在京AM3局ワイドFM本放送開始
在京AM3局のワイドFMの本放送が始まりました。
今日(12/7)の朝刊のラジオ欄では、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送にFM補完放送(ワイドFM)の周波数が追加されています。
TBSラジオ :90.5 MHz
文化放送 :91.6 MHz
ニッポン放送 :93.0 MHz
【朝日新聞朝刊ラジオ欄(2015.12.06)】
【朝日新聞朝刊ラジオ欄(2015.12.07)】
「ワイドFM」という呼び方は、通信分野において「ナローFM(NFM)」と対になって使用される「ワイドFM(WFM)」と紛らわしいような気もしますが、普通の人は周波数偏移は関係ないので、たぶん問題ないのでしょう。
13:00から本放送のようなので、SDR Touchで受信してみました。
SDR Touchでは、信号を復調しながら2MHz帯域でスペクトラムの表示が可能なので、90.5 MHzと91.6 MHzの搬送波を同時に表示しながら、90.5 MHzの信号を復調しました。
アンテナ:1.5m長ホイップ
チューナ:DVB-T+DAB+FM(R820T+RTL2832U)
Androidタブレット:Hyundai T7
SDRアプリ:SDR Touch(v2.65)
復調モード:WFM(Wide FM)
【TBSラジオと文化放送のワイドFMスペクトラム】
ワイドFM放送をWFM(ワイドFM)で復調。
やっぱり一寸紛らわしいかも・・・
13:00以降は変調信号が同じになっています。
スペクトラムを見ると、無変調時に19kHzのパイロットトーン信号が見えているので、ステレオに対応しているようです。
背景音として聞こえているのは、中波(AM)のTBSラジオです。
SDR Touchの音はソフトウエアでFMを復調しているので、アナログ復調のAMより若干遅れて聞こえます。
【参考外部リンク】
FM補完中継局 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/FM%E8%A3%9C%E5%AE%8C%E4%B8%AD%E7%B6%99%E5%B1%80
アナログ周波数変調・復調について - サーキットデザイン
http://www.circuitdesign.jp/jp/technical/modulation/modulation_FM.asp
変調方式と伝送 - 電子情報通信学会知識ベース
http://www.ieice-hbkb.org/files/05/05gun_08hen_02.pdf
| 固定リンク
「無線」カテゴリの記事
- MRI検査受診時の熱感の原因は?(2021.11.15)
- レーダー用マイクロ波で溶けたのはチョコバーではなくpeanut butter candy barだった?(2021.08.26)
- Intel Drone Light Show Premiumの費用と仕様(2021.07.26)
- 電波法第59条の「傍受」が狭く解釈された判例(2021.07.24)
「イベント」カテゴリの記事
- 本日(7月2日)はWorld UFO Dayだそうです(2022.07.02)
- やよいの青色申告㉒は薄型パッケージ(2021.12.26)
- Happy New Year 2022(2022.01.01)
- 今日の都心上空はヘリが一杯(2021.08.24)
- オリンピックとパラリンピックでのブルーインパルスの飛行ルートを比較(2021.08.20)
「SDR」カテゴリの記事
- SDR TouchがHackRF対応になっていました(2019.05.18)
- SDRUNO V1.3で周波数スキャンが可能になりました(2019.03.17)
- ハワイでJJYのモールスを受信(2018.12.22)
- ハワイアン航空はラジオはNGですがGPSはOK(2018.12.01)
- 300φ88tのループアンテナとSDRPlay RSP2でBPC(68.5kHz)を受信(2018.11.16)
「HYUNDAI T7」カテゴリの記事
- DVB-Tチューナで1575.42MHzの微弱信号(局発レベル)を生成(2017.09.24)
- Android SDR用簡易選局装置を作ってみました(2017.04.02)
- Hyundai T7が再起動ループに陥ったのでファームウエアを書き換えました(2016.09.22)
- Horyu4のdigi-singerらしき信号を受信しました(2016.07.18)
- スマホ(FLEAZ F5)のGPSで見た国際日付変更線通過(2016.04.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント