Android SDRアプリ"RF Analyzer"をDVB-Tチューナで使ってみました
SDR用アプリは色々ありますが、機内(許可された機材)で使用する場合には、機能は限定されておりまた有料のことが多いのですが、Androidタブレット用のアプリが便利です。
現在は、SDRアプリとしては以下のものを端末に入れています。
(1)SDR Touch
(2)Wavesink SDR Radio
(3)ADSB on USB SDR RTL
(4)ADSB Receiver Pro (Avare ADSB Pro)
(1)~(3)はHyundai T7に入れていますが、(4)はT7にインストールできなかったのでNexus 7に入れています。
現在は主にSDR Touchを使っていますが、受信帯域幅が約1MHzとなっています。
もう少し帯域が広いSDRアプリは無いかと探していたら、それらしいアプリがありました。
RF Analyzer - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mantz_it.rfanalyzer&hl=ja
¥109
アップデート 2014年11月27日
サイズ 284k
現在のバージョン1.12
Android 要件 4.0 以上
もともとはHackRFのアプリだったようですが、現在のバージョンではRTL stick(DVB-Tチューナドングル等)でも使用可能となっています。
紹介動画を見てみるとHackRFの場合は10MHz程度の帯域が表示可能なようですが、RTL stickを使用した場合には、復調機能をOFFにすれば帯域が2HMzになるようです。
結構いろいろな機能(以下抜粋)があるようです。
- AM/FM/SSB audio demodulation
- adjust squelch and channel width
- RTL-SDR support
また、以下の機能(抜粋)が計画中のようです。
- Bookmarks
- Scanner (scan a specific range for the strongest signal)
面白そうだし価格も安いので、実験用に購入することにしました。
Hyundai T7にインストールして走らせてみると、特に問題なく動作しました。
チューナは、非ワンセグのDVB-T+DAB+FM(R820T)です。
【Signal Processing】
【Source Type】
Source TypeはRTL-SDRにする必要があります。
【FFT Size】
FFTのサイズを大きくすると分解能は高くなりますが、表示が遅くなります。
【Averaging】
平均回数を多くすると、ランダム成分が相殺されるのでノイズが減ります。
2メータバンド(144-146MHz)を表示してみました。
【RF Analyzerで見た2メータバンド(朝と夜)】
バンド全体(144-146MHz)の使用状況が一目で判ります。
昔は高嶺の花(高値の花?)だったパノラミックアダプタがいとも簡単に実現できてしまいます。
FM放送も見てみました。
FFTのサイズや平均化処理の回数が設定できるので、同じ信号でも必要に応じて色々なパターンで表示できます。
【FM Broadcast (FFT=65536, AVR=20)】
【参考外部リンク】
RTL-SDR.COM
October 20, 2014
RF Analyzer Android App for the HackRF
http://www.rtl-sdr.com/rf-analyzer-android-app-hackrf/
Mantz Tech
Sonntag, 19. Oktober 2014
RF Analyzer - Explore the frequency spectrum with the HackRF on an Android device
http://tech.mantz-it.com/2014/10/rf-analyzer-explore-frequency-spectrum.html
GitHub
Spectrum Analyzer for Android using the HackRF
https://github.com/demantz/RFAnalyzer
More Spectrum (Bandwidth)
https://github.com/demantz/RFAnalyzer/issues/10
"the biggest bandwith you can use with RTL-SDR on RFanalyzer should be 2,4Mhz. "
Additional demodulation modes #2
https://github.com/demantz/RFAnalyzer/issues/2
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