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2016年4月24日 (日)

"SDR Touch" RDS(RBDS)テスト@ホノルル

 日本ではアナログFM放送による「見えるラジオ」のサービスは終了してしまいました。

  2013年04月01日
  FM文字多重放送(見えるラジオ)サービス終了のお知らせ
  http://www.tfm.co.jp/blog/info/index.php?itemid=63780

  昔購入した「見えるラジオ」は、普通のAM/FMラジオに逆戻りです。
  「ワイドFM」に対応しているのが救いですが・・・

FM文字放送対応ラジオ『SRF-DR5V』】
Fmsrfdr5v


 一方、海外ではアナログFM放送によるデータサービス(RDS, RBDS)が実施されているようです。

  Radio Data System - Wikipedia
  https://ja.wikipedia.org/wiki/Radio_Data_System

  Radio Data System - Wikipedia, the free encyclopedia
  https://en.wikipedia.org/wiki/Radio_Data_System

 実施されているといっても、実験的なものか、一般に普及しているものなのかがよく分かりません。

 以下の資料には「今日、欧州の大部分のFMラジオ局と米国の多くのFM/AMラジオ放送局は、それぞれ、そのままでは聞くことのできない情報を、欧州のRDS(ラジオデータ・システム)あるいは米国のRBDS(ラジオ放送データ・システム)情報として送信している。」と書いてあります。

  特許庁
  ホーム > 資料・統計 > 刊行物・報告書 > 標準技術集 > 車載用半導体素子 > B100 RDS/RBDSプリ・プロセッサ
  https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/syasai/b100.htm

 「今日」というのが何時のことなのかがよく分かりませんが、出典(引用情報)の検索日から判断すると2002年頃の話のようです。

 もう少し新しい資料は無いかと思って探してみたら、以下の資料がありました。
 pdfのプロパティを見ると作成年が2008年となっているので、比較的新しい情報と考えてよいようです。

  RDS-ラジオデータシステム 課題と解決策 - 富士通テン
  RDS - Radio Data System
  A Challenge and a Solution
  https://www.fujitsu-ten.co.jp/gihou/jp_pdf/50/50-6.pdf

 以下、上記URLから抜粋引用。
-------------------------------------------------------
「RDS仕様が1984年に初めて発表されて以来,RDSシステムは常に改善,最適化され,最終的に,1998年4月に欧州標準EN50067として採用された。RDSは欧州で大いに成功し米国でもRDSの一部がRBDSシステムとして稼動している。」
「RDSはFM受信機の機能向上とユーザの使いやすさを主な目的とし,特に携帯または車載ラジオの番組特定,番組名表示,自動チューニングなどの機能を有している。進化したソフトのおかげで長距離・長時間走行してもラジオ受信状態をほとんど損なわずにこの情報を利用することができる。」
-------------------------------------------------------

  サービスエリアを跨いだ自動番組追従が売りのようです。

 米国版のRBDS(Radio Broadcast Data System)は、RDS(Radio Data System)とは若干仕様が異なりますが、基本的な部分は同じであるようです。

  EBU TECHNICAL REVIEW Spring 1993
  RDS in Europe, RBDS in the USA ?
  What are the differences and how can receivers cope with both systems?
  http://www.sigidwiki.com/images/a/ad/RDS_in_Europe,_RBDS_in_the_USA.pdf

 RBDSに対応した受信機はどの程度売られているのかと思って、Amazonで"FM RBDS"を検索してみると結構ヒットします。

   Amazon
   http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss?url=search-alias%3Delectronics&field-keywords=FM+RBDS+&rh=n%3A172282%2Ck%3AFM+RBDS+

  多くの製品が販売されているということは、実際に米国で放送が行われてれいると考えてよいようです。

 前置きが非常に長くなりましたが、今回ハワイ(ホノルル)に遊びに行ったので、RBDS対応のFM放送が受信できるかどうか試してみました。
 米国本土では放送されていてもハワイでは放送されていない可能性があるので、とりあえずFCC(Federal Communications Commission)のサイトで調べてみました。

  FM Query Broadcast Station Search
  https://www.fcc.gov/media/radio/fm-query
  https://transition.fcc.gov/fcc-bin/fmq?call=&arn=&state=HI&city=honolulu&freq=0.0&fre2=107.9&serv=&vac=&facid=&asrn=&class=&list=0&ThisTab=Results+to+This+Page%2FTab&dist=&dlat2=&mlat2=&slat2=&NS=N&dlon2=&mlon2=&slon2=&EW=W&size=9

 結構詳しいデータが書いてありますが、RDS(RBDS)についてはよく判りません。

 更に調べてみると、RDS-TMC(Radio Data System - Traffic Messaging Channel)のサービスエリアの地図がありました。
 RDS-TMCとRBDSは互換性があるかどうか判りませんが、"RDS-TMC, and HD Radio distribution technology utilize FM side-band and digital technology."と書いてあるので、参考にはなりそうです。

  RDS TMC Coverage Maps - Total Traffic & Weather Network
  http://www.ttwnetwork.com/index.php/solutions/2013-04-02-15-39-16/coverageareas
  (ロゴが一寸逓信省を連想?)

  RDS TMC COVERAGE
  Honolulu, HI
  http://www.ttwnetwork.com/index.php/solutions/2013-04-02-15-39-16/coverageareas/111-honolulu-hi

 この資料によれば、ホノルルはRDS-TMCのサービスエリア内のようです。

 次に、ホノルルでRDS(RBDS)に対応している放送局を以下のサイトで探してみました。

  RDS List
  http://www.rdslist.com/freq/94.php

 1局だけヒットしました。
 このサイトは、データの更新が停止されているようなので、一寸データが古いかもしれませんが、ホノルルでRDS対応の放送が行われている可能性が高いです。

 以下の条件で受信してみました。

  場所:Sheraton Waikiki 22F
  アンテナ:Whip(43 cm)
  チューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T+RTL2832U)
    Android端末:Ployer momo8w_DualOS
    SDRアプリ:SDR Touch (v2.65)

【"SDR Touch" RDS(RBDS) Test@Sheraton Waikiki】

  88.0MHzから上側に周波数を変えながら受信してみると、最初に88.5MHzでRBDS対応と思われる放送が受信できました。
 昔懐かしい"The Way You Look Tonight(今宵の君は)"が流れています。
 同調するとすぐに文字の表示が始まりますが、最初は一寸文字化けしています。
  最終的には以下の文字列が表示されました。
   HAWAII PUBLIC RADIO /  Hawaii Public Radio / HPR-1 /  Public Radio For Hawaii

  周波数を上げて行くと、次に89.3MHzで同じようなRBDS対応の HPR-2が受信できました。
 更に周波数を上げて行くと91.1MHzで放送が受信できましたが、RBDSには対応していないようです。

 2MHz幅程度しか走査していませんが、ホノルルではRBDS対応の放送が行われているけれども、全ての局がRBDSに対応している訳ではないようです。
 強い放送波の場合には、イメージ、混変調、スプリアス等で偽者の信号を掴むことがあるので、念のためにHAWAII PUBLIC RADIOの周波数を調べてみました。

  Hawaii Public Radio
  http://hawaiipublicradio.org/stations

 Honoluluの情報を見ると以下のようになっています。

              HPR-1   HPR-2
  Honolulu  Oahu  KHPR 88.1  KIPO 89.3 

 局名と周波数が一致しているので、正しい信号が受信できたようです。
 アナログ放送で局名が簡単に確認できるのは結構便利なような気がします。

  今回はSDR用アプリとして"SDR Touch"を使用しましたが、RDSについて以下のような記載があります。

 SDR Touch - Live offline radio
  https://play.google.com/store/apps/details?id=marto.androsdr2&hl=ja
  "The built-in RDS monitor will allow exploring the hidden digital data feed that most commercial FM radio stations broadcast. This includes the station's program type (PTY), country of broadcast (ECC), date and time (CT), unique program identifier (PI), list of alternative frequencies (AF) and advanced statistics about the digital RDS carrier signal."

 現在のところはデータの表示だけのようですが、色々遊べるかもしれません。

 なお、ホノルルのFM放送の周波数割り当ては相当に過密状態になっているようです。

  Radio Stations in Honolulu, Hawaii. - Radio-Locator.com
  http://radio-locator.com/cgi-bin/locate?select=city&city=Honolulu&state=HI

  Find unused frequencies in Honolulu, Hawaii
  http://radio-locator.com/cgi-bin/vacant?select=city&city=Honolulu&state=HI

 空いているチャンネルが1波しかない?!
 良いか悪いかは判りませんが、日本とは大違いです。

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