ワンセグチューナDS-DT305にBNCコネクタを直付けしてみました
ワンセグチューナZOX DT305(FC0013+RTL2832U)を接続した安い中華Pad LT4304にソフトウエアラジオアプリ"SDR Touch"を入れてエアバンド等を受信して楽しんでいますが、チューナのアンテナ部分の接続があまり都合がよくありません。
付属のテレスコピックアンテナではほとんど受信できないので、付属の変換ケーブルを使用して外部アンテナを接続しているのですが、結構面倒です。
DT305のアンテナ端子は特殊コネクタなので、外部アンテナ(BNC)を接続する場合には、DT305→変換ケーブル(チューナに付属)→[F-BNC変換コネクタ(別途購入)]→外部アンテナという接続になります。
減衰の問題もありますが、特殊コネクタの接続部分が不安定です。
ということで、DT305の基板にBNCコネクタを直付けすることにしました。
ネットで調べてみると、コネクタ自体を交換された方もおられるようですが、作業が大変そうなので、安直に元のコネクタにパラにBNCコネクタを半田付けしました。
以下、作業の様子です。
BNCコネクタは、何かに使うかもしれないと思って以前買っていた基板固定用のものを流用しました。今回の作業では基板固定用のピンは不要ですが、取り除くのが面倒なのでそのまま残しました。
【BNC(J)コネクタ】
作業自体は、BNCコネクタの芯線の端子をoriginalコネクタの芯線の端子に接続し、BNCコネクタの接地側の端子をoriginalコネクタの接地側の金属ボディに直接半田付けするという単純なものですが高齢者にはなかなか大変です。
本来であれば、芯線側は他の部品への熱の影響を防止するためと半田ブリッジを防止するために30W程度の半田ごてを使用し、接地側は金属ボディを短時間で加熱するために100W程度の半田ごてを使用するのが望ましいのかもしれませんが、面倒なので80Wの半田ごて一本で作業しました。
老眼でかすんだ眼を酷使して震える手でどうにか半田付けしましたが、最近の配線はピッチが非常に狭いので、半田ブリッジが発生して手間がかかりました。
昔のST管(6D6, 6C6, 6Z-P1(ろくぜっとぴーわん), 12F)ラジオの配線は楽だった・・・・
コネクタとチューナは、コネクタの端子だけで接続されており、機械的強度がないため、安直にコネクタとチューナの間に接着剤を流し込んで固定しました。
接着剤による損失はどの程度のものか判りませんが、一応芯線には接触しないようにしました。
なお、今回の改造に際しては、たまたま近所のホームセンターでDS-DT305を990円(多分)で売っていたので、壊れてもいいように新たに購入しました。
【FC0013+RTL2832U】
【コネクタ端子部分(before)】
一寸恰好は悪いですが、外部アンテナのBNCコネクタを直接に確実に接続できるようになりました。
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