VLFで見えた鉛筆形状のウォーターフォール
自作ループアンテナ+SDRPlay+SDRunoの組み合わせで、VLF帯を眺めていたら、20~40kHz付近で一寸奇妙なウォーターフォールのパターンが表示されました。
【SDRuno Waterfall】(画像を左クリックで拡大表示)
最初は単一周波数の信号なのですが、時間の経過とともに二つの周波数に分かれ、下側と上側の両方に同時にスウィープしていきます。
そして、ある程度時間が経過すると、周波数の変化が停止して、2本の平行線として表示されます。
周波数が変化している期間は数秒間で、最終的な周波数の隔たりは数kHz程度のようです。
なんとなく鉛筆の形状に似ているような気がします。
なお、信号の強さが異なる複数の鉛筆パターンが表示されることがありますが、実際に複数組の信号が送信されているのか、あるいは、イメージや混変調の影響なのかはよく判りません。
LFやVLFでは正体不明の信号や雑音がよく表示されますが、PCノイズだったり、エアコンや蛍光灯のインバータノイズだったり、Qi等の無線給電装置からの漏洩信号だったりすることが多いです。
上記の鉛筆形状のウォーターフォールは、頻繁に出現する訳ではありませんが、1週間(総受信時間は1時間程度)で2~3回見かけたので、それ程珍しい信号ではないかもしれません。
似たような信号の受信レポートがないかと思って探してみたら、YouTubeに一寸雰囲気が似ているパターンがありました。
What Is This Weird Signal On 16.2 KHz VLF??
KSN's Tech Topics
Published on Feb 2, 2018
https://www.youtube.com/watch?v=4flJaOYB1DU
周波数とパターンが少し違いますが、似ているといえば似ているような気が・・・
動画の説明では、結局正体はよく判らないということのようです。
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