訳ありThinkPad X230にWindows 10 (ライセンス認証猶予期間中)を入れました
Status:0xc000000fの状態で譲り受けたThinkPad X230のリカバリに悪戦苦闘中です。
オリジナルの仕様は以下のようになっています。
---------------------------------------
2306CTO ThinkPad X230
プロセッサー:インテル Core i7-3520M プロセッサー (2.9GHz, 4MB L3, 1600MHz)
初期導入OS: Windows 7 Professional 64ビット 正規版
導入OS言語: Windows 7 Professional 64 正規版 - 日本語
ディスプレイ: 12.5型HD液晶 (1366x768 200nit LEDバックライト) 2x2
グラフィックス: Intel HD 4000 Graphics in Intel Core i7-3520M Processor
メモリー: 16GB PC3-12800 DDR3 (2スロット使用)
キーボード: 日本語キーボード
指紋センサー: ウルトラナビ, 指紋センサーあり
内蔵カメラ: カメラ(HD 720p対応)あり
ハード・ディスク・ドライブ: 128GB ソリッド・ステート・ドライブ
バッテリー: 9 セル Li-Ion バッテリー
電源アダプター: 65W ACアダプター
Bluetooth: Bluetooth 4.0
モデム: USBモデム
ワイヤレスLAN アダプター: インテル Centrino Advanced-N + WiMAX 6250
ワイヤレスWANアダプター: WWAN対応 (通信モジュールなし)
---------------------------------------
現在使用しているCF-W4(Windows 7, 32 bit)よりかなり高性能です。
なくべく費用を掛けずにWindowsが動くようになればいいなと思って色々やってみましたが、なかなか難しいです。
以下、経過です。(半分は自分用メモです)
(1)譲り受けた時の状態
電源を入れると「Windows Boot Manager」の画面が表示されて、そこから先に進めません。
DOSレベルの操作のみが可能です。
SSD (Micron RealSSD C400 2.5 128GB) 内のデータの破損、あるいは、SSD自体の故障(不調)が疑われます。
(2)SSDの状態をX230に内蔵させた状態でチェック
SSDに適したツールかどうかは判りませんが、DOSレベルで利用できそうなHDDチェックツール(Lenovo Diagnostic,SeaTools for DOS)を使ってみました。
Lenovo Diagnosticでは明確なエラー表示は出ませんでしたが、SeaTools for DOSではエラー(Bad Sector?)の表示が出ます。
【SeaTools for DOS (Micron SSD C400 - Long Test Errors)】
(3)SSDをX230から抜いてHDD→USB変換ツール"UD-500SA"を介してCF-W4に接続してチェック
【Micron RealSSD C400 2.5 128GB】
【UD-500SA】
【SSD読み出し中】
【CF-W4_Computer_Hard Disk Drive_Local Disk】
SSDは以下のローカルディスクとして認識されました。
SYSTEM_DRV(D:)
Lenovo_Recovery(F:)
Windows7_OS(G:)
SSDの中身をCF-W4を経由して別の外付けのHDDに転送しようとしましたが、CRCエラーが発生して転送できませんでした。
【CRCエラー】
CrystalDiskInfoでSSDの状態を見ようとしましたが、見えませんでした。
ネット情報によれば、変換ツール経緯ではSMART情報は見えないようです。
今までの挙動から判断すると、どうもSSDが怪しそうです。
最近はSSDも安くなっているようで128GBなら買えないことはなさそうですが、SSDだけ交換してもそこから先に進めそうにありません。
リカバリディスクを購入するのがまっとうな手順かもしれませんが、リカバリディスクで問題が解決するという保証がありません。
ということで、少し方針を変更しました。
(4)Windows 10をインストール
譲り受けたPCは「初期導入OS: Windows 7 Professional 64ビット 正規版」なので、通常であれば無償でWindows 7からWindows 10へのアップグレードができるはずです。
Windows 10 へのアップグレード - Microsoft
Windows 10 のダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
この方法であれば、SSDの問題は別として、とりあえず費用を掛けずにWindowsを走らせることができるかもしれません。
今回の場合はWindowsレベルの操作ができないので、USBメモリにISOイメージを焼いて、ここからブートすることにしました。
元のOSが64ビット版だったので、64ビットバージョンのメディア作成ツールをCF-W4(Windows 7, 32 bit)にダウンロードしました。
ツール自体は問題なくダウンロードできたのですが、USBメモリにISOのイメージを焼こうとすると、対応していませんというメッセージが出て先に進みません。
仕方がないので、32ビットバージョンのツールをダウンロードして32ビット用のイメージをUSBメモリに入れました。
説明に従って操作したのですが、プロダクトキーの入力の部分で引っ掛かりました。
X230のバッテリ収納部に貼ってあるシールのプロダクトキーを入力したのですが、拒否されました。
【X230プロダクトキー】
後で入力することも可能なようなので、プロダクトキー入力をスキップして作業を進めると取り敢えずWindows 10が立ち上りました。
このまま使い続けることができればハッピーなのですが、残念ながら(当然のことながら?)期限付きです。
【Windowsのライセンス認証督促】
最終的にはプロダクトキーを購入しなければならないようです。
元のマシン自体は正規品ですが、変則的にアップグレードした場合には、クリーンインストールとして扱われるのでしょうか?
なお、SSDに関しては、CrystalDiskInfoではSATA接続でもSMART情報が読めません。
【CrystalDiskInfo - Micron RealSSD C400 】
健康状態は「不明」となっています。
やっぱりSSDが怪しいようですが、しばらく使ってみた感じでは、SSDに関係するようなエラーは表示されません。
(5)SSDを交換
いまのところはオリジナルのSSD(Micron RealSSD C400)はどうにか動いているようですが、問題が発生した場合に原因の切り分けが難しくなるので、コストは掛かりますが、SSDを交換することにしました。
2.5インチ、7mm厚、SATA、128GBを条件にして、秋葉原で安いSSDを探していたら、「秋葉原で最安値」というラベルが付いたADATAの120GBのSSD(2.5" SATA 6Gb/s SSD SP550 120GB)がありました。容量は少し少ないですが、5780円(税込)でした。
このSSD(ASP550SS-120GM or ASP550SS3-120GM-C)がX230で使えるという保証はありませんが、多分使えるであろうということで買ってきました。
【ADATA SSD SP550 120GB】
SSDを交換してWindows 10を再度インストールしました。
特に問題は発生しませんでした。
念のためCrystalDiskInfoで確認してみると、健康状態は「正常」になっていました。
【CrystalDiskInfo - ADATA SSD SP550 】
(6)現状
しばらく使ってみた感じでは、CF-W4(スコア1)に比べて起動は早いし、動画表示も滑らかなので、できればX230(スコア4.9)を継続して使いたいところです。
【CF-W4(スコア1)】
【X230(スコア4.9)】
なお、Windows 10のGUIはWindows 7から大幅に変更になっていて一寸使い難いので、Classic Shellを適用しました。
【Classic Shell】
最終的には、Windows 7+SSDの環境が欲しいです。
ライセンス認証猶予期間中に何か良い手はないか検討してみます。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- Amazon EchoのウェイクワードにZiggyが追加されていました(2021.07.18)
- スマホ用Zoomの「安全運転モード」を解除(2021.07.07)
- Alexaの言葉が日英ちゃんぽん(2021.07.01)
- BluetoothキーボードでEcho Show 5の再生曲名を指定(2021.06.27)
コメント