HORYU-IVらしき信号を500円八木アンテナとSDR Touchで受信
衛星のパスを確認するだけで面白くないので実際に受信してみたいのですが、受信環境が貧弱なので今までの経験から考えて衛星の仰角がかなり高くないと受信の可能性が低いような感じです。
CALSAT32で今日のHORYU-IVのパスを確認してみたら、12:40頃に仰角が40度程度になるようです。
【CALSAT32(HORYU-IV)】
今更ではありますが、CWビーコン(437.375MHz)を受信してみました。
受信環境は以下の通りです。
アンテナ:500円八木アンテナ(6エレ)
アンテナ方向:2Fベランダ南向き固定、仰角約40度固定
チューナ:DVB-T+DAB+FM(R820T+RTL2832U)
Androidタブレット:Hyundai T7
SDRアプリ:SDR Touch(v2.65)
選局モード:Auto Scan
走査範囲:437.380~437.370MHz
選局ステップ:1kHz
復調モード:CW
【500円八木アンテナ】
【[左]EeePC 1005HA+CALSAT32 、[右]DVB-T-tuner+Hyunda T7+SDR Touch】
自分の部屋は北側なので、南側のべランダに面した和室に受信機を移動させて受信しました。
タブレットのタッチパネルで連続的に周波数を動かして選局するのは非常に困難です。
RTLチューナドングルを利用したSDRの場合には受信周波数の精度があまり高くないし、衛星特有のドップラシフトもあるので、437.375MHzを中心にして+/-5kHzの範囲で自動スキャンさせました。
ビート音が聞こえたら自動スキャンを止めて、手動スキャンに切り替えて信号を追いかけるという方法でビーコンを受信しましたが、結構難しいです。
437.375MHz付近で断続的に英数字のモールスが聞こえており、聞こえる周波数が徐々に低くなっており、聞こえた時刻がTLEから計算されるパスの時刻と一致しているので、HORYU-IVのビーコン信号の可能性は高いと思われますが、コールサインは確認できませんでした。
【SDR TouchでHORYU-IV(?)を受信】
今回の受信方法では、ドップラシフトを追いかけながら受信するのはほぼ不可能なので、タブレットで簡単に連続的に周波数を変更できる方法を考える必要がありそうです。
貧弱な環境で一応HORYU-IVらしき信号が受信できたので、今日のところはこれで良しとしましょう。
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