赤外線で見た金環日食
前日の予報では雲が掛かるかもしれないということでした。
素人考えではありますが、もしかしたら赤外線領域で撮影すれば少しは雲の影響が減るのはないかと思って、前日にヨドバシで赤外線フィルタを買ってきました。
普通の赤外線フィルタは非常に高いので、シートタイプのものはないか店員さんに聞いて見ると、バックヤードにあるけれども何種類かあるので遮断周波数はどれにするかと聞かれました。
全く見当が付きませんが、可視光を遮断して赤外光を透過するものであれば良いのではないかと思って(根拠はありません)760nmのもの(富士フイルム IR-76 75×75)を買いました。
実際には雲の切れ目があったので、溶接用遮光プレートを流用した減光フィルタを使用してどうにか金環日蝕を撮影することができました。
溶接用遮光プレートは赤外成分を減衰させるわけではありませんが、肉眼用ではないので良しとしました。
折角赤外線フィルタを買ったので、どのように写るのか試しに撮ってみました。 カメラはEX-V7(手持ち、手ぶれ補正オン、トリミングなし)を使いました。
少しだけ期待しましたが、やっぱり雲が掛かっている時には写りませんでした。
写真は時系列順です。紫になっているのが赤外線フィルタで撮影したものです。
【参考外部リンク】
朝日新聞デジタル
光の輪、列島各地で 金環日食、東海や北関東でくっきり
http://www.asahi.com/science/update/0521/TKY201205210069.html
雲の切れ間から金環日食が姿を見せ、歓声を上げて観察する人たち=21日午前7時33分、東京・台場、西畑志朗撮影
http://www.asahicom.jp/science/update/0521/images/t_TKY201205210083.jpg
光吸収・赤外線透過フィルター(IRフィルター)
http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/sheetfilter/ir.html
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