アクションカメラ代用品としてキーホルダー小型カメラ(SA-1168)を買いましたが・・・
最近(でもないかもしれませんが・・・)、アクションカムなるものが流行っているようです。
当方も一寸興味がありますが、一寸過酷な環境(高音圧...耳栓必須)で使用する予定なので破損する可能性があり、高価な製品は使えません。
有名な製品は数万円するし、もどきの製品でも最低でも5000円程度はします。
使い捨てにするのには未だ一寸高いです。
先日秋葉原を徘徊していたら、一寸怪しげな超小型のビデオカメラが1200円程度で売っていました。
アクションカムもどきとして利用できるかどうかはわかりませんが、この値段なら勉強代ということで買ってきました。
【SA-1168】
【MicroSDカード挿入口】
取説には「間違った向きや角度でMicroSDカードを無理やり挿入すると、故障の原因となります。」と書いてありますが、正しい方法が明記されていないので、間違う可能性が大です。
挿入口の真ん中に基板を挟んで上下に二つの空間が見えますが、ボタン側(表側)の空間にMicroSDカードの端子面を上側にして挿入するのが正解です。
試しに少し撮影してみましたが、静止状態ではそこそこに写りますが、手に持って動画を撮影すると画像の揺れがかなり大きいです。
一般に、アクションカメラのレンズ系は、手振れの影響が目立たないように広角気味の場合が多いのですが、このキーホルダー小型カメラは画角がかなり狭いみたいです。
どの程度なのか実測してみました。
【撮影画角確認】
25cm離れて撮影して水平方向で14cmの範囲が写っています。
ということは、水平方向の画角は約30°ということになります。
下記の資料によれば、50mmの標準レンズ(35mmフィルム換算)の画角が46°(対角)ということなので、30°というのはかなり望遠寄りであり、結構画角が狭いです。
画角
http://withphoto.jp/glossary/%e7%94%bb%e8%a7%92/
素人考えで、レンズ系に少し手を加えれば広角になるのではないかと思ったのが間違いでした。
今考えてみると、画角は基本的にはイメージセンサのサイズとレンズの焦点距離で決まるので、レンズ自体を交換しない限りは変更できないのですが、以前、固定焦点のWebカメラのレンズをいじって合焦位置を移動させたことがあったので、同じようにできるのではないかという大きな勘違いをしたようです。
気が付くのが遅かったですが、以下分解の様子です。
【レンズユニット】
ねじ溝や回転角確認用のマークが見えるので、製造時にレンズの調整を行ったと思われますが、接着剤で固定されています。
ここで止めておけばよかったのですが、好奇心で無理やりレンズをペンチで取り外しました。
【レンズユニットの再組み立て】
レンズユニットは、ペンチの傷でボロボロになっていますが、一応レンズの位置は調整可能です。
レンズの元の位置がよく判らないので組み立ては適当です。
再組み立て後に、レンズ位置を調整しながら撮影してみました。
【分解後の映像】
撮像してみると、最初のうちは、超ピンボケでも何が写っているのかはわかる程度の画像だったのですが、そのうちに、映像信号のビット数が極端に少なくなったような擬輪郭だらけの画像になり、最後には同期が乱れてしまいました。
基板を直接素手で触って作業していたので、映像処理用のICが壊れたのかもしれません。
結局、遊べたのは1日程度でした。
好奇心は高くつく・・・
おまけ:
・取説には記載がありませんが、リセットスイッチらしきものがありました。
・他の類似製品(OEM?)の記事で、PCとUSB接続した状態で電源スイッチを押すとWebカメラとして動作するようなことが書いてあったので、試してみたところ、何かのドライバをインストールする作業が始まったのですが、途中で止まりました。
ドライバーソフトウエアのインストール USB Composie Device ST6000 という表示が出ていましたが、これは何でしょうか?
なにかのドライバをインストールすればWebカメラになるのかと思ってドライバをいじっていたら、マウスが動作しなくなってしまいました。復元するのに結構苦労しました。結局、マウスのドライバを削除して再起動したら回復しました。
好奇心はトラブルのもと・・・
★★★分解は自己責任で・★★★
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