« 賀正(2019) | トップページ | キャセイパシフィック航空(B777-300)の電子機器利用環境 »

2019年1月11日 (金)

中国局(BPC)対応の電波腕時計WVA-M630L-1A2JF(5161*JA)を買いました

  長波を受信していると、中国の長波帯の標準周波数報時局BPC(68.5kHz)の信号が割に良好に聞こえます。
 地図を見ると関東はサービスエリア外ですが、もしかしたらBPCの電波で時刻の自動修正ができるかもしれません。
 中国の標準電波で時刻を自動修正することに、実用的な意味は殆どありませんが、素人無線家の好奇心です。

 現用の電波腕時計CASIO PROTREK PRW-1300ARJ(3069*JA)は多局対応ですが、BPCには対応していません。
 物好きではありますが、実験用にBPC対応の時計を買うことにしました。
 実験用なので、デザインや文字の見易さはあまり考慮せずに、とりあえず安いものを探しました。
 Amazonで探してみると、下記のモデルはユーザレビューも悪くないようなので、これを購入することにしました。

  WAVE CEPTOR(ウェーブセプター)
   [カシオ]CASIO 腕時計 WAVE CEPTOR 世界6局対応電波ソーラー WVA-M630L-1A2JF メンズ   

  CASIO 5161*JA 取扱説明書
  https://support.casio.jp/storage/pdf/002/qw5161.pdf

【WVA-M630L-1A2JF(5161*JA)】
01casio_5161ja_2

02casio_5161ja

03casio_5161ja

 時計を箱から取り出してみると、針が動いていません。
 一瞬外れを引いたかと焦りましたが、1~2秒で動き始めました。
 後で調べてみると、長時間遮光状態が続くとスリープ状態になるようです。

 手首に巻いてみると、 5161*JAは現用の3069*JAよりも薄くて軽いので、あまり邪魔にならないような感じがします。
 デジタル表示部の動作状態表示マーク(WT,RCVD)が一寸見にくいですが、識別は可能です。

 5161*JAの時刻が最後に修正された日時を確認して見ました。

【最終修正月日】
04casio_5161ja

【最終修正時分】
05casio_5161ja

 最終修正日時は、11月20日12時03分となっています。
 約1ヶ月前です。

 どの程度時刻がずれているのかを、直前に手動で時刻修正した3069*JAと比較してみました。

【5161*JA(左)と3069*JA(右)の時刻差】
06casio_5161ja

 5161*JAの方が3069*JAよりも3秒進んでいます。
 約1ヶ月で3秒というのは少ない方かもしれません。

  日本時計協会
  時計の精度について教えて
  https://www.jcwa.or.jp/time/qa/qa07.html

  とりあえず、JJYを手動で受信してみました。
 なお、ホームタイム都市はTYOです。

【JJY修正後】
07casio_5161ja_jjy

  JJYによる時刻修正は正しく行われているようです。

 次に、本題のBPC受信を試してみました。
 まず、BPCで自動時刻修正を行うために、ホームタイム都市をデフォルトのTYOからHKGに変更しました。
 二日ほど、一日5回(1am,2am,3am,4am,5am)の自動受信を試して見ましたが、時刻の自動修正は行われませんでした。

  次に、自作ループアンテナとSDRPlay RSP2の組み合わせで、JJY(40kHz,60kHz)とBPC(68.5kHz)を受信して、受信レベルがBPC>JJY(40kHz,60kHz)になったときに手動受信を行いました。
 
 BPCの電界強度が十部であれば、BPC>JJYという条件は関係有りませんが、なんとなく気分的にBPCによる時刻修正が行われ易いような気がしたので・・・

 5~6回手動受信を試して見ましたが、やはり自動修正は行われませんでした。
 タイムコードの受信音を耳で十分確認できる程度のレベルがあっても自動修正にはレベル不足のようです。

 西日本はサービスエリアに入っているので、そのうちに自動修正されるかもしれません。

|

« 賀正(2019) | トップページ | キャセイパシフィック航空(B777-300)の電子機器利用環境 »

ガジェット」カテゴリの記事

無線」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中国局(BPC)対応の電波腕時計WVA-M630L-1A2JF(5161*JA)を買いました:

« 賀正(2019) | トップページ | キャセイパシフィック航空(B777-300)の電子機器利用環境 »