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2013年3月20日 (水)

"SDR Touch"で見たNOTTVの周波数スペクトラム

  以前、nottvの試験電波と思われる信号をIC-R3で受信したことがありますが、Android用のソフトウエアラジオ・アプリである"SDR Touch"で受信したらどうなるのか試してみました。

 免許の内容を見ると周波数は214.714286MHzとなっています。

   予備免許の概要
   http://www.soumu.go.jp/main_content/000128699.pdf

 また、下記資料の10(右上)/5(下)ページ(7/22)を見ると、207.5MHz~222MHzの14.5MHz幅(33セグメント帯域)の中の、中央の13セグメントがmmbiに割り当てられており、その上側に1セグ用の帯域が7セグメント分割り当てられているようです。
  
  ARIB 第92 回電波利用懇話会
   2012 年1 月24 日
  「スマートフォン向け放送局 『NOTTV』の開局に向けて」
    http://www.arib.or.jp/osirase/seminar/no92konwakai.pdf

 単純に14.5MHzを33セグメントで割って、1セグメントの帯域が約440kHzであると考えると、nottvの上端周波数は、220MHzー0.44MHz×7=219MHzとなります。

  実際にSDR Touchでスペクトラムを見てみました。
【SDR Touch】
Nottvofdm_spectrum_with_sdr_touch_2
Nottvofdm_spectrum_with_sdr_touch_4

 この写真では、219MHz付近では大きなレベルの変化はなく、221.8MHz付近で急激にレベルが低下しています。
 OFDM特有のスペクトラムを示しているので多分NOTTVの信号だと思いますが、予想した成分分布とは一寸違っていました。
  上記資料から状況が変化してるのか、受信機の問題なのかはよくわかりません。
  SDR Touchの受信周波数や表示周波数の較正はしていないので周波数の精度はよくわかりませんが、大体の雰囲気は分かりました。

 なお、FM放送のスペクトラムは、以下の写真のように末広がりの山型になります。
【TOKYO FM (FM東京) 80.0MHz】
Wide_fm_80mhz

 本物のスペアナは高嶺(高値?)の花ですが、安いワンセグチューナと中華パッドでスペアナもどきが楽しめます。

 なお、使用環境は以下の通りです。
 アンテナ:2Fベランダの1.5mホイップ
 ワンセグチューナ:REDSPYCE LT-DT306(FC0013+RTL2832U) ISDB-T対応
 Android端末:U・ZONE Q7 (V4.1.1)
  SDRアプリ:SDR Touch v.1.3
  ドライバ:RTL2832U driver

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