nottvモニタ用SH-06Dの3種類のアンテナの相違
SH-06Dには3種類のアンテナが用意されていますが、下記の記事の中で三つのアンテナの違いが説明されていました。
+D Mobile
シャープだから開発できたNOTTV初号機――「AQUOS PHONE SH-06D」誕生の秘密
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1203/29/news003.html
記事の内容をまとめると以下のとおりです。
3種類のアンテナを用意。
・1つが本体に内蔵するアンテナで、本体右側面(縦長使用状態)に収められている。
・2つ目が同梱のアンテナ付きイヤフォン変換ケーブルで、これがアンテナとして機能する。
・3つ目が同梱の卓上ホルダに備えられているアンテナで、ACアダプターを接続した卓上ホルダにSH-06Dをセットした状態でアンテナを伸ばすと電波をキャッチできる。
いずれもワンセグ(470~770MHz)とモバキャス(207.5MHz~222MHz)共用。
3種類のアンテナのうち、実際に電波をつかむのは1種類で、感度の良いアンテナに自動で切り替わる。
・SH-06Dを卓上ホルダに乗せている場合は、アンテナ付きイヤフォン変換ケーブルを挿していても、卓上ホルダか本体のアンテナで受信する。例えば最初に卓上ホルダのアンテナで受信し、感度が悪くなったら本体のアンテナに切り替わる。
・卓上ホルダに乗せず、アンテナ付きイヤフォン変換ケーブルを装着している場合は、本体かアンテナ付きイヤフォン変換ケーブルのアンテナで受信をする。
一定の評価環境下では、本体、アンテナ付きイヤフォン変換ケーブル、卓上ホルダの順でモバキャスの受信感度は良くなる。
アンテナ付きイヤフォン変換ケーブルは、この長さでアンテナとして使えるようにしている。
SH-06D(本体内蔵のアンテナ)は123ミリ(4段)。
これらのアンテナは一種の空間ダイバーシティということになるのかもしれません。(三つのアンテナの位置が殆ど同じなので、厳密には違うかも知れませんが・・・)
記事の中では「ある一定の評価環境下では、本体、アンテナ付きイヤフォン変換ケーブル、卓上ホルダの順でモバキャスの受信感度は良くなる」と書いてありますが、これは単純に
本体アンテナ<アンテナ付きイヤフォン変換ケーブル<卓上ホルダアンテナ
と考えてよいのでしょうね。
説明中に「例えば最初に卓上ホルダのアンテナで受信し、感度が悪くなったら本体のアンテナに切り替わる。」という記載があり、ここだけ読むと
本体アンテナ>卓上ホルダアンテナ
という解釈も成り立つように思えてしまいます。
実際には、内蔵アンテナより外部アンテナの方が感度が悪いということはあまり考えられないので、多分最初の解釈が正しいのでしょう。
実際にいろいろな状況で使ってみると、必ずしもこの順でないことが結構あるような感じでした。
今まで何十年かアマチュア無線をやってきましたが、VHF・UHFではアンテナが数cm動いただけで信号の強さがS2~S9+の範囲で変化することは珍しいことではなく、電波の挙動は予想がつかないことが多いです。
以下の記事には、”「理論上」必要なアンテナの長さは33センチ”という記載がありますが、イヤフォン変換ケーブルの長さがこれに対応するようです。
文化通信 編集局ブログ“BunLOG”
2011年09月26日「モバキャス敬遠」記事の違和感
http://blog.livedoor.jp/bunkatsushin/archives/51299120.html
なお、イヤフォンのコードの長さはいろいろあるので、共振に影響が出ないようにイヤフォン変換ケーブルのコネクタにはトラップでも内蔵されているのでしょうか?
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