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2011年4月 3日 (日)

”Global Navigator (free)”をiPod touchに入れて擬似GPSとして使ってみました

 iPod touchを擬似GPSとして使用可能な無料アプリとして”MotionX-GPS Lite”がありますが、測位可能なエリアがかなり限定されているような感じがします。
 
 下記の条件を満足する他のアプリをいろいろ探しているのですが、なかなか適当なものがみつかりません。
(1)iPod touchで使用できること
(2)地図を内蔵できること(電話回線やインターネット回線へ接続せずにオフラインで地図が閲覧可能なこと)
(3)WiFi信号を利用して測位可能であること
(4)無料版(体験版)があること

 先日、アプリ紹介記事を見ていたら以下のGPSナビゲーションアプリがありました。

 Global Navigator -GPS Navigation All Over The World (Free)
 Requirements: Compatible with iPhone, iPod touch, and iPad. Requires iOS 3.0 or later
 http://itunes.apple.com/app/global-navigator-gps-navigation/id410837328?mt=8

 この説明によれば、GPSがないiPod touchでも使えそうです。

 ・・ということで早速インストールして東急田園都市線の二子玉川・たまプラーザ間で使って見ました。
 なお、電車走行中にアクセスポイントを介して外部のサーバにアクセスしているとは思われませんので、オフラインで動作していると考えていいと思います。

【二子玉川・溝口間の測位状態のFlash画像】

【二子玉川・たまプラーザ間の測位トラック】
Gn_tp

 二子玉川・たまプラーザ間では”MotionX-GPS Lite”でほとんど測位できなかったのですが、”Global Navigator (free)”では結構良好にトラックが記録されています。
 ”MotionX-GPS Lite”ではSkyhookのデータベースを使用しているようですが、”Global Navigator (free)”ではどのようなデータベースを使用しているのでしょうかね?
 Wi-Fi測位(擬似GPS)の場合には、基本的にはアクセスポイントの固有端末情報と位置情報の対応データが必要になると思いますが、Wi-Fi測位用に自前のデータベースを用意するのはかなり大変であるように思われます。
 同じデータベースでも、測位アルゴリズムの違いによって測位結果が異なることがあるのでしょうか? このあたりはよくわかりません。
  また、”MotionX-GPS Lite”では、オフラインではOpenStreetMapが使用されていましたが、”Global Navigator (free)”でGoogle Mapがキャッシュされて使用されているようです。
 キャプチャした画像を見ると、地図の左右で解像度が異なっている場合もあるので、どのようなタイミングでキャッシュされているのかよく判りません。
 どの程度の量の地図がキャッシュされているのか判りませんが、脱獄せずにGoogle Mapのキャッシュデータが利用できるのは便利です。

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