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2020年3月15日 (日)

昔買ったGarmin eTrex LegendでDGPS受信テスト

 当方が最初に購入したGPS端末はPCQ-HGR3Sですが、その後に地図が表示可能な端末が欲しくなって、18年前にGarmin eTrex Legend(日本語版・モノクロ)を買いました。

【(01)左から、 GP-102+、m-241、m-241c、PCQ-HGR3S、GPS-CS3K、eTrex Legend】
01-gp102_m241_m241c_pcqhgr3s_gpscs3k_etr


 専業メーカーの製品のことだけはあって、多種の機能を持っており、使い勝手も悪くありませんでした。
 かなり長い間使っていましたが、感度があまり良くなくて、巡航中の機内で測位するためには常時窓に押し付けている必要があり、日付変更線通過赤道通過の際のログ記録は中々大変でした。
 その後に購入したm-241は、前の座席のシートポケットに差し込んでおけば、大体記録できたので、ログ記録用にeTrex Legendを使うことなくなりました。
 またその後スマホで地図が表示できるようになったので、出番がなくなりました。
 
 最近、DGPSに興味が出てきて色々調べていたら、Garminの端末はDGPSに対応しているような情報を見かけました。
 信号強度バーの中に「D」の表示されていれば、DGPSによる測位が行われているということのようです。
 今までは、DGPSにあまり興味がなかったので「D」の文字に注目したことはなかったのですが、あらためて見なおしてみると、昔eTrex Legendで測位したときの写真の信号強度バーの中に「D」の表示がありました。
 雰囲気的には対応してそうですが、本当に日本でもDGPSに対応しているのという気がしないでもありません。

 とりあえず、Garmin eTrex Legendのマニュアルを見てみました。

  GARMIN eTrex Legend
  https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjgjKe635voAhWbH3AKHfhVAWEQFjACegQIBRAB&url=https%3A%2F%2Fstatic.garmincdn.com%2Fpumac%2FeTrexLegend_OwnersManual.pdf&usg=AOvVaw1KuEp4TAGdRxU2420ZFf1z
(以下、上記URLから抜粋引用)


(02) P01_Garmin eTrex Legend - Satellite_The Main Page
02-p01_garmin-etrex-legend-satellite_the

(03) P47_Garmin eTrex Legend - Setup Options_System Page_WAAS
03-p47_garmin-etrex-legend-setup-options

(04) P52 Garmin eTrex Legend - Specification_Performance
04-p52-garmin-etrex-legend-specification

 

マニュアルによれば、DGPSの有効/無効の設定ができるようです。
 実際に試してみようということで、10数年ぶりにeTrex Legendを整理箱から引っ張り出してきました。
 電池を入れてみると画面に表示がでません。
 故障したのかと思って、あちこち触っていたら、コントラスト調整で薄く文字が見えてきましたが、どう調整してもはっきり見えません。
 どうも経年変化で液晶が劣化したような感じです。コントラスト(液晶バイアス?)を色々調整してみましたが、全体的にコントラストが低く、また、中心と周辺コントラストが異なります。

(05)Garmin eTrex Legend - SBAS設定
05garmin-etrex-legend-sbas

メニューの表示は、米国用のWAASになっていますが、とりあえず「有効」に設定しました。

 2F南側ベランダで30分程度測位してみました。
 測位結果は以下の通りでした。

(06)Garmin eTrex Legendによる測位結果
06garmin-etrex-legend

位置精度は36mとなっています、

(07)Garmin eTrex Legendの信号強度バー(DGPS)
Garmin-etrex-legenddgps


  信号強度バーには、「D」の文字が表示されています。
 また、NMEA ID 42, 50が表示されているので、以下の資料から判断すると、日本のSBASであるMSAS(みちびき3号機)のPRN 129, 137の信号が受信されていると考えてよいと思われます。

  NMEA Revealed
  version 2.23, Mar 2019
  https://gpsd.gitlab.io/gpsd/NMEA.html


 ということであれば、DGPSを使用して測位が行われたと考えられますが、それにしては、位置精度は36mというのは、精度があまりよくありません。
 GPS(Navstar)にしか対応していない古い端末を無理やり動作させたのが原因かもしれません。

 以下の資料の説明を見ると、規定内の精度ということになるのでしょうか?

  FAQ(よくある質問)
  SBAS配信サービスについて
  https://qzss.go.jp/overview/faq/index.html#faq7_14
(以下、上記URLから抜粋引用)
---------------------------------------
Q. サブメータ級測位補強サービスとSBASを比較した場合、得られる位置情報はどの程度異なるのでしょうか?
A.「現在MSASが提供する信号のスペックは、国際民間航空機構(ICAO)が定める標準において非精密進入用サービスレベル(95%水平精度220m、水平警報限界556m、垂直方向は規定無し)に対応しております。」(抜粋)
---------------------------------------


 もともと航空機用のシステムなので、これを使用して簡単に測位精度を高めようと考えるのは一寸考えが甘かったかもしれません。

 2周波RTK用のデバイスがもう少し安くなるのを待つしかないかも・・・

 

【参考外部リンク】
2007年10月12日 (金)
“MSAS”運用開始!しかし・・・
http://mountain-equipment.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_6fdb.html

 

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