Huawei P10(PPP WizLite)テスト@桶井川河口標識付近
多分これが最後のGNSS(GPS)テスト@福岡ネタです。
GNSS(GPS)で測位する場合には、周囲が360度開けていることが望ましいのですが、日常生活環境ではこのような状況は殆どありません。
今回宿泊したヒルトン福岡シーホークの窓から外を眺めていると、海に突き出た突堤が見えます。
【Google Earthで見た桶井川河口突堤】(自動ループ再生)
[FYI]
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L字状の突堤の角の部分には何か構造物が設置されています。
後で調べてみたら航行用の簡易標識のようです。
福岡海上保安部
https://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/fukuoka/
シーサイド百道・地行浜・荒津各地区、海浜公園、及び伊崎漁港
https://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/fukuoka/03anzen/04kaiikijouhou/kounai(etc)/momochi-aratsu.htm
突堤の先端であれば、天空率が100%に近くなる筈(?)なので、GNSSによる測位環境としてはかなり良いはずです。(海面反射によるマルチパスの影響はよくわかりません。)
Huawei P10に入れたPPP WizLiteで測位してみました。
最初は、突堤の先端まで行くつもりだったのですが、標識より先は立ち入り禁止となっていました。
突堤の角より先には壁がないので、手を滑らせてスマホを落とすと、そのまま海の中に沈む可能性があります。
スマホならまだいいですが、古希を超して足元が怪しいので、下手をすれば足が滑ってそのまま海の中へ・・・というおそれもあります。
ということで、標識の手前に設置されたあった3本のボラードの、左手前のものの上にスマホを置いて測位することにしました。
【測位結果】
[Screenshot_20190710_084147_jocs.fr.gnss_ppp]
[Screenshot_20190710_085559_jocs.fr.gnss_ppp]
測位開始直後の08:41で2.58m、08:55で1.99mとなっているので、比較的短時間で誤差が2m以下となっていますが、これ以降は20分待っても値は改善されませんでした。
黄色の丸を付しているのが、スマホを置いたボラードなので、結構いいところまで近寄ってきています。
以前、天空率が非常に低いマルチパスだらけの自宅の環境で、窓の隙間からの測位で0.75mという値が出ていたので、今回はもっと良い値が出るかもしれないと期待していたのですが、そう簡単にはいきませんでした。
普通のスマホやロガーでは誤差が2m程度になることは殆どないので、やっぱりPPPのおかげかもしれません。
なお写真に写っていたサギは約30分間殆ど動かずに立っていましたが、釣り人のおこぼれを狙っていたのかもしれません。
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