RKB(福岡1278kHz)の24H信号強度変化@関東
しばらく前に、物干し用のハンガーを改造して簡易ループアンテナを作ったので、SDRPlay RSP2とSDRunoの組み合わせで時々中波放送を受信しています。
夜間であれば、昔住んだことがある福岡のKBCラジオやRKBラジオが受信できます。
ただし、KBCはラジオ日本(1422kHz)のサイドを被ってジャリジャリというノイズが入ります。
以前、1kHz~9MHzの帯域で24時間の受信状態の変化を調べたことがあるですが、今回はRKBラジオ(福岡1278kHz)を中心にして調べてみました。
RKBラジオ
http://rkbr.jp/
JOFR 福岡 1278kHz 50kW
http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=H&DFCD=0000014623&DD=1&styleNumber=01
2018/06/22 06:00JST~2018/06/23 06:00JSTを記録してみました。
【SDRPlay RSP2+SDRunoで見たRKB(福岡1278kHz)の信号強度変化】
(画像を左クリックで拡大表示)
昼間は、ニッポン放送程度しか受信できませんが、夜になると雨後の筍(?)のようにノイズフロア(S3程度)から浮き上がってきます。
ニッポン放送(1242kHz)は当然強いですが、36kHz(=9kHzx4)離れているので、RKBの受信には問題ないようです。
ニッポン放送のように常時S9+5dBとはいきませんが、今回の受信ではRKBは20:30~04:00でS6~S7で受信できました。
快適とはいえませんが、内容を理解するには十分な信号品質でした。
全体的には、18:00~06:00の時間帯で電離層反射の局が受信できているようです。
日本国内での1278kHzの割り当てはRKB福岡の1局だけなので、あまり混信の影響を受けずに受信できます。
HOME> 無線局情報検索> 無線局等情報検索> エキスパート検索(免許情報)
http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?SC=1&pageID=3&SelectID=5&CONFIRM=0&OW=BC+0&IT=&HC=&HV=&MK=&TSNJK=&KHS=&FF=1278&TF=1278&HZ=2&NA=&DFY=&DFM=&DFD=&DTY=&DTM=&DTD=&SK=2&DC=100&as_fid=AAMImZ1vDxi8Qjjbt6Uc
なお、上限周波数の1602kHzには、とっても沢山の局が割り当てられています。http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?SC=1&pageID=3&SelectID=5&CONFIRM=0&OW=BC+0&IT=&HC=&HV=&MK=&TSNJK=&KHS=&FF=1602&TF=1602&HZ=2&NA=&DFY=&DFM=&DFD=&DTY=&DTM=&DTD=&SK=2&DC=100&as_fid=2eWYGaVSIY0NYZlsn21I
AMラジオ(中波放送)
周波数531kHz~1602kHz(中波帯)までの9kHz間隔の周波数
http://www.soumu.go.jp/main_content/000229155.pdf
(4/69参照)
アジアでは1278kHzに割り当てられている放送局もありますが、50kWクラスの局は少ないようです。(300 kWの局もありますが・・・)
All known radio stations in Asia using 1278-1299 kHz
https://www.asiawaves.net/mediumwave-1278.htm
Shortwave broadcasts live now on 1278 kHz
http://www.shortwaveschedule.com/index.php?freq=1278
受信条件的にはRKBは結構恵まれているのかもしれません。
現在は、ラジコプレミアム会員であれば、全国の殆どの放送局の番組が聴取できるようなので、敢えて空中波で受信する意味は無いかもしれませんが、フェーディングや混信を伴って受信する放送も独特の雰囲気があって面白いかも・・・・。(無銭家にとっては無料というのも重要)
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