アマチュア無線昔話(開局時)
元旦の新聞の読者投稿欄を見ていたら、アマ局暦40年の人の話が載っていました。
今年が再免許の年だそうです。
当局も今年が何回目かの再免許の年です。
開局は昭和39年(1964)だったので、今年で開局から48年になります。
途中で一時免許が中断しましたが、コールサイン復活の手続きをして再開局したので、どうにか旧コールサインを維持しています。
身辺整理という訳ではありませんが、昔の開局時の資料があったので電子化してみました。
昔は、認定制度のような便利なシステムは無かったので、送信機のブロック図や自宅の地図まで書きました。
見本を見て申請書を書いたのですが、色々不備な箇所があって職権訂正でどうにか免許がおりました。
4逓倍がダメとか、自励発振即出力がダメとかは知りませんでした。(電波法や施行規則には直接書いてないし・・・)
【工事設計書】
【送信機系統図・送信空中線を示す略図】
【無線局の付近を示す概略の地図】
無線局免許状が来てやっと電波が出せるようになりました。
左から受信機(9R-59)、送信機(2B33)、変調機(6BQ5pp)です。
送信機の上はVFO、変調機の上は電源部です。
図体がでかい割には出力は10Wです。
当時は(終段陽極)入力25W、出力10Wで何の疑問も持たなかったのですが、最近ネットのQAで「増幅器なのになぜ入力より出力が小さいの?」という質問を見ました。
たしかに、普通の人が聞いたら一寸変かもしれません。
昔は電波法で備え付けが義務付けられていました。
開局当時は3.5MHzのAMでローカル局とQSOしていたようです。
相手局も送信機は自作、受信機はメーカー製という組み合わせが多かったです。
最近のQSLの交換システムは良く知りませんが、当時はダイレクト(切手を貼って郵便で出す)とJARL経由が主でした。
ダイレクトの場合は、相手局の住所を知る必要があるので局名録が必要でした。
住所のほかに勤務先まで書いてありますが、今では一寸考えられませんね。
当時の広告を見ると色々面白いです。
現在でもどうにかコールサインは生きていますが、最近はたまに500円八木アンテナと144/40MHzのトランシーバを持って近所の低い山(丘?)に登るのがやっとです。
あと何回再免許の手続きができるのか判りませんが、興味だけはありますので可能な限り続けたいと思います。
135kHzも一寸やりかけましたが、あまりにも飛ばないので途中で挫折しました。
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コメント
こんばんは~
ideapad tablet a1で検索してたどり着きました。初めまして。
いやー局面の申請書類懐かしいですねー。家の地図とかアンテナの略図とか書いた覚えがあります。いや、正確に言うとよくわかっていない母親が書いてくれました。役人だったので得意だったのかな?今後ともよろしく御願いいたします。
投稿: イマジンガーグル | 2012年2月16日 (木) 23時09分
Kです。コメントありがとうございます。当時は訳も判らずに見よう見まねで申請書を書いたので間違いが沢山あったようです。
本来なら記載不備で不受理になったのかもしれませんが、可哀想だと思ったのか担当の方がインク消しで修正してくれたようです。
現在は無線機の番号を書くだけでOKのようなので随分楽になりましたね。
最近は無線はご無沙汰で怪しげなタブレットで遊んでいます。
これからもよろしくお願いします。
投稿: K | 2012年2月18日 (土) 22時24分