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2019年11月 9日 (土)

Huawei P10+とu-blox Neo M8Tの測位結果を比較した論文

 以前、以下の資料を見て、高精度測位ができるかもしれないと思ってHuawei P10を買ったのですが、そう簡単にはいきません。

  Performance analysis of GPS+Galileosmartphone raw measurements
  GSA, 30th may2018
  https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/augusto_mazzoni_la_sapienza.pdf

 上記資料に出てくるHuawei P10による一筆書きは、素人には入手が容易でない解析ソフトが必要なようです。

 Huawei P10による高精度測位に関係するような資料がないかと思って探していたら、以下の論文を見かけました。

i  nsticc
  GISTAM_2019_51_CR
  GNSS Positioning using Android Smartphone
  http://www.insticc.org/Primoris/Resources/PaperPdf.ashx?idPaper=77648

 受信場所としては、site A(noisy evironment)とSite C(undisturbed place)が使用され、それぞれの場所において、色々と受信条件を変えて、Huawei P10+とu-blox Neo M8Tの測位精度が比較されています。
 測位精度の測定に関しては、Neo M8TにはRTKLIBが使用され、Huawei P10+にはGEO++ RINEXが使用されたようです。

 超大雑把な結論としては、どちらの場合も受信環境が悪いSite Aでは大幅に測位精度が低下しています。
 環境がよいSite Cであれば、Huawei P10+の10分間static測位で、E,N,U=0.048, 0.142, 0.118の値が出ています。
 この程度の精度であれば、高精度測位の雰囲気がするような気がします。
 Huawei P10+とHuawei P10は同じチップなので、受信条件が良ければHuawei P10でも、ある程度の精度は確保できるのかもしれません。
 site Aはnoisy evironmentということですが、Figure 1の写真を見ると、我が家の受信環境よりも10倍くらいは良さそうな感じです。
 向かいのビルの仰角は20度以下のように見えますが、我が家の受信環境(2F北側べランダのエアコン室外機)では空が見える仰角は70度程度です。
 この状態では、高精度測位は難しそうなので、周囲が開けた北側べランダにアンテナ(受信機)を設置して自分の部屋まで無線で飛ばすか、あるいは、2周波を検討するかということになりそうです。

  なお、Site CでHuawei P10+とNeo M8Tを比較した場合には、全体としてNeo M8Tが優位ですが、部分的にHuawei P10+の方が優位である場合もあるようです。

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