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2014年1月11日 (土)

映画「ゼロ・グラビティ」の脚本(究極のネタバレ!?)が公開されていました

 遅まきながら映画「ゼロ・グラビティ」(原題:Gravity)を見てきました。
 3Dで見るべしという感想が多いのですが、以前「アバター」を3D/字幕で見たときの印象があまり良くなかった(暗い、字幕読み取り時の焦点移動で疲れる、眼鏡常用者なので眼鏡の二重掛けは見難い)ので、今回は2D/字幕にしました。
 なるべく予備知識なしで映画を見ることにしているのですが、今回は予告編の他に「ゼロ・グラビティ」のスピンオフムービー「Aningaaq」(動画と説明記事)と新聞の映画評を見てしまいました。
 予備情報からかなりプロットが推定できてしまうので、予想が外れることを期待していましたが、「当たらずと雖も遠からず」でした。
 
 CGのおかげで迫力あるシーンを楽しむことができましたが、映画のポイントであると思われる女性宇宙飛行士の心の変化の描き方が面白かったです。
 主人公は、心に傷を負っている女性宇宙飛行士(medical engineer and Mission Specialist)ですが、生命の危機に瀕する事故に遭遇し生き延びる努力をしますが、一旦は生存をあきらめます。
 しかし、神の御業とも思えるような事象(赤ん坊の泣き声、夢など)により、生きる意欲を取り戻して無事生還することができます。
 宇宙船の中で宇宙服を脱いで胎児(「2001年宇宙の旅」を連想します)のような姿勢になるシーンは、主人公の再生(Reborn)のメタファーでしょうね。また、ラストシーンは、生命の進化を連想させます。
 話が飛びますが、宇宙服を脱ぐシーンは、大昔に映画館で見た「バーバレラ」のジェーン・フォンダを連想しました。雰囲気はかなり違いますが・・・。「エイリアン」のリプリーも一寸思い出しました。

 映画ですので、ご都合主義的な部分(物理法則に反しているように思える動きがあるとか、デブリが目視できるとか、宇宙服が防弾スーツのように頑丈だとか、高度も軌道も違うはずの別の宇宙船を簡単に利用できるとか、周波数も電波形式も違うと思われるイヌイットの漁師のトランシーバとDuplexで交信できるとか・・・台詞の"Mayday"と"AM frequency"から想像すると243.0 MHz A3EのSimplexか?)はありますが、結構楽しめました。
 本編を見て初めて判ったのですが、「Aningaaq」は「ゼロ・グラビティ」のほぼ完全なカウンターパートでした。

 映画の中で、マット(ジョージ・クルーニー)が、ライアン(サンドラ・ブロック)と繋がれていたテザーから手を離すシーン(状況は違いますが「タイタニック」を思い出します・・)があるのですが、その理由がよく判りませんでした。
 映画に関するFAQを見てみると、外す必要はなかったというコメントがあったりします。
 映像では画面の変化が速くて状況ががよく判らなかったので、予告編をもう一度よく見てみましたが、マットとライアンの手が離れるシーンで終わっていたので、マットがテザーから手を離すシーンはありません。

【Gravity - "I've Got You" [HD] - YouTube】

  他に何か情報はないかと探していたら、脚本(究極のネタバレでしょうね)が公開されていました。

  GRAVITY
  A Space Suspense in 3D
  Written by Alfonso Cuaron & Jonas Cuaron
    Property of Artisan Gold Limited
    May 29, 2012
 http://www.warnerbros2013.com/pdf/gravity_20131219.pdf (リンク切れ)

  以下は、予告編Gravity - "I've Got You"に対応すると思われる部分です。
【Ready...aim...fire】(上記脚本から抜粋引用。マーカは後から追加。)
Gravity_screenplayreadyaimfire

【I've Got You】(上記脚本から抜粋引用。マーカは後から追加。)
Gravity_screenplayive_got_you

【SHE IS FREE.】(上記脚本から抜粋引用。マーカは後から追加。)
Gravity_screenplayshe_is_free

  記憶にある映画の映像と予告編の映像と脚本の内容から判断すると、マットがライアンの脚とパラシュートの紐は緩く絡んでいるのを見て、ライアンの脚とパラシュートの紐の摩擦力よりも自分(マット)の慣性モーメントの方が大きいと判断して手を離したように思われます。(脚本の中には結構慣性モーメントの話が出てきます)

 脚本は"SHE IS FREE."で終わりますが、このラストとの対比のために、映画の最初の方では、ライアンが必ずしもライトスタッフを備えていないような描き方になっているのかもしれません。
 また、無重力ではなくて有重力の方に意味がありそうです。

【余談】
 サントラのタイトルを見ると、なんとなく話の流れが見えてきます。
1. Above Earth    
2. Debris    
3. The Void    
4. Atlantis    
5. Don’t Let Go    
6. Airlock    
7. ISS    
8. Fire    
9. Parachute    
10. In the Blind    
11. Aurora Borealis    
12. Aningaaq    
13. Soyuz    
14. Tiangong    
15. Shenzou    
16. Gravity

【参考外部リンク】
 barbarella opening titles
 http://www.youtube.com/watch?v=Tw6WMdrzbJw

 Ultrahigh Frequency System      
 http://spaceflight.nasa.gov/shuttle/reference/shutref/orbiter/comm/orbcomm/uhf.html

 Aircraft emergency frequency
 http://en.wikipedia.org/wiki/Aircraft_emergency_frequency

 FAQ Contents
 Did the film follow the laws of physics?
 http://www.imdb.com/title/tt1454468/faq?ref_=tt_faq_1#.2.1.4

 'Gravity': Panel of astro-experts on the science behind the filmBy Shirley Li on Oct 8, 2013 at 10:50AM
 http://insidemovies.ew.com/2013/10/08/gravity-questions-science-experts/

 right stuff
 http://eow.alc.co.jp/search?q=right+stuff

  Gravity (film) - Wikipedia, the free encyclopedia
  http://en.wikipedia.org/wiki/Gravity_(film)

  Gravity (2013) - IMDb
  http://www.imdb.com/title/tt1454468/

  ゼロ・グラビティ (映画) - Wikipedia
  https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiDzvubvp_NAhUJoZQKHRo7CF4QFggdMAA&url=https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E3%2582%25BC%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2593%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3_(%25E6%2598%25A0%25E7%2594%25BB)&usg=AFQjCNGB73E0f_-FrZhXjl7h2bQNCitc4g&sig2=GLPuEurYrcgddMxfVzuNIg

【関連内部リンク】
2013年11月29日 (金)
映画「ゼロ・グラビティ」が面白そうです
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2013/11/post-e3e2.html

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