
http://www.hitachi-system.co.jp/area1seg/

姫路スイーツワン実証実験報告書
平成20年6月 兵庫エリア限定ワンセグ放送実験協議会
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000111714.pdf

テレビ周波数チャンネル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/テレビ周波数チャンネル

ボクにもわかる地上デジタル - 地デジ方式編 - ISDB-T概略
http://www.geocities.jp/bokunimowakaru/std-abs.html

早くも登場した世界初の“ワンセグケータイ”、au「W33SA」
2006年01月13日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/rev/20060112/114996/

TOKYO MX
ワンセグ2サービスの対応機種と操作方法
http://www.mxtv.co.jp/jyushin/taiou.html

【2010.12.14追記】
 たまたま以下の記事を見つけて、5M70X7Wと468KX7Wの関係がなんとなく判ってきました。
 従来のエリアワンセグは、帯域としては13セグメント分を使用していたので5M70X7W(占有帯域幅5.70MHz)だったけれども、新方式は1セグメント分しか使用しないので468KX7W(占有帯域幅468kHz)になっていると考えると理屈は合います。
 ただし、これもあくまでも推測なので、正しいかどうかは判りません。

1ITpro 日経PB
[I]無線局免許の取得---想定外の連続で押せ押せ,直前にやっと本免許を取得
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080310/295865/

以下、抜粋引用
*****引用開始*****
「従来は,エリアを限定してワンセグ電波を流す実験でも,地上デジタル放送で使う13セグメントすべての電波を流していた。実際に情報が乗るのは1セグメントのみで,残りの12セグメントは意味のない「ヌルデータ」を配信する。
 それに対して新開発の装置は,ワンセグに使う1セグメントの電波だけを送出する。狭い帯域しか使わないので,低い出力で広いエリアをカバーできるというものである。」
*****引用終了*****

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