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2019年3月31日 (日)

DUMP1090で表示された~(tilde)付きのADS-B ICAO Hex

最近、ADS-B (DUMP1090) V1.43を使い始めたのですが、起動コマンドを書き換えて、Mode-AとMode-Cを表示できるようにしています。

  ADS-B (DUMP1090) V1.43 (14TH MAR 2019)
  (All RSPs) - REQUIRES API/HW v3.02 install
  http://www.sdrplay.com/downloads/


 表示データを眺めていると、時々奇妙な高度が表示されます。
 以下の例では、105000ftとか57600ftの数字が見えます。

【ADS-B (DUMP1090) V1.43 】
Icao-hex-with-tilde_1

Icao-hex-with-tilde_2

なお、これらの非常に高い高度の情報を送って来た信号のRSSI(received signal strength indicator) は、他の信号よりも10dB程度強いです。

 下記の記事によれば、今でも現役と思われるU-2(WINGS 2000で見かけました)は、7万フィート以上を飛ぶようですが、10万フィート以上を飛ぶという話は聞いたことがありません。

  The Wallstreet Journal
  The U-2 Spy Plane Is Still Flying Combat Missions 60 Years After Its Debut
  Watch a video of our flight above 70,000 feet to learn why America’s oldest working spy plane is still in action
  June 8, 2018
  https://www.wsj.com/articles/the-u-2-spy-plane-still-flying-combat-missions-60-years-after-debut-1528382700

  
 不思議なのは、受信データを見るとSSRのモードがMode-Aになっていることです。
 下記の資料によれば、「航空機の識別情報を取得するためのモードA、気圧高度情報を取得するためのモードC」とあるので、Mode-Aでは高度情報は送信されないように思われます。

  航空無線通信委員会報告
  「SSRモードS等の無線設備に関する技術的条件」
  平成 21 年7月
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000032987.pdf


 
 受信データをよく見ると、6桁のICAO Hexの頭に「 ~ 」(チルダ/tilde)がついています。
 今まで気が付きませんでしたが、これは何でしょうか?

以下の記事に関係ありそうな書き込みがありますが、詳細は分かりません。

  FlightAware Discussions
  MLAT basestation data on port 30106
  https://discussions.flightaware.com/t/mlat-basestation-data-on-port-30106/19492

 愛好者用? バルーン用?

以下の記事によれば、ADS-Bを搭載したバルーンも飛んでいるようです。

  flightradar24
  Keep Your Eye on the HBAL-Tracking Project Loon Balloons
  Posted on: 2016-04-09
  https://www.flightradar24.com/blog/keep-your-eye-on-the-hbal-tracking-project-loon-balloons/

"To search directly for a Loon balloon, use callsign “HBAL”. "と書いてあるので、自分が受信したのはProject Loonとは関係ないようです。

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2019年3月30日 (土)

SDRPlay RSP2 + adsbSCOPE 2.7

 最近、SDRPlay RSP2、ADS-B (DUMP1090) V1.43、Virtual Radar Server 2.4.2の組み合わせでADS-Bの受信データを表示しています。

【SDRPlay RSP2 + Virtual Radar】
Sdrplayvirtual-radar
 

まだ見慣れないためか、航空機と関連関連情報の位置が離れているので、一寸見にくい感じがします。

 他の表示ソフトを探してみると、RTL-SDRチューナで使っていたadsbSCOPEがSDRPlay RSP2でも使えるようです。

  RSP1/RSP1A/RSP2/RSP2 proでADS-Bを受信する方法
  http://icas.to/sdrplay/ads-b/index.htm


 上記情報を参考にして、adsbSCOPEをインストールしてみました。

  adsbSCOPE
  http://www.sprut.de/electronic/pic/projekte/adsb/adsb_en.html#pc

  Latest Version 2.7
  ZIP-File with all relevant data (15 MB)
  http://www.sprut.de/electronic/pic/projekte/adsb/adsb_all.zip


【SDRPlay+adsbSCOPE】
Sdrplayadsbscope
 


色々細かい設定ができるようですが、地形図は見やすいです。
 背景によっては航空機のシンボルが一寸見にくいような気がしますが、背景が明るい場合は問題ありません。
 航空機のシンボルの色を変更できると有難いのですが、マニュアルを見た範囲では難しそうです。

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2019年3月28日 (木)

AM停波は時代の流れでしょうね

 ネットニュースで以下の記事を見かけました

  AMの停波、23年にも実験を 「FM一本化」要望
  2019年3月28日07時38分
   https://www.asahi.com/articles/ASM3W53PCM3WUCLV009.html?iref=comtop_8_04  

 下記の資料によれば、AM局の経営は色々難しいようです。

  総務省
  ラジオ放送事業者の経営概況と ラジオにおける新しい動き
  平成28年1月29日
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000397464.pdf

 フランスやドイツでは、中波(公共放送)は停波済ですが、米国は中波放送は活性化されるべきという方針のようです。

 当方は、自宅では中波のAM放送はAFN位しか聞かないので、個人的にはFM化されてもあまり影響を受けないと思われます。
 しかし、車で都市部以外を長距離運転する場合には、AMは聞こえるけれどもFMは聞こえないという状況がかなりあったような気がします。
 無料の衛星デジタルラジオ放送があれば良いのですが・・・


 蛇足ですが、以下の資料の比較表を見ると、災害時にはAM放送が適しているように読めるような気が・・・。 鉱石ラジオが最強??
 AMとFMの比較で、FMとデジタルを比較するのは反則?

  AM放送とFM放送の違い
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000517856.pdf


 
【参考外部リンク】
 総務省|放送政策の推進|ワイドFM
 http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/fm-seibi.html
 (冒頭の写真の雰囲気がなんだか一寸変なような気が・・・)

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2019年3月22日 (金)

DUMP1090 v1.43のstart2I.cmdに"--modeac"を追加

 SDRPlay RSP2用にDUMP1090 v1.3をインストールした時に、コマンドスクリプトにMode-a,c表示用のコマンドを追加していたのですが、v1.43にしたら、Mode-a,cが表示されなくなりました。
 どうも、スクリプトファイルが書き換えられたようです。
 v1.43でも"--modeac"のコマンドを追加したらMode-a,cが表示される筈なので試してみました。
 最初に、DUMP1090 v1.43のオリジナルのスクリプトファイルの中身を確認しました。
 今回は、使用頻度が高いと思われる"Start dump 1090 in Std Perf interactive mode"に対応する"start2I.cmd"の中身を調べてみました。
 

【DUMP1090 v1.43のファイル構成】
(画像を左クリックで拡大表示)

01dump1090-v143_3


【v1.3のstart2I.cmdの中身】
title sdrplay_dump1090 V1.3 (2MHz mode Interactive)
.\sdrplay_dump1090.exe --dev-sdrplay --interactive --net --normal
 

【v1.43のstart2I.cmdの中身】
@echo off
title CTRL-C to EXIT - v1.43 Std Perf Interactive dump1090
.\DisableClose.exe
.\sdrplay_dump1090.exe --dev-sdrplay --interactive --net
pause
 

コマンド自体はv1.3と殆ど変っていませんが、前後の記述が少し変わったようです。
 v1.43のstart2I.cmdに、Mode-a,cの表示するためのコマンド"--modeac"を追加しました。
 

【修正後のv1.43のstart2I.cmdの中身】
@echo off
title CTRL-C to EXIT - v1.43 Std Perf Interactive dump1090
.\DisableClose.exe
.\sdrplay_dump1090.exe --dev-sdrplay --modeac --interactive --net
pause
 

 スタートアイコン”Start dump 1090 in Std Perf interactive mode”をクリックすると、Mode-Sの他に、Mode-A, Mode-Cも表示されるようになりました。
 追加したコマンドは無事に認識されたようです。
【--modeac追加後のDUMP1090 v1.43の表示画面】
(画像左クリックでアニメーション開始)
Dump1090-v143-modeac-gif  


 Mode-AやMode-Cは座標情報を含んでいないので、受信しても外部サーバーを参照しなければ位置が判りません。
 Mode-S以上の情報が得られる訳ではありませんが、たまに珍しい高度が表示されることがあります。

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2019年3月20日 (水)

「はやぶさ2」の衝突装置

 以下の記事に書いてあった「衝突装置」がどのようなものかと思って、好奇心で一寸調べてみたら、かなり大がかりな装置のようです。
 

  爆発で小惑星にクレーター作成、4月に挑戦 はやぶさ2
  2019年3月19日07時00分
 

  MONOist
  小惑星に人工クレーターを作れ! ~インパクタの役割と仕組み【前編】
  2012年10月05日 10時00分 公開
 

  爆発までの40分間で小惑星の裏側に退避せよ! ~インパクタの役割と仕組み【後編】
  2012年11月26日 10時00分 公開
 

 「衝突装置」が採用された理由の一つは、「誘導制御を行わなくてもいいというメリット」があったからのようですが、約2kgの物体を秒速2km以上のスピードで発射するのは大変そうです。
 

 発射、着弾の動画は結構迫力があります。
 

    「はやぶさ2」衝突装置 爆点の様子/
    Hayabusa2 situation of a collision test
    JAXA | 宇宙航空研究開発機構
 

    「はやぶさ2」衝突装置 着弾の様子/
    Hayabusa2 situation of a collision test
    JAXA | 宇宙航空研究開発機構
 

 なお、はやぶさ2のミッションの全体像は、以下のアニメーションが判りやすいような気がします。
 

  はやぶさ2ミッションとMASCOT小惑星着陸機
  German Aerospace Center, DLR
  Published on May 18, 2018
 
【参考外部リンク】
狙うは太古の砂 はやぶさ2、人工クレーター作る実験へ
2019年4月3日09時56分
https://www.asahi.com/articles/ASM427J15M42UEHF010.html

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2019年3月17日 (日)

SDRUNO V1.3で周波数スキャンが可能になりました

 RTL-SDR.COMで下記の記事をみかけました。

  MARCH 15, 2019
  SDRPLAY RELEASE SDRUNO V1.3 - NOW WITH FREQUENCY SCANNING FEATURE
  https://www.rtl-sdr.com/sdrplay-release-sdruno-v1-3-now-with-frequency-scanning-feature/

 範囲を指定した周波数スキャンと、プリセットチャンネル・スキャンが可能になったようです。

 早速インストールしてみました。

  SDRuno - v1.3 (14th Mar 2019)
    (All RSPs) Includes hardware driver
    https://www.sdrplay.com/windl3.php

    SDRUNO USER MANUAL
    (version 1.3 / 14th March 2019)
    https://www.sdrplay.com/docs/SDRplay_SDRuno_User_Manual.pdf

  エアバンドがプリセットされていたので、動かしてみました。

【SDRUNO V1.3 周波数スキャン】

  中々調子よく動作しているようです。

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2019年3月16日 (土)

ADS-B (DUMP1090) V1.43をインストールしました

 周回遅れになりますが、最近ADS-B (DUMP1090)を使い始めました。
 現在使用しているのは、sdrplay_dump1090 V1.3ですが、表示動作が一寸不安定です。
 また、長時間動作させていると、いつの間にか飛行データの表示が全部消えていることがあります。

 改善されるのを待っていたら、V1.43がリリースされていました。

  ADS-B (DUMP1090) V1.43 (14TH MAR 2019)
  (All RSPs) - REQUIRES API/HW v3.02 install
  http://www.sdrplay.com/downloads/

  ADS-B USER GUIDE
  (version 1.43 / 14th March 2019)
  https://www.sdrplay.com/docs/SDRplay_ADS-B_User_Guide.pdf

 早速インストールしてみました。

Adsb_dump1090_v143

  スタートアイコンの名称が以下のように変更になっていました。

  Start dump 1090 in High Perf interactive mode
  Start dump 1090 in High Perf mode
  Start dump 1090 in Std Perf interactive mode
  Start dump 1090 in Std Perf mode

  V1.3と比較すると、2MHz→Std Perf、8MHz→High Perfとなっています。

【V1.43 High Perf Interactive dump 1090】
V143_high_perf_interactive_dump_109
                  NINJA!   UC-35A?

【V1.43 Std Perf Interactive dump 1090】
V143_std_perf_interactive_dump_1090


  全体的に表示の乱れが少なくなったような気がしますが、High PerfでもRSSIが-50dBに固定される現象は同じでした。

 Std PerfとHigh Perfではサンプリングレートが異なるようですが、現時点では差異が実感できません。
 PC(ThinkPad X250)がパワー不足でHigh Performanceを発揮できない?

  そのうち、Mode-a,c 表示用のコマンドラインを追加しなくては・・・

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2019年3月 9日 (土)

B777-300の座席から後方に放射される赤外線の機能は?

 今年(2019)の1月のことになりますが、キャセイパシフィックのB777-300を利用したときに、離陸時の前輪の様子が機内ビデオ(IFE:Inflight entertainment)に表示されていたので、デジカメの動画で撮影しました。

【香港離陸時のB777-300の前輪 (機内ビデオ】

 撮影している時には気が付きませんでしたが、撮影した画像を後で見てみると、画面の下方にかなり明るい輝点が二つ写っています。

  撮影時の記憶では、USBコネクタとイヤホンジャックを囲むように位置表示用の照明が光っているのは気が付いたのですが、二つの輝点には気が付きませんでした。

 更に輝点の発光状態をよく見てみると、連続点灯の期間と断続点灯の期間が役1秒ごとに切り替わっています。
 なお、左右の輝点の点滅は完全に同期している訳ではなくて、連続点灯の期間と断続点灯の期間の切り替わりのタイミングが僅かにずれています。

 別のタイミングで静止画で撮った画像を見てみると、やっぱり二つの輝点はっきり写っています。

【B777-300座席背面】
01_b777300seatback


 もし写真に写っているような明るさで点灯していたとすれば、肉眼で見て気が付かないことはないと思われるので、光源が赤外線である可能性があります。

  撮影に使用したデジカメ(EX-ZR1800)は、テレビの赤外線リモコンのIR-LEDの発光 (940~950nm)が写るので、光源の波長が近赤外線領域であれば、目には見えないけれどもデジカメには写るかもしれません。

  ITmedia
  赤外線【せきがいせん】
  http://www.itmedia.co.jp/mobile/0310/15/n_key1.html

  Renesas.com
  FAQ 1007798 : 赤外線リモコンの信号はどうなっているのですか?
  https://ja-support.renesas.com/knowledgeBase/17796063

 座席背面の光源の正体は赤外線のように思われますが、何の目的で設置されているのかがよく判りません、
 一般的には、赤外線の光源は、対象物の検出や夜間(暗所)撮影に使われることが多いので、光源と対になっている何らか受光デバイス(フォトセンサ、イメージセンサ等)が存在する筈です。
  画像では一寸判り難いのですが、二つの輝点の中間部分にレンズのようなものが配置されています。

【謎の光学デバイス】
02_b777300_seatback_weird_optical_d

 単純に考えると、赤外線が着座している乗客に照射され、乗客の着衣等で反射した赤外線受光デバイスに入力され、入力された情報に基づいて何らかの処理が行われるように思われます。
 素人の妄想では、赤外線カメラではないかと邪推しそうになります。

 この種のアイデア自体は、特開2013-39878等でも公開されているし・・・

【 要約】
03201339878



【図3】
04201339878

 この謎のデバイスの機能がよく判らないので、ネットで検索してみたら、関係するかもしれない記事がありました。なお、記事の信頼性は不明です。

    Daily news
  8 May 2002
    Hidden cameras to monitor aircraft passengers
    https://www.newscientist.com/article/dn2256-hidden-cameras-to-monitor-aircraft-passengers/
(以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------
Airbus, the European jet manufacturer, is planning to build concealed cameras into the light fittings above the seats in its aircraft.
--------------------------------

 昔の計画の話なので、その後実際にどうなったのかはよくわかりません、

 また、DailyMailには以下のような記事がありました。

  DailyMail
  The tiny airline spy that spots bombers in the blink of an eye
  Last updated at 19:12 12 February 2007
  https://www.dailymail.co.uk/news/article-435342/The-tiny-airline-spy-spots-bombers-blink-eye.html

 内容をざっと見た感じでは、技術的にはカメラで乗客をモニタすることができるという話で、実施との関係はよくわかりません。
 なお、DailyMailの記事は信頼性に問題があるようなので、無条件で信頼しない方がいいかもしれません。

  CNN
  ウィキペディア、英大衆紙デイリー・メールの引用を禁止
  2017.02.10 Fri posted at 12:07 JST
  https://www.cnn.co.jp/tech/35096399.html

 更にネット上の情報を探してしてみると、関係しそうな比較的新しい(2017)の記事がありました。

  PaxEx.Aero
  The Business of Passenger Experience
  When the IFE system can watch you back
  31 October 2017 By Seth Miller ?2 Comments
  https://paxex.aero/2017/10/ife-system-biometrics-panasonic-tascent/
(以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------
Vendors are cooperating today to deliver integrated biometrics in the inflight entertainment system, tying together a camera embedded in the screen with connectivity to various other platforms that can act on the data.
(中略)
Cameras integrated into the IFE system could soon make that a reality.
--------------------------------
 将来は、撮像画像による乗客の個体認証で、座席に座ったまま入国手続きを行えるようになるかもしれないという先の話のようです。

 更に調べてみると、FlyerTalk Forumsにかなり近いと思われる話題の書き込みがありました、

  FlyerTalk Forums
  Camera and microphone in the A350 IFE?
  https://www.flyertalk.com/forum/delta-air-lines-skymiles/1943016-camera-microphone-a350-ife.html

 座席の背もたれに設置されているレンズ状のものはカメラではないのか?という疑問が書き込まれていますが、"That's the motion sensor."という回答があります。
 結論はPIR(Passive Infrared Ray)モーションセンサということになったようです。
  但し、PIRモーションセンサであるという明確な根拠は示されていません。

  PIR motion sensor
  PIR(Passive Infrared Ray) Motion Sensor

  PIRモーションセンサ
  https://www.switch-science.com/catalog/2145/

  How PIRs Work
  https://learn.adafruit.com/pir-passive-infrared-proximity-motion-sensor/how-pirs-work

  投稿されたA350のIFEの写真を見ると、たしかにイメージセンサにしては、レンズの中心部の構造が一寸違うような気もします。

 詳細はよくわかりませんが、PIRモーションセンサは、乗客が離席しているときには、ユーザインターフェース関係の動作を省エネモードにするためのもののようです。

 この説明であれば、一応話の筋は通ります。

   ・
   ・
   ・

 と思って安心していたのですが、妄想していた内容に近い下記の記事を最近見かけました。

    CNET
    Airplane seat cameras could be your new spy in the sky
    February 19, 2019 3:06 AM
    https://www.cnet.com/news/airplane-seat-cameras-could-be-your-new-spy-in-the-sky/
(以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------
"Singapore Airlines replied that it was indeed a camera, embedded into the seat back by the original equipment manufacturers of the plane, but said the cameras had been disabled on its aircraft and "there are no plans to develop any features" using them. "
--------------------------------

  Forbes
  Feb 19, 2019, 11:46pm
  Singapore Airlines Under Fire For 'Surveillance Cameras' In Inflight Entertainment Screens
  https://www.forbes.com/sites/zakdoffman/2019/02/19/singapore-airlines-under-fire-for-surveillance-cameras-in-inflight-entertainment-screens/#47f208a91650
(以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------
The airline said that the systems are manufactured by Panasonic and Thales, and can be found on their Airbus 350, A-380, Boeing 777-300ER and B787-10 planes.
(中略)
Perhaps we will soon start adding masking tape to our travel essentials -
--------------------------------

  CNN travel
  Can airplane seat cameras spy on passengers?
   Updated 3rd March 2019
  https://edition.cnn.com/travel/article/airplane-seat-camera-intl/index.html
   (今年3月3日の記事です)

  納品されたIFEシステムには、カメラはハードウエア的には存在するが、動作していないということのようですが、一寸気持ちが悪いです。

 電源ラインやデータラインを物理的に切り離すのではなく、ソフトウエア的に不動作にしている(disable IFE cameraのフラグを立てる?)のであれば、ソフトウエアの変更だけで、乗客の姿が丸見えになる?
 上記CNN travelの記事には、外部からのハッキングの危険性についても書かれていました。

 話は最初に戻りますが、当方が利用したB777-300のIFEの場合は、赤外線がしっかり放射されていたので、死んだデバイスではなくて何らかの機能を果たしていたと思われるし、IPRモーションセンサであればパッシブなので赤外線の照射は不要の筈です。
 結局、素人の知恵では、現時点では赤外線の機能は判りませんでした。

 上記Forbesの記事を見てみると、ジェスチャや目の動きでIFEシステムを操作することが検討されているようですが、その場合には、単に物体(乗客)の存在や移動を検出するだけでなく、暗所でイメージ(ビットパターン)を取得する必要があるので、赤外線の照明が必須になるかも?(個人の妄想です)

 

蛇足:
 乗客が全員着座したかどうかを確認する目的で使えそうですが、立ち乗り(?)の乗客がいても検出できない・・・?
 
  国土交通省
  航空:着席及びシートベルト着用の徹底のお願いについて 
  www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000010.html
  「定員超過で旅客が立ったまま運航を開始した事案」

 

【参考外部リンク】2019.03.16追記
 CAMERAS AT SEATS: AIRLINE TRADE GROUP SAYS PRIVACY IS PARAMOUNT WHILE ENHANCING PASSENGER EXPERIENCE
Monday, February 25, 2019
 https://connect.apex.aero/news/news.asp?id=439528

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2019年3月 3日 (日)

sdrplay_dump1090にmode A,Cの表示を追加

 SDRPlay用のADS-B (dump1090) は、ユーザガイドによればコマンド操作ができそうな雰囲気です。

 

  SDRplay
  ADS-B (dump1090) User Guide
  https://www.sdrplay.com/docs/SDRplay_ADS-B_User_Guide.pdf
(以下、上記URLから抜粋引用)
----------------------------
3. RSP Command Line Options
--dev-sdrplay ― Must be set.
--net ― enable networking
--modeac ― enable decoding of SSR modes 3/A & 3/C
--oversample ― use the 8MHz demodulator (default: 2MHz demodulator)
--normal ― this configures the RSP for standard options
--enable-BiasT ― use this to turn on the BiasT for RSP1A or RSP2
--rsp2-antenna-portA ― select antenna port A on the RSP2 (default: port B)
--rsp-device-serNo <serNo> ― Useful to select a device if multiple RSPs are connected.
--rsp1aNotchEn <enable> ― specify 0 disable (default) or 1 for enable for the RSP1A Broadcast Notch
--ifMode 0 ― specify <ifMode> for ZeroIF (default) or 1 for Low IF
--bwMode 0 ― specify <bwMode> for 1.536MHz or 1 for 5MHz (default)
--interactive ― display aircraft data in a table in the command prompt
--quiet ― Disable output to the command promp
----------------------------

 

 
  ざっと見た感じでは、受信動作のパラメータをコマンドで設定できるようです。
 しかしながら、具体的にどのようにしたら設定できるのかわかりません。
 以下のSDRplay Community Forumにも関連する書き込みがありますが、有効な情報は無いようです。

 

  SDRplay Community Forum
  ADS-B (dump1090) and RSP Command Line Options
  Mon Jan 28, 2019 4:29 pm
  https://www.sdrplay.com/community/viewtopic.php?f=7&t=4078&sid=46c3ae5992ddcc96f2d05694e76b11dc

 

  とりあえず、実際のコマンドはどのようになっているのかを調べるために、dump1090のメニュにある"Start dump1090 (2MHz mode interactive)"の中を見てみることにしました。

 

【Menu Start dump1090 (2MHz mode interactive)】
01_menu_start_dump1090_2mhz_mode_in

 

 ファイルは以下の場所にありました。

 

【start2I】
02_start2i


       C:\Program Files (x86)\SDRplay\dump1090>start2I

 

 "start2I"が"Start dump1090 (2MHz mode interactive)"に対応しているようです。

 

 コマンドスクリプトの中身は以下のようになっていました。

 

title sdrplay_dump1090 V1.3 (2MHz mode Interactive)
.\sdrplay_dump1090.exe --dev-sdrplay --interactive --net --normal

 

 RSP Command Line Optionsの説明にあった"--dev-sdrplay","--interactive","--net","--normal"が使用されています。

 

  --dev-sdrplay ― Must be set.
  --interactive ― display aircraft data in a table in the command prompt
  --net ― enable networking
  --normal ― this configures the RSP for standard options

 

 なんとなく雰囲気がわかってきました。
  素人考えでは、コマンドスクリプトファイルに希望のコマンドを追加して上書きすれば、機能が追加されるような気がします。

 

 手順としては、コマンドスクリプトファイル(CMD)をメモ帳で開いて、TXTファイルの状態で希望のコマンドを追加し、その後に拡張子をCMDに変更すればよいような気がします。
 このような安直な方法で本当にコマンドが追加できるかどうかわかりませんが、とりあえず試してみました。
 "--modeac"というのが一寸面白そうだったので、これを追加してみました。

 

 編集後のスクリプトは以下の通りです。

 

title sdrplay_dump1090 V1.3 (2MHz mode Interactive)
.\sdrplay_dump1090.exe --dev-sdrplay --modeac --interactive --net --normal

 

  追加上書きしたファイルを起動してみると、modeの欄にaとcが追加されています。
 無事にコマンドが追加されたようです。

 

【Mode A,C】
03mode_a_c

Ssr-modeac


  今の段階では、単に表示されているだけで、何か意味があるという訳ではありませんが、そのうち、何かの役に立つかもしれません。

 

 

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2019年3月 2日 (土)

スクリーニング前のADS-B信号を受信(SDRPlay編)

  先日は、DVB-Tチューナ(R820T+ RTL2832U)とAndroidアプリ"Avare ADSB Pro"の組み合わせを使いましたが、今回は、SDRPlay RSP2とWindowsソフト"ADS-B (dump1090)”の組み合わせを使用しました。

  ADS-B (dump1090) v1.3 (22nd Nov 2017)
  (RSP1/RSP1A/RSP2)
  http://sdrplay.com/software/SDRplay_ADS-B_Installer_1.3.exe

 使用PCはThinkPad X250(Windows 10 Pro 64bit)です。
 なお、手元には、SDRPlayのSMAコネクタに接続できるアンテナは430MHz用のホイップしか無かったので、便宜的にこれを使いました。

 ADS-B (dump1090)の動作モードには、以下の四つのオプションがあるようですが、内容がよく判りませんでした。

   2MHz mode (interactive)
   2MHz mode (quiet)
   8MHz mode (interactive)
   8MHz mode (quiet)

【Start dump 1090】
01_start_dump_1090


 下記の資料によれば、CPUの能力に応じて"2MHz mode (interactive)"または、"8MHz mode (interactive)"を選べばいいようです。

  ADS-B Setup with SDRplay
  Wednesday November 21, 2018 
  https://www.radiojitter.com/ads-b-setup-with-sdrplay/
(以下,上記URLから抜粋引用)
--------------------------------
"Please note: there are more Start options from the menu, these are 2MHz mode (interactive or quiet) and 8MHz mode (interactive or quiet). Interactive will show the plane information as received but will require more CPU than the quiet mode that just outputs the data to the network port.#
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  "2MHz mode (interactive)"と"8MHz mode (interactive)"の両方を動かしてみました.

【2MHz mode (interactive)】
02_2mhz_mode_interactive

02_2mhz_mode_interactive_up



【8MHz mode (interactive)】
03_8mhz_mode_interactive


 表示開始時に、表示配列が変になることがありますが、一応飛行データは表示されているようです。
 但し、"8MHz mode (interactive)"ではRSSI(Received Signal Strength Indicator)の値が固定値(-50dB)になっていました。CPUのパワー不足?

 表示画面を見ると、Flightの欄に"KANTO"という見慣れない文字が表示されています。
 これは何でしょうか? 関東?
 ICAO Hexを見てみると上位二桁がAEとなっています。
 ということは民間機ではないかもしれません。

 AE****で検索してみると、C30Jという情報が出てきましたが、本当にこれが対応しているのどうかはわかりません。

【C30J】
04_c30j





 なお、30分程度受信してみた感じでは、AEが出現する機会はかなり少なく、表示される期間も結構短かったです。また、いままでは座標データは見たことがありません。

 民間機以外も受信できそうですが、民間機以外だけを表示できるようになると便利かもしれません。

 なお、ADS-B (dump1090)ではコマンド操作ができるようなので、どこかを弄ればどうにかなる可能性はあるのでしょうか?

  SDRplay Community Forum
  ADS-B (dump1090) and RSP Command Line Options
  Mon Jan 28, 2019 4:29 pm
  https://www.sdrplay.com/community/viewtopic.php?f=7&t=4078&sid=46c3ae5992ddcc96f2d05694e76b11dc

  ADS-B (dump1090) User Guide - SDRplay
  https://www.sdrplay.com/docs/SDRplay_ADS-B_User_Guide.pdf

 ユーザガイドのp13を見る限りでは、細かい制御はできないような感じですが詳細はよくわかりません。

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