LIFELEXデジタルラジオCOM08-3581を買いました
在庫処分の安いDVD-Rを買いにコーナンに行ったら、しばらく見かけなかったLIFELEXブランドのラジオが何モデルか置いてありました。
LIFELEXのラジオは、FM帯域の下端が63MHzまで広がっているので、アナログの防災行政無線が受信できるかもしれないと思って以下の2モデル持っています。
KMG08-4970(AM:525~1630 kHz,FM1:63~88MHz,FM2:88~108MHz)
KMG08-4987(AM:525~1630 kHz,FM1:63.5~89.0MHz,FM2:89.0~109.0MHz)
KMG08-4970はアナログ選局/アナログ表示、KMG08-4987はアナログ選局/デジタル表示です。
デジタル選局/デジタル表示のCOM08-3581の販売はかなり前のような気がしますが、少し価格が高めということと、受信範囲がよく判らないので、購入を見送っていましたが、その後店頭から消えていました。
今回店頭で見かけたCOM08-3581のパッケージを見てもやはり受信範囲の表示はありません。
【COM08-3581仕様】
その代わり音声関係の仕様が妙に詳しいです。
手元には、この種のポータブルラジオが沢山転がっていますが、COM08-3581の受信周波数範囲はどのようになっているのだろうかという好奇心で買ってきました。
FMの周波数範囲は取扱説明書に書いてありました。
【取扱説明書抜粋】
FM1:76.0~90.0MHz
FM2:87.5~108.0MHz
AMの周波数範囲はどこにも書いてありません。
実際に動作させてみると、AMの周波数範囲は以下のようになっていました。
AM:522~1620kHz
残念ながら路側放送(1620・1629kHz)は1波しか受信できないようです。
また、FMの下限は一般的な76MHzです。
FMの感度は手持ちのラジオの中では結構良い方です。
このモデルの選局モードはオートスキャンのみですが、スキャン速度は500kHz/秒程度なので、全帯域をスキャンするのに結構時間がかかります。
信号が受信されるまでエンドレスでスキャンするので、旅行先や機内(使用が許されている場合)で周波数が判らないFM局を受信するときに便利かもしれません。
なお、スキャンはAMが9kHzステップ、FMが100kHzステップなので、もしFMの下限が63MHz付近まで広がっていたとしてもアナログ防災行政無線の受信は実質的に不可能かもしれません。
折角なので蓋を開けてみました。
デジタル化されるとバリコンなどが見えないので一寸寂しいです。
知っているICはTDA2822Sくらいしかありませんでした。親戚のTDA2822Mが100円アンプで使用されています。
KMG08-4970とKMG08-4987のFM受信回路はアッパーヘテロダインの局発信号(受信周波数+10.7HMz)が結構漏れていたのですが、このCOM08-3581では予想した周波数(受信周波数+/-10.7HMz)には見当たりません。
漏洩対策が強化されたのか、局発の周波数が全く異なっているのかよく判りません。
COM08-3581はワールドワイド対応でオートスキャンなので、海外旅行でのFMエアチェック時に便利かもしれません。
ただし、国(マレーシア等)によっては特定周波数範囲の受信が可能なFMラジオが違法となる場合があるようです。
Royal Malaysian Customs Department
Traveler's Guide
http://www.customs.gov.my/index.php/en/procedures-a-guideline/customs/98-travelers-guide
The following goods are absolutely prohibited from importation:(抜粋)
・Broadcast receivers capable of receiving radio communication within the ranges (68 - 87) MHz and (108 - 174) MHz
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