NHK技研公開2014の「さわれるテレビ」に触ってきました
NHK技研で公開されている「さわれるテレビ」とはどのような感触なのか一寸興味があったので、実際に触ってきました。
触ったのはテレビではなくてアクチュエータですが・・・
【さわれるテレビ】
仕組みとしては、ホップコーンが弾ける振動を拾って、スピーカに類似した構造のアクチュエータを駆動することにより、手に振動を伝えるようになっています。
画面を見ずにアクチュエータの振動だけを感じていると、「pon-pon」というよりも「bon-bon」といった感じがしますが、画面を見ながらアクチュエータを触っている場合には、ホップコーンが弾けているような感じがしないこともありません。
面白そうですが、実際に番組に適用するためには、解決すべき課題が沢山ありそうです。
現時点では、単一の刺激付与手段で多種類の感覚に対応させることは困難と思われますが、番組の進行に従って色々なアクチュエータを交換するのは現実的ではありません。
もし、万能のアクチュエータが実現できたとしても、身体のどの部分に刺激が加わるか判らないので、体中にアクチュエータを貼り付けることになるのでしょうか?
あるいは、宇宙服のようなボディースーツの内側全面に多種多様のアクチュエータを貼り付けてハプティック・スーツを作るとか・・・
刀によってバッサリ切られる感覚の提示方法等というのもどこかで研究されているようですが、あまり経験したくないかも・・・
技研公開に行った目的のひとつは、8Kスーパーハイビジョンシアターだったのですが、今回は一寸予想と違っていました。
今までの映像ソースは祭りやスポーツが多くて、明るくでダイナミックな動きがあったので、見ごたえがあったのですが、今回は一寸印象が違いました。
今回は、暗いシーンに強い“シアターカメラ“で撮影したオペラの映像がソースとなっており、低照度でのS/Nの良さを強調するためか、全体的に暗い画面になっており、しかも、画面のかなりの面積が黒に近い場面が多いです。
さらに、撮影が舞台全体が固定視点で撮影されているために、動きがほとんどありません。
確かに、映像は綺麗で音響は迫力がありましたが、小生のようなミーハーは、普通の派手なデモ映像の方がうれしいです。
(独断と偏見の個人的感想です)
【参考外部リンク】
さわれるテレビ
http://www.nhk.or.jp/strl/open2014/tenji/tenjiT1/index.html
AV Watch
「さわれるテレビ」や「好みの番組との出会い」を可能にする技術
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140527_650478.html
(2014/5/27 21:41)
日本バーチャルリアリティ学会第12回大会論文集(2007年9月)
仮現運動を利用した“ばっさり感”提示の研究
http://kaji-lab.jp/ja/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=VR07@o-shima.pdf&refer=publications
8Kスーパーハイビジョンシアター
http://www.nhk.or.jp/strl/open2014/theatre/index.html
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