中古の業務用ノートPC(FMV-C8230)を買いました
今までメインPCとして使用してきたVGN-FS92S(Windows XP)は、遂に寿命が尽きたようです。
以前から調子が悪かったのですが、リカバリを何回か繰り返しながら騙し騙し使ってきました。
しかし、最近は1日に何回も電源が落ちたりブルースクリーンになったりします。
CrystalDiskInfoでは正常と表示されるのでHDDが原因ではないのかもしれませんが、予兆無しに突然クラッシュという場合もあるようなのでよくわかりません。
【CrystalDiskInfo VGN-FS92S 4656回31369時間2011年8月】
【CrystalDiskInfo VGN-FS92S 4923回35045時間2012年7月】
前回調べたときは電源投入回数が4656回、使用時間が31369時間だったので、約1年で267回、4676時間増えたことになります。
35045時間=1460日=4年となります。
Googleの論文によれば2年を経過するとAFR(Annualized Failure Rates)が急に増加するので、このあたりがひとつの目安かもしれません。
いずれにしてもまともに使える状態ではないので、とりあえず代替PCを探しました。
急いでいるし予算も無いしということで、Windows XPで2万円以下という条件でPCの中古品を探していたら、大体希望に沿うなものがありました。
最近新聞の広告で業務用と思われる中古のPCを見かけますが、その類なのかもしれません。
買ったのは、「富士通 FMV-C8230 14.1インチ Core2Duo T5500/1.66GHz 1024MB 40GB」というものでした。19700円ということでネット上で見る価格より一寸高めのような気がしますが、とりあえず現物が目の前にあるし、外観が非常に綺麗だったのでこれにしました。
一応10日間の保証付です。
中古なので、箱無し、取説無し、リカバリCD無しで、持って帰るときはプチプチシートに包んだPCとACアダプタをビニールの袋に入れてぶら下げて持つスタイルです。スーパーで野菜を買って帰るような感じです。
【FMV-C8230】
とりあえず正常に動作するかどうかが心配ですが、電源を入れて見ると普通に立ち上がりました。
プライスカードがついているのは、これが保証書の代わりということのようです。
CrystalDiskInfoで調べてみると、電源投入回数が1319回、使用時間が10649時間となっていました。
VGN-FS92Sと比べると、電源投入回数で約1/4、使用時間で約1/3なので動作条件は改善された筈と信じたいところです。
【CrystalDiskInfo FMV-C8230 1319回10649時間2012年7月】
デスクトップにあるのはごみ箱だけというのが潔いです。「品出前消去」、「販売前消去」のタグがついていました。
業務用ということで、普通の家庭用のPCとは一寸変わっています。
今ではあまりみかけなくなったレガシーI/Oである3.5インチFDDドライブ、RS-232Cポート、パラレルプリンタポート(Centronics)が標準で装備されています。また、Office 2003がディスクで付属していました。なお、多用されるUSBは4ポートありました。
【左から、RS-232C, PS/2, プリンタ, ビデオ】
その代わりに家庭用PCでは標準装備である無線LANはなく、光学ドライブも読み込み専用です。
このあたりは、以前使用されていた業務状況によるのか、販売店で変更したのかはよくわかりません。
ネット上にあった取説によればリカバリにディスクが必要なようですが、プライスカードには「バックアップはパソコン内です」と書いてありました。
無線LANについては、手元に余ったPCMCIAカードタイプの子機があったのでこれを接続してOKでした。
また、光学ドライブについてはほとんどアプリケーションのインストールにしか使用しないので、CDROMの読み込み専用でも特に問題はありません。
折角レガシーI/Oが付属しているのでいくつか試してみました。
昔買ったA/DコンバータのADC-40はプリンタポート接続でソフトウエアがフロッピディスクということで、丁度このPCが使えます。
【ADC-40】
ソフトのインストール自体はできましたが、対応OSがDOS, Windows 3.1, 95, NTです。
昔買ったMS-DOSの本を見ながらDOSバージョンを試してみましたが、(当然のことながら?)うまくいきませんでした。
それらしい画像は表示されますが、実際の計測が行われません。
【PicoScope】
とりあえずFDDが動作することは確認できました。
次に、RS-232Cを試して見ました。
昔買ったアマチュア無線のパケット通信用のTNC-22がRS-232Cを使用していたので、これを繋いでハイパーターミナルで見てみるとコマンドが正常に通りました。
【TNC-22】
PCMCIAポートが2個あったので、Wi-Fiアダプタに並べて灰ROMのPHSのデータ通信カード(AX520N)を挿して使ってみました。
【2枚挿し】
普通のATコマンドは通りましたが電測コマンドはエラーになりました。解約直後は電測できたような気がするのですが・・・。
==========================
ati2
PHS
OK
ati3
NEC Infrontia corporation
OK
ati4
AX520N
OK
ati5
1.10
OK
ati6
070********
OK
at@k
ERROR
==========================
一通り触った範囲では特に不都合は無いようです。
中古品ではバッテリがNGであることがよくありますが、入手したPCでは67分でシャットダウンしたので許容範囲かもしれません。
リカバリが一寸気になりますが、とりあえずしばらく使って見るつもりです。
【関連内部リンク】
2011年8月 7日 (日)
PCがブルースクリーンになったのでHDDをチェックしました
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2011/08/pc-28ac.html
【参考外部リンク】
Google Inc.
Failure Trends in a Large Disk Drive Population
http://static.googleusercontent.com/external_content/untrusted_dlcp/research.google.com/ja//archive/disk_failures.pdf
日本ヒューレット・パッカード
インターネット環境におけるハイアベイラビリティの考え方
http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/hpux/developer/document/pdfs/PDFHS03_021_01.pdf
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