香港でJJYのモールスを受信
昨年末にハワイのホノルルに行ったときにJJY(40kHz,福島局)が受信できたので、香港でも試してみました。
日本-ハワイ間の大圏距離が約6000kmであるのに対して、日本-香港間の距離は約2000km(九州局)~約3000km(福島局)なので、距離的にはかなり近くなります。
近いとは言っても、JJYのカバーエリアは半径1500km程度であるようなので、近い方の九州局でもカバーエリア外です。
長波帯標準電波のカバーエリア
http://www.nict.go.jp/press/2001/press-20010913-1.pdf
http://jjy.nict.go.jp/mission/servicearea2.jpg
電波の挙動は奇奇怪怪なので、実際に受信してみないと判りません。
今回の香港旅行の表向きの目的は観光ですが、御宅的目的の一つがJJY受信でした。
実際に受信してみました。
受信環境は以下のとおりです。
日時:2019.01.05 21:45-21:46 JST
場所:Conrad Hong Kong, Harbour View 56F
アンテナ:自作ループアンテナ (300φ,88ターン)
受信機:SDRPlay RSP2 (Hi-Z input)
タブレットPC:Ployer momo8w (Windows 10 mode)
ソフトウエア:SDRuno
受信周波数:60kHz(九州局)
受信結果は以下の通りです。
【JJY(60kHz)@HKG 2019.01.05 21:45 JST】
自宅(神奈川)で聞こえている3波が以下の強度順で受信できました。
BPC>JJY(60kHz)>JJY(40kHz)
香港はBPCのサービスエリア内なのでBPCが強いのは当然ですが、JJYはかなり弱かったです。
40kHzは夜間でもノイズすれすれでした。
60kHzは夜間に動画に写っているS1.5程度の強度で受信できましたが、明るくなると受信できませんでした。
【午前7時半頃の風景】
ビクトリア湾を背景にして動画を撮ろうと思ったのですが、夜が明ける頃に信号が消えてしまいました。
仕方がないので、香港が特定できると思われる”CITIC”のロゴを画面に入れました。
香港でJJYが聞こえたからといって何かの役に立つわけではありませんが、趣味の世界なので・・・・
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