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2018年7月22日 (日)

Qi無線充電器からの漏洩信号

  「無線充電」ネタの続きです。
 無線充電(無線給電)には一寸興味があるので、以前Qi方式の無線充電器を購入したことがあります。

  2016年5月31日 (火)
  P-02EのQi充電用に3コイル充電器(Seneo SWC2)を買いました
  http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2016/05/p-02eqiseneo-sw.html

 一応充電は出来るのですが、スマホを変則的な姿勢(横向き且つ横方向にオフセット)でないと充電できませんでした。
 また、普通に正立して置くと、一見断続的に充電しているように見えるのですが、実際には放電している状態になりました。
 外れを引いたのかもしれませんが、まともに使用できないので、お蔵入りになっていました。

 その後、SDRplayを購入したときに、発振周波数を確認するために一時的に使用したことがありますが、充電不調の症状はそのままでした。

  2017年4月23日 (日)
  SDRplayで見た充電開始時のQiの出力周波数変化
  http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2017/04/sdrplayqi-42df.html

 このときは、周波数の確認が目的だったので、無線充電器のすぐ隣にAMラジオ用のループアンテナを配置しました。
 この状態では、当然受信信号のレベルが大きいので、不要輻射の観点でのチェックはできません。

 最近、Qiの大電力化の話が出ているようですが、手元にあるQi無線充電器の漏洩信号がどの程度のものなのかチェックしてみました。
 電界強度計などという洒落たものは持っていないので、原始的にPCからの漏洩信号のレベルと比較しました。

 テスト環境
 [テスト1]
  Qi無線充電器: Seneo SWC2
  充電対象スマホ:ELUGA X P-02E 
    受信機:SDRplay RSP2(1kHz-2GHz)
  アンテナ:SDRplay RSP2の高インピーダンス平衡入力端子に接続した80φのワンターンコイル
    PC:ThinkPad X230 (windows 7)
    SDR表示アプリ:SDRuno
    受信機のアンテナとPCとの最短距離は約20cm
  受信機のアンテナとQi無線充電器との最短距離は約60cm。
  受信機のアンテナ(ワンターンコイル)の面とQi無線充電器のコイルの面は平行

 [テスト2]
    Qi無線充電器: Seneo SWC2
  充電対象スマホ:ELUGA X P-02E 
    受信機:TECSUN PL-660 (SSBモード)
  アンテナ:PL-660内蔵(最短状態)

  テストの結果は以下の通りです。

[テスト1の結果]

 1kHz~200kHzの範囲では、場所はPCより離れているけれども、信号レベルはPCよりも高いです。
 不要輻射が漏洩しないように設計されているPCと、磁束が飛んで行くように設計されている無線充電器を比較するのは、意味が有るのかという問題もありますが、受信する方にとっては、邪魔になるか否かだけが問題であって、信号源側の事情は関係ありません。
 動画では、主に170kHz付近を移動していますが、実際には100~200kHzの範囲で移動しています。
 アマチュア無線の135kHzが含まれていますが、自分が運用する場合はQi無線給電を使用しなければ(電源を切っておけば)OK?
 自宅のものであれば自分で管理できますが、隣家のkWクラスの無線充電器の場合はどうなるでしょうか?

[テスト2の結果]

 3m程度までポーリング信号が聞こえました。
 下手なワイヤレスマイクより強い?
 アンテナを伸ばせばもっと聞こえるかもしれません。

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