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2012年7月26日 (木)

10月に3度目の発射予定のKSLV-1(ナロ号)に打ち上げ許可

 一寸旧聞になりますが、韓国の人工衛星打ち上げ用ロケット「ナロ号」の打ち上げに許可が出たようです。

  韓国政府、「羅老」3度目の打ち上げ許可…今度は成功するか
  2012年07月19日17時21分
  [? 中央日報日本語版] comment 64mixihatena1
  http://japanese.joins.com/article/893/155893.html

 予定では10月打ち上げとのこと。

 今回は、以前の打ち上げにおける失敗の原因の可能性があるものを変更したようです。
・コネクタの端子間放電→低電圧化(真空では耐圧が低下することと関係?)
・フェアリング分離失敗→爆発ボルト作動試験済みのフェアリングを使用(爆発ボルト自体は消耗品なのでQCを信じるしかないかもしれません)
・FTS誤動作(誤爆発)→FTS無効化(万一の場合は想定しない? こんなことにはならないと思いますが・・・)

 1回目と2回目の打ち上げ時に搭載した衛星STSAT-2A,STSAT-2Bには地球観測衛星(DREAM:Dual-channel Radiometer for Earth and Atmosphere Monitoring)が装備されていましたが、3回目の打ち上げ時に搭載されるSTSAT-2Cには装備されないようです。
 下記のネットニュースを見ると、今度の衛星は「衛星が正常な軌道に乗って行ったのかを知らせる通信機器だけを搭載」ということになっています。

    Chosun.Biz 2011年12月20日
  羅老の中身抜いて、来年10月の3回目の打ち上げ、
  http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=ko&u=http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/12/20/2011122001006.html&prev=/search%3Fq%3D%255B%25EB%258B%25A8%25EB%258F%2585%255D%2B%25EB%2582%2598%25EB%25A1%259C%25ED%2598%25B8%2B%25EC%2595%258C%25EB%25A7%25B9%25EC%259D%25B4%25EB%25B9%25BC%25EA%25B3%25A0%2B%25EB%2582%25B4%25EB%2585%2584%2B10%25EC%259B%2594%2B3%25EC%25B0%25A8%2B%25EB%25B0%259C%25EC%2582%25AC%26hl%3Dja%26rlz%3D1T4GGHP_jaJP422JP422%26prmd%3Dimvns&sa=X&ei=DZkIUNy5FsuOmQXm9bzQAw&ved=0CFYQ7gEwAA

 SaTReC(Satellite Technology Research Center)のサイトを見てみると、軌道測定装置やビーコン装置だけではなく他の測定装置も装備されているみたいです。

 SaTReC ::: Satellite Technology Research Center
 http://143.248.9.139/eng/index.htm

 STSAT-2
 http://143.248.9.139/research/research_5.htm
 Payloads
 Dual-channel Radiometers for Earth and Atmosphere Monitoring(DREAM)
 Laser Reflector Array(LRA)

 STSAT-2C
 http://143.248.9.139/research/research_5_1.htm
 Payloads
 Orbit Determination
  Laser Retro-reflector Array (LRA)
  S-band Transmit (Beacon Signal@LEOP)
 Space Science Observation
  Langmuir Probe (LP)
  Space Radiation Effects Monitor
  Space Technology Demonstration
   Femto-second Laser Oscillator (FSO)
   IR Sensor (IRS)
   Reaction Wheel Assembly (RWA)

 ビーコンはSバンドなので、430MHzのアマチュアバンドのようには簡単には受信できそうにもありません。
 KSLV-1のテレメトリシステムがどのようなものか一寸調べてみたら以下のような文献がありました。

  韓国航空宇宙学会2003年度秋季学術発表会論文集(Ⅱ)、2003.11、1191-1194
  KSLV-1上部テレメトリシステムの構造
  http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=ko&u=http://www.dbpia.co.kr/Journal/ArticleDetail/945862&prev=/search%3Fq%3D%2522kslv%2B1%2522%26hl%3Dja%26lr%3Dlang_ko%26tbs%3Dqdr:w,lr:lang_1ko%26prmd%3Dimvns&sa=X&ei=ZyUPUKH4F8yemQXRqYCwAw&ved=0CG0Q7gEwAQ

  以下のサイトから最初のページだけ無料で閲覧できるので、ちょっと眺めてみました。(韓国語は読めないので絵と英数字から推測)

  http://www.jisikworld.com/data/detail/paper/519/PA518007.html

  これによれば周波数は2200~2300MHz,出力は10Wのようです。
  周波数的には手元にあるIC-R3の2400MHzバンドの受信帯域(1400-2450MHz)内なので搬送波自体は受信できてもいいような気がしますが、多分かなり利得とS/Nが要求されるのでしょうね。

KARItelevision
NARO Spacecenter

【参考外部リンク】
 IEICE Technical Committee Submission System
 Conference Paper's Information
 2010-10-28 13:20
 STSAT-2C Test Satellite System Design for the KSLV-I Launch Vehicle
 http://www.ieice.org/ken/paper/20101028p0BT/eng/

 Term Project Proposal
 Orbit and Coverage Analysis of STSAT-2 in LEOP  (2007/4/25)
 http://csplab.kaist.ac.kr/lecture/SatRec2007/termproject/projex3_mid_ppt.pdf

 Science and Technology SATelliteProgram of KOREA
 November 2, 2004
 Korea Aerospace Research Institute
 http://www.aprsaf.org/data/p_saprsaf_data/repo_ap11cd/ss_info/4_SS_STSAT.pdf
 STSAT-2 Program Overview
 p18-p22

 Parabolic Arc
 Khrunichev Nears Completion of KSLV-1 First Stage
 July 3, 2012
 http://www.parabolicarc.com/2012/07/03/khrunichev-nears-completion-of-kslv-1-first-stage/

 Khrunichev State Research and Production Space Center
 Korea Space Launch Vehicle-KSLV (South Korea)
 http://www.khrunichev.ru/main.php?id=73

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