IC-R3の液晶画面でカビが成長していました
久しぶりに広帯域受信機のIC-R3の電源をいれてみると、画面になにかゴミが付いています。
保護カバーと本体の間に何かが入り込んだのだろうと思って、カバーを取り外してみましたが、液晶の画面に貼り付いたままです。
指先で触ってみると少し凹凸があります。
あらためてよく見てみると、ごみではなくてカビでした。
しかも、液晶面のかなりの部分で成長しています。
教科書で見るような立派な菌糸(?)も見えます。
2~3ヶ月前に使ったときには気が付かなかったので、最近どこからか胞子が飛んで来て急に成長したのでしょうか?
カビと直接関係あるかどうかわかりませんが、酢酸のようなすっぱい臭いがします。
レンズのカビの話はよく聞きますが、液晶にもカビが生えるとは知りませんでした。
ガラスレンズのカビの場合には、シェービングフォームや台所用の中性洗剤で除去できるような記事を見かけたので、シェービングフォームでやってみましたが、根が生えているような感じで効果がありませんでした。
いまのところ、表示が見えないというほどではないので、しばらくこのまま様子をみます。
エタノールに防かび・殺菌効果があるということなので、これ以上カビが成長しないように、そのうち買ってこなくては・・・
【2012.01.04追記】
Webカメラで接写してみました。
クレーターのようなものができています。
本来均一であるべきドットパターンが、カビのために位置や形状がばらついています。
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コメント
「酢酸のようなすっぱい臭いがする」とのことですが、これはカビではなく「ビネガーシンドローム」ではないでしょうか?
古い液晶のフィルムがよくこのようになります。
投稿: | 2016年3月11日 (金) 13時02分
コメントありがとうございます。
当方も最初はビネガーシンドロームと思ったのですが、特有のベトツキ、白粉析出、わかめ状変形という症状がありませんでした。
ビネガ-シンドロ-ムとは
www.jps.gr.jp/center/main_content/vinaigre/e-1.html?
異常が発生した部分のパターンを見ると、カビの菌糸体の成長形状に似ているので、カビではないかと想像した次第です。
以前、買ったPCのLCDパネルから白い粉が湧き出てきたことがあるのですが、これもビネガ-シンドロ-ムの症状の一つのようです。
液晶パネルの偏光板には、TAC(Triacetylcellulose、トリアセチルセルロース、セルローストリアセテート、三酢酸セルロース)が含まれており、TACが劣化すると「何か酸っぱい臭いがする」とか「白い粉が析出」とかの現象が発生するようです。
日経テクノロジー
TACフィルムとは
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20060427/116698/
コニカミノルタ
液晶偏光板用TACフィルム
http://www.konicaminolta.jp/al/products/tac_film/
コニカミノルタ
液晶用新TACフィルムの開発
http://www.konicaminolta.jp/about/research/technology_report/2012/pdf/09_sugitani.pdf
東京工芸大学
劣化映画フィルムから析出した白色固体の分析 ... -
https://www.t-kougei.ac.jp/research/pdf/vol36-1-05.pdf
正確なところはよく判りませんが、IC-R3の場合はカビとビネガーシンドロームの合併症だったのかもしれません。
投稿: K | 2016年3月13日 (日) 15時37分