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2019年11月24日 (日)

GP-102+のDifferential GPSモード

  GP-102+のマニュアルを見ていたら、“Differential GPS”という設定項目がありました。

  GP-102plus_user_manual_Japanese
  http://akizukidenshi.com/download/ds/canmore/GP-102plus_user_manual_Japanese.pdf

【(01)GP-102+ Differetial GPS設定メニュー】
01differetial-gps

 今まで、明示的にDGPSの設定手順が書かれたGNSS受信機/ロガーはあまり記憶がありません。
 この種の製品では、メニューに項目は表示されているけれども、機能は実装されていないことがあります。
 また、機能が実装されていたとしても、対応する衛星が実際に稼働しているかどうかよくわかりません。
 実際に機能するのであれば儲けものかもしれないということで、試してみることにしました、

 デフォルトがONだったのかOFFだったのかはよくわかりませんが、Differetial GPSをONにしてみました。

【(02)GP-102+ Differetial GPS:ON】
02gp102-differetial-gpson

 ついでに、測位間隔をデフォルトの5秒から1秒に変更しました。

【(03)測位間隔:1秒】
03_20191124170901

 

 先日、銀座のHuaweiサービスで膨張バッテリを交換するときに、修理の待ち時間が2時間あったので、近所の日比谷公園でGP-102+のDifferetial GPSモードのテストをしてみました。


【(04)日比谷公園第1花壇】
04_20191124170901


【(05)日比谷公園第1花壇Zoom】
05zoom_20191124170901


測位条件
  測位場所:日比谷公園第1花壇
  GNSSロガー:CANMORE GP-102+

 以前、NEO-M8T、Huawei P10、Ublox Droid Centerの組み合わせを使用して、日比谷公園噴水広場の池の周りで測位テストをしたことがありますが、その時には期待したような結果は得られませんでした。
 今回は、正確度と精度を別々に確認しやすいように、日比谷公園第1花壇を囲む仮想長方形に沿って1周してみました。

 なお、仮想長方形の左上のコーナーでGP-102+の電源を入れた後にログ記録を開始し、花壇のフェンスとその延長線から形成される仮想長方形に沿って左回りに1周しました。
 1周した後にログの記録を停止し、記録されたデータを編集せずに、そのまま地図上に表示しました。


 測位結果は以下の通りです。

【(06)CanWay】
06canway

【(07)ルートラボ】
07_20191124171101

https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=0de42bf51f17ea97242309b745384a6e

【(08)Google Earth】
08google-earth_20191124171101

(注:以下の説明は、地図が正確であるという仮定に基づいています)
 仮想長方形の上辺、左辺、下辺は比較的綺麗にトレースされています。
 右辺も、比較的綺麗な直線になっていますが、位置が右(東)に若干ずれています。精度は高いけれど正確度は他の辺に比べて低下しているということでしょうか?
 前回の日比谷公園での測位テストでも似たような傾向があったので、もしかしたら、東側の高層構造物の影響かもしれません。
 なお、仮想長方形の上辺の中央部付近で経路がやや外側に膨らんでいますが、これは進行経路上に警備の警察官(立ち番?)が居たので、1m程度迂回したためです。皇居が近いという場所柄の関係でしょうか?
全体をざっと見た感じでは、通常のGNSSの測位精度よりもかなり良いように思われます。

【(09)Lat_Lon】
09lat_lon

静止時には、小数点以下第5位の数値が安定しているので、m単位の精度が出ているということでしょうか?
 この精度が、Differetial GPSの効果なのか、あるいは、単に受信条件が良かっただけなのかは判りません。

 u-centerの受信データを見ていると、S129とS137の信号自体は結構良好に受信されており、健康状態も良いようですが、いままでDGPSがYesになったのを見たことがありません。


【(10)UBX-NAV-SAT】
10ubxnavsat

 

 また、GPSTest(barbeauDev)でも、最近はSBASの衛星を見たことがありません。

【(11)GPSTest_Huawei P10】
11gpstest_huawei-p10


【(12)GPSTest_Huawei P10_SBAS】
12gpstest_huawei-p10_sbas

 

 来年になれば、SBAS(MSAS)が有効になるということであればうれしいのですが・・・

    SBASの開発
    https://www.enri.go.jp/~sakai/sbas.htm

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2019年11月23日 (土)

Huawei P10の膨張バッテリを半額有償交換しました

 最近、Huawei P10のGNSS受信特性が急に悪くなりました。
 スマホとしては、通話用のKyocera BASIO 3とGNSS/データ用のHuawei P10を使っていますが、充電時には2台を並べてGNSS受信状態にして窓際に置いています。
 普通は、それぞれのスマホで表示される衛星の数は、全体的に見るHuawei P10の方が多いのですが、最近Huawei P10に表示される衛星の数が急に1/3程度に減ってしまいました。
 原因がよく判らなかったのですが、ケースをよく見ると、裏蓋が少し浮いており、表示部との間に小さな隙間ができています。
 たまにズボンの後ポケットにスマホを入れることがあるので、座ったときに無理な力が加わって変形したのかと思いました。
 
 しかし、次の日にHuawei P10のケ-スを見ると、隙間が大きく拡大しており、本体の厚みが1.5倍位になっています。
 裏蓋を指で触ってみると、中央部分が外側に凸の状態になっています。
 また、蛍光灯の写り込みで確認してみると、液晶面も外側に凸に変形しています。

【バッテリ交換前】
01
01huawei-p10-before_battery_exchange

02
02huawei-p10-before_battery_exchange

03
03huawei-p10-before_battery_exchange

 

 状況から判断して、バッテリの膨張と考えてよいようです。また、膨張は進行中のような感じです。
 Huawei P10は機内で使用する予定があるのですが、このままでは恐ろしくて機内に持ち込めません。預けるのはもっと危険だと思われます。
 
 ネットで調べてみると。バッテリの膨張は結構発生しているようです。
 以下の書き込み(最終書き込み:2019/09/23)によれば、以前は無償修理だったけれども、現在は状況が異なるようです。

  『バッテリー膨張にて無償修理』 のクチコミ掲示板
   https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000022350/SortID=21957865/

 この種の情報は、ソースを確認するのが間違いありません。

 Huaweiのサイトに以下のようなお知らせがありました。

  バッテリー交換キャンペーン
  https://consumer.huawei.com/jp/support/battery-service/
  2019年10月1日(発送または来店)~2019年12月31日(発送または来店)

  サービスセンター
  https://consumer.huawei.com/jp/support/service-center/


 現在のところ、電気的に不都合な部分はGNSSだけですが、ネット情報を見ると、液晶パネル割れや、タッチパネルの配線切断ということもあるようなので、至急交換することにしました。

 発送で交換依頼が可能なようですが、梱包の手間や配送の時間を考えると、直接持ち込むのが手っ取り早いので。銀座のサービスセンターに行ってきました。
 有料なのが一寸残念ですが安全第一です。(多分自分で交換するよりも安くて安心?)

【Huaweiサービスセンター】
04
04huawei-service  

05
05huawei-service

 平日の午後2時にサービスセンターにつきましたが、修理の受付待ちは3人でした。
 10分程度で順番がきたので、状況を説明しましたが手続きはスムーズでした。
 Huaweiのサイトの説明では、バッテリの放電のために、「通常より+30分~1.5時間多くかかります」との事だったので、少しでも待ち時間を短くするために完全放電状態で持っていったのですが、これは適正な処置ではなかったようです。

【バッテリ完全放電】
06
06huawei-p10-battery_discharge

 修理の際に、端末の個体情報を読み出して、修理対象の端末かどうかを確認するようですが、完全放電だとデータが読めないので、その場でしばらく充電する必要がありました。データが読める程度に放電させておけばよかったかも・・・
 なお、バッテリを交換しても、他の部品に影響が及んで故障している場合は、別途料金が発生する場合がある旨の説明がありました。
 修理が完了して引き取り可能になるのは午後4時ということで、外で時間を潰しました。
 場所は有楽町の近くなので、時間を潰すところは色々あります。
 3時半頃サービスセンターに戻って、今度は引き取り用の受付票をとると2人待ちでした。
 前のお客もバッテリ交換でした。結構多発?
 結構、店を出たのが丁度午後4時だったので、2時間かかりました。

【バッテリ交換後】
07
07huawei-p10-after_battery_exchange

08
08huawei-p10-after_battery_exchange


 GNSSの受信特性も元通りになりました。
 これで安心して、Huawei P10を機内に持ち込むことができます。
 Huawei P10は、GPS, GLONASS, QZSS, GALILEO, BEIDOU対応で、Rawデータとして、コード擬似距離と搬送波位相が出力できるので、色々遊べます。

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2019年11月21日 (木)

U-centerで表示された各種SBAS衛星?

 先日、GNSSアプリ”MapIt GIS”を使って受信テストをしていたら、測位モードが"DGPS(SBAS)"になりました。
 現時点でDGPSによる測位が可能であるかどうかよく判りませんが、レベルプロットにはPRN(?)120の信号が表示されていました。
 しかしながら、PRN120はEGNOSの衛星なので、日本で受信できるようには思われません。

 DGPSの現状がよく判らないので、とりあえずネットで簡単に調べてみました。
 最近の資料があまりないのですが、比較的新しいと思われる以下の資料がありました。

  SBASの開発
  https://www.enri.go.jp/~sakai/sbas.htm
(以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------------------
表2 世界のSBAS(現行SBAS、衛星数は2018年時点)
名称 運用国 運用開始年 衛星数 状況
WAAS アメリカ  2003 3 二周波数対応の作業中
MSAS 日本  2007 1 2020年にみちびき3号機に移行の予定
EGNOS 欧州連合 2011 3 DFMC SBASの開発中
GAGAN インド  2014 3
--------------------------------------------


  みちびき(準天頂衛星システム)
  SBAS信号
  https://qzss.go.jp/overview/faq/index.html#faq7_13

  GBAS/SBAS International Workshop, Seoul, 3-5 June 2019
  MSAS System Development
  https://www.icao.int/APAC/APAC-RSO/GBASSBAS%20Implementation%20Workshop/1-6_MSAS%20System%20Development_Rev2%20(S%20Saito).pdf

  What is SBAS?
  Updated: Jun 24, 2019
  https://www.gsa.europa.eu/european-gnss/what-gnss/what-sbas


 これらの資料から判断すると、日本では、PRN129, PRN137の衛星が稼働している可能性があるような雰囲気がします。
 想像しているだけでは話が進まないので、実際に受信してみることにしました。
 以前、GR-8015(M8T)を繋いだu-centerで短時間受信してみたことがありますが、そのときは、SVIDとしてS128, S129, S137が表示されたものの、信号自体の確認はできませんでした。

【(01)u-center_UBX-NAV-SAT】
01ucenter_ubxnavsat


 前回は短時間の受信だったので、今回はu-centerの画面を10分間隔で約5時間キャプチャして、記録された画像を確認してみました。

 受信条件は以下の通りです。

  GNSS受信機(アンテナ内蔵):UG-353(u-blox7)
  受信機設置場所:2F北側ベランダ エアコン室外機の上
  PC:ThinPad X250 (Windows Pro 64bit)
  表示ソフト:u-center v19.10
受信時刻:2019.11.19 03:30:00~07:45:00 JST

【(02)u-center GIFアニメ】(左クリックでアニメーション開始)
02ucentergif

 SBASに関連すると思われる以下の衛星が表示されました。

  EGNOS S120
  EGNOS S126
  GAGAN S127
  MSAS S129
  SBAS S133
  MSAS S137
  WAAS S138

【(03)EGNOS S120_GAGAN S127_MSAS S129】
03egnos-s120_gagan-s127_msas-s129


【(04)WAAS S138】
04waas-s138

 日本用のMSAS S129とMSAS S137は理解できますが、EGNOS、GAGAN、WAASはなぜ表示されるのでしょうか? SBAS S133というのもよく分かりません。
 常識的に考えると、欧米や印度から1575.42MHzの電波が飛んでくるようには思われません。
 1.5GHzの電波が電離層で反射するという話は聞いたこと無いし・・・。 トンデモ系の妄想ですが、Sporadic X layer? とか・・・
 あるいは、誰かが近くで、QZSS/SBASのシミュレータのテストをしているとか・・・

 誤表示の可能性が高いように思われますが、誤動作にしては、比較的短時間(約5時間)でオールキャスト登場というのも一寸不思議な気がします。

 u-centerの表示画面を見る限りでは、搬送波は受信できているようですが、ナビに使える状態ではないようです。
 今のところSBASの状況が全く理解できていませんが、日本でも普通に使えるようになれば、1~2mの精度が出る?

 安いGP-102+でもDGPSが使えるかもしれないので、poor man's SLASもどきが実現できるかも・・・

 

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2019年11月16日 (土)

GNSSアプリ”MapIt GIS”のDGPS(SBAS)測位モード

 高精度測位に使えそうなAndroidアプリを探していたら、以下のアプリを見かけました。

  Mapit GIS - Map Data Collector & Land Surveys
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.osedok.gisdatacollector&hl=ja
  (レビュー表示なし_2019/11/16現在)
     https://play.google.com/store/apps/details?id=com.osedok.gisdatacollector&hl=en
     (レビュー多数)

  更新日:2019年11月15日
  サイズ:14M
  インストール:100,000+
  現在のバージョン:7.2.5Core
  Android 要件:4.1 以上
  アプリ内アイテム:¥230~¥2,100/アイテム
  提供元:Mapit GIS LTD

 アプリの説明の中に"Support for RTK corrected coordinates when external Bluetooth GPS/GNSS is connected,"という記載があります。
 レビューの内容は色々ですが、全体的な評価は悪くないようなのでインストールしてみました。
 RTK測位のためには外付けGNSS受信機や有料オプションが必要なようですが、とりあえず基本的な機能を使ってみました。

 測位条件
  測位場所:小田急小田原線(走行中の電車内) 本厚木→厚木→海老名
  使用スマホ:Huawei P10
  測位アプリ:Mapit GIS

 全体としては、他のGNSSアプリと同じような感じですが、測位モードが途中で時々変わる点が異なっていました。
 今までのアプリは、2D/3Dモードの測位しか行われませんでしたが、このアプリでは、Qualityの表示が、"GPS"(2D/3Dに対応?)と"DGPS(SBAS)"で切り替わっていました。
 全体としては、"GPS"の期間が長く、時々"DGPS(SBAS)"に切り替わっているという感じでした。

【(01)MapIt GIS_Quality:GPS】
01mapit-gis_qualitygps

【(02)MapIt GIS_Quality:DGPS(SBAS)】
02mapit-gis_qualitydgpssbas_20191116134901  

 精度の値は、上記写真のGPSの時には16.00m(大幅に変化あり)であるのに対して、DGPS(SBAS)の時には1.65mとなっているので、DGPSによる測位が行われていると考えてもおかしくないように思われます。
測位モードがDGPSということは、DGPSに対応している衛星からの信号を受信している筈です。
 下記の資料によれば、DGPSに対応する実用衛星は、PRNが120~138の範囲に含まれるようです。

  GLOBAL POSITIONING SYSTEM (GPS)
  PSEUDORANDOM NOISE (PRN) CODE ASSIGNMENT PROCESS Version 3.1
  https://www.gps.gov/technical/prn-codes/PRN-code-assignment-process-v3.1.pdf


  MapIt GISの画面に表示されたスカプロットとスカイレベルをチェックしてみました。
 DGPSに関係しそうな衛星としてPRN120が見えます。

【(03)MapIt GIS_PRN120】
03mapit-gis_prn120_20191116135001  

 DGPS(SBAS)に対応するPRNの値の範囲には入っているようですが、PRN120に対応する衛星を調べてみると、日本からは見えない位置に居るようです。

  EGNOS Space Segment
  https://gssc.esa.int/navipedia/index.php/EGNOS_Space_Segment
  "Inmarsat 3F2 AOR-E | PRN Number 120 | Orbital Slot 15.5 W"

  File:EGNOS footprint.png
  https://gssc.esa.int/navipedia/index.php/File:EGNOS_footprint.png


 何か一寸変です。

 現在の日本のSBASの運用状態がよく判らないので、少し調べてみました。
 以下の2019年発行の下記の資料を見ると、PRN129,PRN137という話が出てきます。

  GBAS/SBAS International Workshop, Seoul, 3-5 June 2019
  MSAS System Development
  https://www.icao.int/APAC/APAC-RSO/GBASSBAS%20Implementation%20Workshop/1-6_MSAS%20System%20Development_Rev2%20(S%20Saito).pdf

 QZSSのFAQにも同様な情報があります。

  みちびき(準天頂衛星システム)
  https://qzss.go.jp/overview/faq/index.html
-------------------------------------------------
https://qzss.go.jp/overview/faq/index.html#faq7_13
Q. みちびき3号機SBAS信号(L1Sb)のPRN番号は、現在MTSATのPRN番号である#129または#137を引き継ぐのでしょうか?それとも、現在運用している#187が継続されるのでしょうか?
A. みちびき3号機SBAS信号(L1Sb)のPRN番号は、現在のMTSATが使用している#129あるいは#137のいずれかを引き継ぐ予定です。
-------------------------------------------------

 ということは、日本で使えそうな衛星は、PRN129またはPRN137というになりそうです。

 次に実際の運用状況をGNSS Viewで調べてみました。

  GNSS View
  https://app.qzss.go.jp/GNSSView/gnssview.html?t=1573517673658

  GNSS View マニュアル
  https://qzss.go.jp/technical/gnssview/manual.html

  衛星の表示/非表示設定(衛星配置レーダー)
  https://qzss.go.jp/technical/gnssview/manual.html#cl2

 GNSS Viewのアプリの説明によれば、「みちびきとGPS以外の4システムの衛星配置は、NORAD(North American Aerospace Defense Command、北米航空宇宙防衛司令部)が公開している軌道情報を用いて計算しています。」とのことなので、SBASの衛星の実際の軌道上の位置が判る筈です。

 東京から見えるDGPS対応衛星を調べてみるとPRN120は含まれていません。

【(04)GNSS View】
04gnss-view

 
 PRN120という表示は何でしょうか?
 MapIt GISのスカイプロットに表示されているPRN120は、南のかなり低い角度に位置していますが、GNSS Viewでは対応する衛星はありません。


 念のため、GR-8015(M8T)を繋いだu-centerでチェックしてみましたが、今朝(07:30 2019/11/16 JST)の時点では、SBASの信号が確認できませんでした。(受信環境が悪いためかもしれません)

【(05)u-center_UBX-NAV-SAT】
05ucenter_ubxnavsat

 

 測位モードがDGPS(SBAS)となっており、測位精度もそれらしい値になっており、DGPS対応と思われる衛星が見えていますが、衛星のPRNが120となっている理由が判りません。
 PRNの誤表示は時々発生するようなので、単純な誤動作なのかもしれませんが、一寸不思議です。
 好奇心であちこちに頭を突っ込んでみましたが、素人の悲しさで状況が理解できません。

 もし本当にDGPSモードで測位されており、1~2mの精度が確保されるのであれば、少し広めの空き地があれば、超特大フォント(5mx5m程度?)で一筆書きができるかもしれません。

 

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2019年11月 9日 (土)

Huawei P10+とu-blox Neo M8Tの測位結果を比較した論文

 以前、以下の資料を見て、高精度測位ができるかもしれないと思ってHuawei P10を買ったのですが、そう簡単にはいきません。

  Performance analysis of GPS+Galileosmartphone raw measurements
  GSA, 30th may2018
  https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/augusto_mazzoni_la_sapienza.pdf

 上記資料に出てくるHuawei P10による一筆書きは、素人には入手が容易でない解析ソフトが必要なようです。

 Huawei P10による高精度測位に関係するような資料がないかと思って探していたら、以下の論文を見かけました。

i  nsticc
  GISTAM_2019_51_CR
  GNSS Positioning using Android Smartphone
  http://www.insticc.org/Primoris/Resources/PaperPdf.ashx?idPaper=77648

 受信場所としては、site A(noisy evironment)とSite C(undisturbed place)が使用され、それぞれの場所において、色々と受信条件を変えて、Huawei P10+とu-blox Neo M8Tの測位精度が比較されています。
 測位精度の測定に関しては、Neo M8TにはRTKLIBが使用され、Huawei P10+にはGEO++ RINEXが使用されたようです。

 超大雑把な結論としては、どちらの場合も受信環境が悪いSite Aでは大幅に測位精度が低下しています。
 環境がよいSite Cであれば、Huawei P10+の10分間static測位で、E,N,U=0.048, 0.142, 0.118の値が出ています。
 この程度の精度であれば、高精度測位の雰囲気がするような気がします。
 Huawei P10+とHuawei P10は同じチップなので、受信条件が良ければHuawei P10でも、ある程度の精度は確保できるのかもしれません。
 site Aはnoisy evironmentということですが、Figure 1の写真を見ると、我が家の受信環境よりも10倍くらいは良さそうな感じです。
 向かいのビルの仰角は20度以下のように見えますが、我が家の受信環境(2F北側べランダのエアコン室外機)では空が見える仰角は70度程度です。
 この状態では、高精度測位は難しそうなので、周囲が開けた北側べランダにアンテナ(受信機)を設置して自分の部屋まで無線で飛ばすか、あるいは、2周波を検討するかということになりそうです。

  なお、Site CでHuawei P10+とNeo M8Tを比較した場合には、全体としてNeo M8Tが優位ですが、部分的にHuawei P10+の方が優位である場合もあるようです。

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2019年11月 2日 (土)

”Ublox Droid Center”テスト@日比谷公園噴水広場

 先日、GNSS用Androidアプリ"Ublox Droid Center"を購入しました。

  Ublox Droid Center
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.droid.acenter&hl=ja
      https://play.google.com/store/apps/details?id=com.droid.acenter&hl=en

  Ublox Droid Center  About & Pics
  https://apptopia.com/google-play/app/com.droid.acenter/about


 購入した理由は、以下のアプリの説明を見て、Huawei P10とUblox NEO-M8Tで高精度測位ができるのではないかと、妄想したためです。

(上記アプリのURLから抜粋引用)
--------------------------------
5. Possibility of obtaining NTRIP amendments to increase accuracy. Retrieved on chips of neo-m8p and ZED-F9P.
--------------------------------

 アプリの説明にはM8Tに関する記載はありませんが、M8PやF9Pの親戚(?)のようなものと思われるので、もしかしたら対応しているかもしれないという淡い期待をしました。
 M8TにはRTKLIBの機能がないのが一寸気になりますが・・・

 先日、Ublox Droid CenterをインストールしたHuawei P10に、USB経由でU-blox7を接続してテストした範囲では、通常の2D/3D測位が行われて、一応地図上に測位場所が表示されました。
 地図の設定方法がよく判りませんが、とりあえず基本的な動作はOKのようです。


 次に、本題のNTRIPによる補正を試してみることにしました。
 スマホとアプリは同じで、GNSSモジュールをU-blox7からNEO-M8Tに変更しました。
 M8Tは使用対象モデルとして例示されていないので、本当にNTRIPによる補正ができるのかどうか判りませんが、ものは試しです。

 自宅のGNSS/NTRIP受信環境は良くないので、以下の条件を満たしそうな場所を探してみました。
 ・基準局(今回の場合、CQ出版社)から10km以内であること。
 ・比較的周りが開けていること。
 ・交通の便が良いこと。
 ・測位精度が判りやすいように、固定構造物の周りを回って測位するつもりなので、低くて単純な形状の構造物があること。

 巣鴨から半径10kmの円を描いて探してみると、日比谷公園の噴水がよさそうです。
 南側に高層ビルがあるので、周囲が開けているとは言えませんが、都心で測位作業を行えそうな場所はあまりないので、とりあえず今回はここを利用することにしました。

 
 Ublox Droid Centerでの設定がよく分かりませんが、メニューをたよりに試行錯誤してみました。
 Ublox Droid CenterのMainメニューには、いくつかのラジオボタンが表示されています。

【(01)Ublox Droid Center_Main_1】
01ublox-droid-center_main_1


”NTRIP Client”が関係しそうです。
 これを開いてみると入力画面が表示されたので、必要と思われるデータを入力しました、

【(02)Ublox Droid Center_NTRIP Client_1】
02ublox-droid-center_ntrip-client_1

【(03)Ublox Droid Center_NTRIP Client_2】
03ublox-droid-center_ntrip-client_2

【(04)Ublox Droid Center_Main_2】
04ublox-droid-center_main_2

実際に測位してみました。

測位条件
  測位場所:日比谷公園噴水広場
  使用スマホ:Huawei P10
  外付けGNSS受信機:GR-8015U(NEO-M8T)
  測位アプリ:Ublox Droid Center (v1.4.6)

【(05)Ublox Droid Center_Map】
05ublox-droid-center_map


【Youtube動画】

 噴水広場の周辺に配置されているベンチから噴水の方向に移動し、池の周りを左回りに移動しました。
池の周囲を何回か廻りましたが、上記動画は池の縁の直近を2回廻ったときのものです。

地図の右下の二つの数値は精度を表しているような感じがするのですが、ベンチから池の周辺までは"0m 0m"で、最初の1/4周程度は"1m 1m" となっています。
 最初は、比較的円形の池の外周に沿ってトラックが表示されていたのですが、その後大幅にずれが生じました。
 残念ながら十分な精度を得ることができませんでした。

 
 アプリの説明動画(00:35)を見ると測位モードが”Mode:D"となっていますが、これは何でしょうか?  DGNSS?
 今回のテストでは"Fix2D3D"のままでした。
 NTRIPに基づく補正が行われていないということでしょうか?
 理屈を理解せずに見よう見まねにやっているので、中々先に進みません。
 ベンチに座って測位しているときは、比較的ずれが少なかったので、移動速度の問題もあるかもしれません。

 


 比較のために、同時にGP-102でもログを記録していたので、この測位結果も見てみました。
 ルートラボはもうすぐサービス終了ですが、操作が簡単なので、とりあえずこれを使いました。

【GP-102測位結果(ルートラボ)】

ルートラボ
日比谷公園噴水広場
https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=54192dd061ca67b668f4a54fda9b1c39

 
 最後の2周が上記Youtubeの動画に対応しています。
 再生速度を”x0.5”位にすると判りやすいです。
 池の外周直近と、外周から2m程度離れた段差がある部分で、それぞれ連続して2周していますが、半径の違いが2重円となって見えています。

日比谷公園大噴水(Wikipedia Commons)
Wikipedia-commons
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hibiya_park.jpg

 二つの円の中心は略一致しているので、測位の「正確度と精度」は結構良いように思われます。
 安いGP-102の方が、綺麗にトレースしている???

 Ublox Droid CenterはM8Tに対応していないのかも・・・


 

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