ADS-B(1090MHz)用ボールペン型スリーブアンテナを作ってみました
移動中にADS-Bを受信することを計画しているのですが、コリニア・アンテナやブラウン(グランドプレーン)・アンテナを持って出かけるのは一寸無理があります。
RTLチューナTV28Tv2DVB-T(DVB-T+DAB+FM R820T)の付属簡易アンテナを使う手もありますが、人前で使用するのは一寸気が引けます。
ということで、あまり目立たない移動用のアンテナを作ってみました。
一番簡単なのはホイップ・アンテナですが、スリーブ・アンテナの方が少しは利得が高いし、構造的にもそれほど目立たないであろうということで、スリーブ・アンテナを作ることにしました。
RTLチューナに付属していたアンテナにはコネクタ付きの同軸ケーブルが接続されていたので、このコネクと同軸ケーブルを利用することにしました。
同軸ケーブルにはRG-174と表示があったので、調べて見るとインピーダンスは50Ωとなっています。
RG174 /U
http://oyaide.com/catalog/products/p-605.html
次に、チューナの入力インピーダンスを調べて見ました。
同一製品という保証はありませんが、外観が同じに見える以下のチューナの仕様では75Ωとなっています。
RTL2832U + R820T Mini DVB-T + DAB+ + FM USB Digital TV Dongle - Black
http://dx.com/p/rtl2832u-r820t-mini-dvb-t-dab-fm-usb-digital-tv-dongle-black-170541
input: 75 Ohm IEC(Din) Connector
この種のチューナは同一名称でも仕様が変更されることがありますが、チューナのデータを信用すれば同軸ケーブルとチューナは不整合ということになります。
送信用であれば出力段に損傷を与える可能性があるので問題ですが、受信用なので大きな問題ではないということでしょうね。
スリーブ・アンテナは垂直ダイポールと等価であるようなので、インピーダンスが75Ωであるとすると、アンテナ(75Ω)→同軸ケーブル(50Ω)→チューナ(75Ω)となりますが、アンテナのインピーダンスは周囲の状況によって変化するようなので、深く考えないことにします。
とりあえず作って見ました。
周波数が1090MHz(波長275mm)なので、λ/4のところで同軸ケーブルの外部導体(網組み銅線、編組線)を折り返してスリーブ・アンテナを作ります。
銅線の短縮率は96%程度のようなので、66mm(=275mmx0.25x0.96)のところで折り返しました。
金網入りガラスの内側という劣悪な環境ですが、強い信号はどうにか拾ってくれるみたいです。
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