« 浜松町駅の小便小僧がお正月バージョンでした | トップページ | JAL Boeing 787-8 ( 1:500 herpa)をターンテーブルに載せて撮ってみました »

2011年1月10日 (月)

マウスのコードを巻き込んで故障したプリンタ(PX-402A)を修理しました

 いつものようにプリンタ(PX-402A)で印刷しようとすると、バリバリゴロゴロという変な音がします。
 印刷済み用紙の裏面を利用するときに、たまにホッチキスで綴じたままの用紙が混入して紙詰まりが発生することがありますが、今回は違うようです。
 最初は何が起きたのか良く判らなかったのですが、マウスのコードがプリンタの給紙ローラに巻き込まれたようです。

【 (01)給紙トレイ側】
01

【 (02)給紙ローラ排出側】
02

 メインのPC(VGN-FS92S)は机の上に置いているのですが、サブのPC(ThinkPad X40)は置く場所がないので、プリンタの上に置いていました。このサブのPCのマウスは、下の写真のように、左のUSB端子を使用し、マウス本体は右側に置いて使用しています。なお、写真のマウスは噛み込まれたものとは別のもの使用して後で撮影したものです。

【(03)プリンタの上に置かれたPC】
03pc

 マウスのコードが用紙に接触している状態で印刷を行ったために、摩擦で用紙と一緒にマウスのコードも給紙ローラ部に巻き込まれたようです。
 ひも状や布状のものは、回転体に巻き込まれる危険性がある(映画「裸足のイサドラ」のラストシーンが典型的な例かもしれませません)ことは、KYT(危険予知訓練)で聞いたことがあるような気はするのですが、まさかコードと紙の摩擦でコードが給紙ローラ部まで移動するとは思いませんでした。
 コードをいろいろな方向に引っ張ってみましたが、なかなか抜けそうにありません。
 このままでは、プリンタもマウスも使えないので、一寸強硬手段ですがコードを力一杯引っ張って見ました。
 しかしながら、コードが途中から切れてしまい、噛み込んだローラ部分にはコードが残ったままです。
 給紙方向にコードを引っ張っても抜けそうにないので、次にローラの軸方向(給紙方向と直角方法)に引っ張ってみると、少し動く気配があります。根気よく少しずつ引っ張っていくと、何回かコードが切れた後にやっと全部が抜けました。
 マウスは犠牲になりましたが、プリンタの方は正常に動作するようなので一安心しました。

【(04)マウスの残骸】
04

 ところが、簡単には話は済みませんでした。
 数日後にプリンタを使用するために電源を入れると、ローラが回転する音がかなり長い間続いて最後にエラーが出て停止しました。
 通常状態でも、電源を入れた直後に数秒間ローラが回転しますが、その後は待機状態となります。
 プリンタの構造はよくわかりませんが、マウスのコードを取り除いた後に一度は動作したことを考えると、用紙搬送制御系のどこかに異常が発生した可能性があります。
 PX-402Aは、安い割には原稿スキャンやコピーが可能であり、画質も通常使用では特に問題がないので、なかなか便利でした。動作音が少し大きいのと印刷速度が一寸遅いということはありますが、コストパフォーマンスはいい方だと思います。
 修理できるかどうか判らないし、工数を考えたら新しく買ったほうが安上がりなのかも知れませんが、好奇心で分解してみました。
 以下、分解の様子です。

【(05)分解前】
05

【(06)コネクタ収納部】
06

【(07)コネクタ収納部の蓋を取り外した状態】
07

 筐体の分解自体は、スキャナ部の下にある3本のネジと背面にある3本のネジを外すだけで簡単にできます。
 ただし、機構部に取り付けてある回路基板と他の基板とは3本のケーブルで接続されているので、分解の前にコネクタを抜いておく必要があります。

【(08)コネクタ3本を抜いた状態】
083

 次に、スキャナ部を取り外します。
 スキャナ部の軸受は左右の構造が異なっており、スキャナ部を一杯に開くと左側の軸を軸受から取り外すことができます。

【(10)スキャナ部を取り外した状態】
10

【(11)分解した状態】
11

【(12)給紙機構部(表側)】
12

【(13)給紙機構部(裏側)】
13

 とりあえずここまで分解しましたが、故障の原因を探す必要があります。
 通常は一定時間で停止する給紙ローラが回転し続けるということは、用紙が正常に搬送されていないと機械が判断している可能性があります。
 目視で確認した範囲では、折れ曲がったり破損したりしている箇所はないように思われます。
 用紙センサが故障した可能性があるので、用紙センサらしいものを探したのですが見つかりません。
 用紙搬送部分をよくみると、用紙搬送関連の部品(機能はよくわかりません)の位置(姿勢)を検出するためのインタラプト型フォトセンサがあります。

【(14)インタラプト型フォトセンサ】
14

 正常な待機状態では光路が可動部品と連動するインタラプタで遮光され、可動部品の稼動中はインタラプタが退避して光が通るようになっているようです。
 この可動部品は、引っ張りバネによりインタラプタが遮光する方向に張力が印加されています。

【(15)引っ張りバネ】
15

 しかし、手で可動部品を退避方向に引っ張って手を離すと、インタラプタが完全な遮光位置まで戻る場合と、途中で止まってしまう場合があります。
 ここから先は単なる想像ですが、マウスのケーブルのコードを外すときにコードが切れる位の強い力で引っ張ったので、給紙ローラの軸、軸受、フレームが変形して可動部品が円滑に回動できなくなった可能性があります。
 そこで、引っ張りバネの途中を係止爪に引っ掛けることにより、バネの張力を強くしてみました。
 このままでは、動作の確認ができないので、再度組み立てる必要がありますが、フラットケーブルの接続が結構面倒です。
 全部組み立てて電源を入れると給紙ローラが回転を開始しますが、一定時間後にエラーなしで停止しました。
 念のために印刷してみると、通常印刷では部分的に黒色のかすれが生じますが、高品質印刷にすると普通に印刷できます。
 一寸手間はかかりましたが、どうにか修理できました。

|

« 浜松町駅の小便小僧がお正月バージョンでした | トップページ | JAL Boeing 787-8 ( 1:500 herpa)をターンテーブルに載せて撮ってみました »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

お礼
先日印刷しようとしたら傾いて給紙されました。取説ではローラー部の汚れを取るの専用紙(別売)の案内がありました。殆んど使用していなのにと思い分解することにしました。
調べていたらこのページがありました。早速写真を参考に分解完了。手回しで給紙しても傾いて給紙されるので原因を調べていたらピンが給紙部に入っていました。(カレンダーを壁にピンで留めていたのが落ちたようです)
このピンを取り出し無事元の状態に戻りました。

投稿: tamoty | 2011年5月25日 (水) 12時14分

お役に立ってなによりです。
あちこち引っ張ってやっと分解できました。

投稿: K | 2011年5月27日 (金) 22時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117933/50541185

この記事へのトラックバック一覧です: マウスのコードを巻き込んで故障したプリンタ(PX-402A)を修理しました:

« 浜松町駅の小便小僧がお正月バージョンでした | トップページ | JAL Boeing 787-8 ( 1:500 herpa)をターンテーブルに載せて撮ってみました »