« 2021年1月 | トップページ | 2021年3月 »

2021年2月25日 (木)

GNSS AnalysisのRaw/Kalman Filter/ADRの差をGoogle Earthで表示

 世の中の流れからは2~3年遅れになりますが、最近2周波GNSS Raw Data対応のXiaomi MI 8を中古で購入したので、頭の老化防止を兼ねて色々と遊んでいます。
 高精度測位の詳細は理解できませんが、測位データの後処理で精度が変化するのが視覚的に確認できるので一寸面白いです。
 
 行き当たりばったりで色々触っていますが、測位の手順や必要な情報の場所を忘れることがあるので、再インスト―ルに備えて、自分用に整理してみました。


①GnssLoggerをスマホにインストールする。

  GnssLogger App - Apps on Google Play
  Developed with Google
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.location.gps.gnsslogger&hl=en_US&gl=US

 最新版と思われるv3.0.0.1をXiaomi MI 8(Android 10)にインストールしたのですが、途中で止まったり、アプリ選択の初期画面に戻ったりして正常に動作しません。
 仕方がないので、現在は古いバージョン(v2.0.0.1)を入れて使っています。
 完全に安定しているとは言えませんが、どうにかLogの取得はできます。

 試しに、v3.0.0.1を1周波Raw Data対応のHuawei P10(Android 9)にインストールしてみたところ、不安定ですがどうにか使えました。


②GNSS Analysis AppをPCにインストールする。

  GNSS Analysis App V 3.1.0.0 Release
  https://github.com/google/gps-measurement-tools/releases

 PCは、ThinkPad X250(Windows 10)を使っています。
 マニュアルに"The first time you install MATLAB Runtime it will take a long time to download the license-free program from The MathWorks (like, 30 minutes):"と書いてありますが、当方の環境では約20分かかりました。


③GnssLogger(Xiaomi MI 8)による測位およびLOGデータ保存。

 「GnssLogger」→「SETTING」(適宜必要スイッチON)→「PLOT」(受信信号を確認)→「LOG」→「START LOG」→(例:5分間)→「STOP & SEND」


④Xiaomi MI 8のLOGデータ(measurement log file)をUSB経由(ファイル転送モード)でPCに転送する。
 なお、PC側の転送先については、マニュアルには以下のようなヒントが書いてありました。
---------------------------------------------
 It is a good idea to store each measurement log file in its own subdirectory under
 .../Desktop/GnssAnalysisFiles/yourSubdirectory/
---------------------------------------------

場所としてはデスクトップが判りやすいのですが、1回の分析処理で10個程度のファイルがLOGデータと同じディレクトリに生成されるので、デスクトップがファイルのアイコンだらけになります。

【(01)Xiaomi MI 8のLOGデータの格納場所】
01xiaomi-mi-8log

 LOGデータは、"gnss_log_2021_02_23_12_53_44"のようなファイル名でテキストファイルとして格納されています。


【(02)LOGデータの中身】
02log

 TXTフォーマットのLOGデータの中にRaw Dataが含まれています。
 他の各種データも含まれています。

-------ここまでがスマホ(GnssLogger)側の話です。-------

-------これ以降はPC(GNSS Analysis)側の話です。-------

 基本的には、以下の資料のp.16の"6 Work with your own data"以降の操作になります。

  Installation.and.User.Manual.GNSS.Analysis.App.pdf
  https://github.com/google/gps-measurement-tools/releases/download/V3.1.0.0/Installation.and.User.Manual.GNSS.Analysis.App.pdf


⑤GNSS Analysisを起動する。
 MS-DOS風の窓が開いてコマンドプロンプトが点滅しますが、砂時計もプログレスバーもないので、本当に処理が進んでいるのか心配になります。
 最初は長時間反応がないので、インストールに失敗したと思って何度か再インストールしました。
 結局、当方の環境では30秒程度でControl Panelが表示されました。

【(03)GNSS Analysis_Control Panel】

03gnss-analysis_control-panel

 マニュアルには"BE PATIENT"と書いてありますが、想定待ち時間が不明だとストレスが溜まります。


⑥“Find Log File”で目的のLOGデータを選択する。
当方の場合は、GnssAnalysisFilesの下位にlogdataという名前のフォルダを作り、更にその下位に、格納するLOGデータのファイル名と同じ名称のフォルダを作り、その中にLOGデータを入れました。
 今回は、LOGデータとして、"gnss_log_2021_02_23_12_53_44.txt"を使用したので、一寸判りにくいですが、階層構造は以下のようになります。

  .../Desktop/GnssAnalysisFiles/logdata/gnss_log_2021_02_23_12_53_44/gnss_log_2021_02_23_12_53_44.txt

 選択するのは最下位のテキストファイルになります。


⑦“Analyze and Plot”をクリックする。
 当方の場合は9個のプロット画像(分析結果表示用の初期画面)が完全に表示されるまでに2分程度かかりました。
 途中から処理中の画面が色々表示されるので、待つのはそれほど苦痛ではありません。

【(04)GNSS Analysisの分析結果表示用の初期画面】
04gnss-analysis

⑧9個のプロット画像の中の右上のPositios(Raw)の画像を全画面表示にする。

【(05)Positios(Raw)】
05analysis_positions-raw


⑨Positios(Raw)の画像の左下の"Show KalmanFilter"をクリックして、画像を表示した後に全画面表示にする。

【(06)Positios(Kalman Filter)】
06analysis_positions-kalman-filter

⑩Positios(Kalman Filter)の画像の左下の"Show ADR"をクリックして、画像を表示した後に全画面表示にする。

【(07)Positios(ADR)】
07analysis_positions-adr

 歩行経路の大体の様子が判ります。

 

-------ここまでがGNSS Analysisの基本的な動作の話です。-------

-------これ以降はGNSS Analysisの処理結果を利用して歩行経路をGoogle Earth上に表示する話です。-------

 この時点では、.../Desktop/GnssAnalysisFiles/logdata/gnss_log_2021_02_23_12_53_44/ のフォルダの中身は、以下のようになっています。


【(08)ThinkPad X250のLOGデータの格納状態】
08thinkpad-x250log

なお、"gnss_log_2021_02_23_12_53_44"がスマホからPCに転送されたLOGデータのテキストファイルで、それ以外のファイルは、分析処理後に自動的に同一ディレクトリ内に生成されたものです。

⑪ /GnssAnalysisFiles/logdata/gnss_log_2021_02_23_12_53_44/ のフォルダの中の下記のKMLファイルをクリック。

⑫"gnss_log_2021_02_23_12_53_44_rawPr"をクリック。→Positios(Raw)に対応する経路がGoogle Earthに表示される。
【(09)Google Earth_Raw】
09google-earth_raw

⑬"gnss_log_2021_02_23_12_53_44_rawKfPr"をクリック。→Positios(Kalman Filter)に対応する経路がGoogle Earthに表示される。

【(10)Google Earth_Kalman Filter】
10google-earth_kalman-filter

⑭"gnss_log_2021_02_23_12_53_44_Adr"をクリック。→Positios(ADR)に対応する経路がGoogle Earthに表示される。

【(11)Google Earth_ADR】
11google-earth_adr


【(12)歩行した道路】
12_20210225211001

 測位コースは、農地の中を通る幅2mの道路です。
 進行方向に向かって道路左端に沿って往復しました。
 道の両側には柵があったので、往復路の間隔は1.5m程度です。

 処理方法が、Raw→Kalman Filter→ADRと変化するのに従って、歩行経路のばらつきが小さくなっていくのが判ります。
 見かけ上は、測位位置が北に1.5m程度ずれているように見えますが、地図の座標精度が判らないので、正確なところは判りません。
 リアルタイムでこの程度の精度が得られるのであれば、スマホだけを見ながら試験コースを運転できるかも・・・

 

| | コメント (0)

2021年2月21日 (日)

GnssAnalysisで処理した位置データをKMLに変換してGoogle Earthで表示

 先日、Xiaomi MI 8のRawデータをGnssAnalysisのKalmanフィルタで処理して歩行経路を表示してみました。
 一寸見た感じでは、相対距離では1m程度の精度は出ているような感じはするのですが、絶対位置の精度が判りません。

【(01)GnssAnalysis_Positons_Kalman Filter】
01gnssanalysis_positons_kalman-filter


 Kalmanフィルタで処理したデータをKMLに変換してGoogle Earthで表示すれば、視覚的に位置のずれがある程度判るかもしれません。
 地図の精度は保証しないというGoogleのコメントを以前見たことがありましたが、現在はどうでしょうか?
 スマホで現在位置を地図で確認して、自分がその地図上の位置に居るから地図が正しいとは言えないところが悩ましいです。

 Google Earthの精度はどの程度かよく判りませんが、ある程度の目安になるであろうということで、GnssAnalysisの後処理データをKMLに変換することを考えました。
 多分同じような要求がある筈なので、ネットで一寸調べてみましたが、よく判りませんでした。
 もしかしたら、GnssAnalysisにそのような機能があるのではないかと調べてみたら、Control PanelのStatusの欄にヒントになりそうな以下の情報がありました。

【(02)GnssAnalysis_Control Panel_Status】
02gnssanalysis_control-panel_status


下記の3行がkmlに関係がありそうです。

   Wrote gnssPvt_rawPr to: gnss_log_2021_02_16_15_38_31_rawPr.nmea and *.kml
   Wrote gnssPvt_rawKfPr to: gnss_log_2021_02_16_15_38_31_rawKfPr.nmea and *.kml
   Wrote gnssPvt_Adr to: gnss_log_2021_02_16_15_38_31_Adr.nmea and *.kml

 文の内容から想像すると、GnssAnalysisのPositiosの3種類の出力(Raw, Kalman Filter, ADR)がkmlに変換されてどこかに書き込まれているような感じです。
 今回の場合は、Kalman Filter(Kf?)のデータが欲しいので、"gnss_log_2021_02_16_15_38_31_rawKfPr.kml"を探せばよい筈です。

探してみたら"gnss_log_2021_02_16_15_38_31_rawKfPr"というkmlファイルが見つかりました。
このファイルをダブルクリックすると、無事にGoogle Earthに歩行経路が表示されました。

【(03)Google Earthに表示されたKalmanフィルタ処理後の歩行経路】
03google-earthkalman


   直径3m程度の小さな茂みを目標として、周りをゆっくり歩いて一周しています。
 地図の画像上の茂みの中心とGNSSで測位した歩行円の中心が1.5m程度ずれています。
 測定地における地図の座標精度が判っていれば、測位精度が判断できそうですが、現時点ではサブメートルの精度ということになるのでしょうか?
 近くに一等三角点でもあれば、確認できるのかもしれませんが・・・

 なお、受信条件は以下の通りです。
  場所:農地に隣接した一般開放された空き地(天空率80%程度?)
  測位期間:3分(歩行)
  スマホ:Xiaomi MI 8 (Android 10)  
  GNSS Log取得アプリ:GnssLogger (v.2.0.0.0)
  Logデータ後処理アプリ;GnssAnalysis (V3.1.0.0)

 

【参考外部リンク】
Legal Notices for Google Maps/Google Earth and Google Maps/Google Earth APIs
Last Modified: February 1, 2021
https://www.google.com/help/legalnotices_maps/


Sensors (Basel). 2008 Dec 8;8(12):7973-7981. doi: 10.3390/s8127973.
Horizontal Positional Accuracy of Google Earth's High-Resolution Imagery Archive
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27873970/
--------------------------------------------
Relative to Landsat GeoCover, the 436 Google Earth control points have a positional accuracy of 39.7 meters RMSE (error magnitudes range from 0.4 to 171.6 meters).
--------------------------------------------


利用上の注意(位置精度等について) | 国土地理院
https://www.gsi.go.jp/kanri/kanri41010.html


GNSS Analysis App V 3.1.0.0 Release
released this 24 days ago (2021/02/21現在)
https://github.com/google/gps-measurement-tools/releases
--------------------------------------------
v3.1.0.0
Supports GnssLogger files and RINEX v3 observation files collected from GnssLogger v3.0.0.0
Supports more signals like BDS B2, GAL E5 in position computations
Adapts to the connection change to NASA CDDIS site (now uses HTTPS instead of FTP)
Fixes some known bugs
--------------------------------------------

 

| | コメント (0)

2021年2月19日 (金)

Xiaomi MI 8のRawデータをGnssAnalysisのKalmanフィルタで処理して歩行経路を表示

 最近は、Xiaomi MI 8とGnssAnalysisの組み合わせで色々遊んでいます。
 下記資料を見ると、スマホからのRawデータを後処理することにより、測位特性が改善されるようです。

  GSA Raw Measurements Workshop 2020
  Updated Google Tools: Logging and Analyzing GNSS Measurements
  27  May 2020, v1.1 
      https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/1.1_frank_van_diggelen_-_google.pdf

 上記資料のp.21には3枚の画像が並べられており、赤枠の部分には以下のように書かれています。

 ・WLS position from raw pr
 ・Kalman Filter position from WLS PVT
 ・WLS relative position from ADR(Carrier Phase)

 さらに、以下のような説明があります。
(上記URLから抜粋引用)
--------------------------------------------------------------------
Comparison of positions from the same data set, left to right:
● Raw Pseudorange, processed with Weighted Least Squares (weighted by reported measurement uncertainty).
● Kalman Filter, using WLS position, and WLS velocity (velocity computed from Doppler measurements)
Not shown: WLS position from smoothed pseudorange, is similar to Kalman Filter position.
● WLS position from ADR (Carrier Phase).
Conclusion: you should expect to get noisy positions from Raw Pseudoranges.
--------------------------------------------------------------------

 この資料の測定例の場合は、相対位置の誤差(ばらつき?)で見ると、Raw>Kalman Filter>ADR となるようです。
 ADRの例を見ると、直径2m程度の円の中に一つの文字が描かれています。
 実験で使用されたスマホは、Google Android 10 ということしか判りませんが、もしかしたらXiaomi MI 8(Android 10)でも同様なことができるかもしれません。
 ということで、理屈は殆ど理解していませんが、とりあえず実際に試してみました。

 受信条件は以下の通りです。
  場所:農地に隣接した一般開放された空き地(天空率80%程度?)
  測位期間:3分(歩行)
  スマホ:Xiaomi MI 8 (Android 10)  
  GNSS Log取得アプリ:GnssLogger (v.2.0.0.0)
  Logデータ後処理アプリ;GnssAnalysis (V3.0.3.0)

 空き地の中を適当に歩きましたが、目標となるような構造物がなかったので、直径3m程度の小さな茂みを一周した後に、地表に長方形を想像して4辺と思われる部分を歩きました。
 なお、空き地は凹凸のある歩き難い不整地であり、また、目標がないので、直線的に歩くのは困難でした。

【(01)GnssLogger_Plot】
01gnsslogger_plot
"Total Number of Visible Satellites:48"となっているので、受信環境は悪くないようです。

 

【(02)Analysis C/No strogest sats】
02analysis-cno-strogest-sats

 レベルのばらつきがありますが、QZSのPRN193(L1/L5),PRN194(L1/L5),PRN195(L1/L5)が受信出来ています。

 

【(03)Analysis_Positions(Raw)】
03analysis_positionsraw

  とても歩行経路とは思えません。

【(04)Analysis_Positions(Kalman Filter)】
04analysis_positionskalman-filter

歩いた経路に対応する円と長方形が表示されています。
上側の円が小さな茂み(直径約3m)に対応しています。

 

【(05)目標にした小さな茂み】
05_20210219175901
目標が真円ではないので、表示された円の精度が判りませんが、1m程度の精度は出ているかもしれません。

 

【(06)Analysis_Positions(ADR)】
06staanalysis_positionsadr

 ADRならもっと精度が良くなるかもしれないと期待したのですが、ばらつきが2000m以上という変な値になってしまいました。 理由はよく判りません。
 ADRということは搬送波の位相に関係しているようですが、測定方法が悪かった?
 残念ながら基礎知識がないので、ここから先に進むにはかなりの勉強が必要なようです。

| | コメント (0)

2021年2月15日 (月)

Xiaomi MI8のGnssLoggerをV2.0.0.0に戻しました

   Xiaomi MI8とGnssAnalysis(V3.0.3.0)は相性が悪い(?)ようで、Log取りがうまくいきません。
 旧いGnssAnalysisであれば、安定しているかもしれないと思って、V2.0.0.0に戻しました。
  2F西側の窓の隙間から3分程度受信しました。

【(01)Xiaomi MI8_GnssLogger(V2.0.0.0)】
01xiaomi-mi8_gnssloggerv2000

【(02)Xiaomi MI8_GnssLogger_Positions(Raw)】
02xiaomi-mi8_gnsslogger_positionsraw

【(03)Xiaomi MI8_GnssLogger_Positions(Kalman Filter)】
03xiaomi-mi8_gnsslogger_positionskalman-

【(04)Xiaomi MI8_GnssLogger_Positions(ADR)】
04xiaomi-mi8_gnsslogger_positionsadr

   位置のグラフを見ると、中心がずれていることを考慮してもADRが格段に精度が良くなっているように見えます。
 グラフの正しい見方が良く判りませんが、単純に点のまとまり程度が精度に対応すると考えると、下記資料のp.20-p.21の画像のようなスマホで文字書きも不可能ではないかもしれません。(とりあえず後処理が必要ですが・・・)

  GSA Raw Measurements Workshop 2020
  Updated Google Tools: Logging and Analyzing GNSS Measurements
  27  May 2020, v1.1 
      https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/1.1_frank_van_diggelen_-_google.pdf

 

| | コメント (0)

2021年2月13日 (土)

Huawei P10のRaw DataをGnssAnalysis(V3.0.3.0)で表示してみました

 先日、2周波対応のXiaomi MI 8を買いましたが、GnssLogerでRaw Dataを出力できる事は確認できました。

 以下のによれば、GNSS AnalysisというPC用のソフトRaw Dataをグラフィカルに表示できるようです。
 面白そうなので試してみました。


  Android デベロッパー>ドキュメント>ガイド
  生の GNSS 測定値
  https://developer.android.com/guide/topics/sensors/gnss.html

  GnssAnalysis (V3.0.3.0)
  インストール ガイドとユーザー マニュアル
  https://github.com/google/gps-measurement-tools/releases/download/V3.0.3.0/Installation.and.User.Manual.GNSS.Analysis.App.v3000.pdf


 PC(ThinkPad X250, Windows 10 Pro, 64bit)にGnssAnalysisをインストールしました。
 当方はgunzipって何? Pathって何?というレベルなので結構手間がかかりました。
 データの種類と流れが一寸判り難いです。

 どうにかインストールできたので、Xiaomi MI 8で取得したRaw Dataを表示しようとしたのですが、エラー発生で処理が進みませんでした。
 crashlogを見ると、8個くらいエラーが発生しています。
 エラーの内容は殆ど理解できませんが、「ファイルと形式文字ベクトルとが一致しません。」というのはデータの型が違うということでしょうか?
 なお、プログラムに付属していたサンプルデータは正常に動作しました。
 サンプルデータのフォーマットとXiaomi MI 8で取得したデータのフォーマットを見比べてみましたが、大幅に異なっています。
 知識がないと手も足も出せないので、Xiaomi MI 8はあきらめて、1周波ですが一応Raw Dataに対応しているHuawei P10で試してみました。
 2F西側の窓の隙間から5分程度受信しました。

 理由はよく判りませんが、無事に処理が進んで、マニュアルに記載されているようなグラフが表示されました。

【(01)GnssAnalysis_Control Panel】
01gnssanalysis_control-panel

【(02)GnssAnalysis_Huawei P10】
02gnssanalysis_huawei-p10

【(03)GnssAnalysis_Positions】
03gnssanalysis_positions

【(04)GnssAnalysis_ADR errors】
04gnssanalysis_adr-errors


 グラフの意味はよく理解していませんが、後処理(フィルタ処理等)でかなり測位精度は改善されるようです。
 ただし、PCの動作を見ていると、かなり負荷が重そうなので、スマホ内でリアルタイムに処理するのは結構ハードルが高いかもしれません。
 技術の進歩は速いので、ハードウエアとアルゴリズムの改良で、それほど遠くないない未来に高精度スマホが実現するとうれしいです。

 なお、Xiaomi MI 8の方は追々勉強する予定です。

| | コメント (0)

2021年2月11日 (木)

GnssLogger V3.0.0.0を使ってみました

 下記の資料を見ていたら、GnssLoggerの機能が改善されているようです。

  4th GNSS Raw Measurements Taskforce Workshop
  Presentations:
  1.1_frank_van_diggelen_-_google.pdf
  https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/1.1_frank_van_diggelen_-_google.pdf

  GSA Raw Measurements Workshop 2020
  Updated Google Tools: Logging and Analyzing GNSS Measurements
  27  May 2020, v1.1

 詳細はよく判りませんが、RINEXやスマホセンサのデータのログ取得が簡単にできるようになったようです。

 アプリの説明を見ると、最近更新されています。

  GnssLogger App
  Developed with Google
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.location.gps.gnsslogger&hl=ja&gl=US

  新機能
  GnssStatus list, skyplot and raw measurements logging in RINEX V3 format added.
  追加情報
   更新日:2021年2月10日
   サイズ:5.3M
   インストール:1,000+
   現在のバージョン:v3.0.0.0
   Android 要件:7.0 以上

 技術的な意味はよく理解していませんが、とりあえずXiaomi MI8にインストールして動かしてみました。

【(01)GnssLogger新旧GUI】
01gnssloggergui

 左がHuawei P1に入れた旧バージョン、右がXiaomi MI8に入れた新バージョンです。


【(02)GnssLogger V3.0.0.0】
02gnsslogger-v3000

 GUIがかなり変更になっており、「Log RINEX」等のスイッチがあります。

 

【(03)Log】
03log


【(04)Plots_all】
04plot_all
  可視衛星(信号)数は46波


【(05)Plots_QZSS】
05plot_qzss

6波表示されています。


【(06)Status】
06status

旧バージョンにはなかったタブです。

 

【(07)Skyplot】
07skyplot

 QZSSのPRN194がほぼ天頂にいます。
 方位が固定できるので見やすいです。

  LOGデータの意味がまだよくわからないので、追々勉強します。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年2月 9日 (火)

iPhone用200円カバーをXiaomi Mi8用に改造

   先日、中古のXiaomi Mi8を買いましたが、ストラップを付けることができないので、落としそうで心配です。
 専用ケースを探してみましたが、Amazonでは現在は入手困難のようです。
 仕方がないので、百均(ダイソー)で代用品を探していたら、使えそうなカバーがありました。
 本来は、iPhone 12用の手帳型カバーのようですが、サイズ的にはXiaomi Mi8に近いような感じがします。
 200円なので、もし使えなかったとしても被害は小さいということで買ってきました。

【(01)200円スマホカバー No.56】
01200-no56

 

【(02)スマホカバー本体(閉)】
02_20210209223701

 

【(03)スマホカバー本体(開)】
03_20210209223801


【(04)内部ケース除去】
04_20210209223801


【(05)Xiaomi Mi8 貼着】
05xiaomi-mi8


【(06)スマホカバー 裏面】
06_20210209223901

 一寸格好が悪いですが、200円で保護機能が確保できたので、良しとします。

| | コメント (0)

2021年2月 5日 (金)

今更ですがXiaomi MI 8(GNSS L1+L5)を買いました

 2周波スマホには興味がありましたが、今までは高嶺(高値?)の花ということで手が出ませんでした。
 世界初の2周波スマホはXiaomi MI 8のようですが、2018年発売ということで、中古価格がかなり下がってきました。

  World’s first dual-frequency GNSS smartphone hits the market
  Published: 04 June 2018
  https://www.gsa.europa.eu/newsroom/news/world-s-first-dual-frequency-gnss-smartphone-hits-market
 
 ネットの広告をみると2万円程度で中古が買えそうです。
 しかしながら、昔のレビューを見ると、リアルタイムの測位精度はあまり期待できないようです。
 また、目隠し運転の動画(Fake? 現在は閲覧不可)の印象がよくありません。

  Xiaomi Mi 8 Dual Frequency GPS Better Than Others Or Marketing Hype?
  Jun 30, 2018
  https://www.youtube.com/watch?v=ZTEXJHR4tOA

 とは言っても、やっぱりL5の信号を実際に受信してみたいです。

 下記の記事を見ると、Pixel 4, Pixel 4 XL, Xiaomi Mi8を使用して、L1, L5のデータが収集されているようなので、Xiaomi MI 8でもL5の信号は受信できると信じてよいようです。
 ただし、この記事自体は、後処理用のGNSS Rawデータに関するものなので、Xiaomi Mi8の出力でリアルタイム処理ができるかどうかはよく判りません。

  Android smartphones high accuracy GNSS datasets
  2020
  https://research.google/tools/datasets/android-accuracy/
  ”This dataset has 39 traces collected from Pixel 4, Pixel 4 XL, and Xiaomi Mi8.


 結局、秋葉原で時々利用するIosysに適当な在庫があったので、それを購入しました。
 購入したXiaomi MI 8のデバイス情報は以下のようになっていました。

 

【(01)Xiaomi MI 8_デバイス情報】
01xiaomi-mi8_device-info


 購入したモデルは、Android 10になっていました。

 Xiaomi MI 8とPCをUSB経由で接続すると、PCからXiaomi MI 8の内部共有ストレージにアクセスできるので、APKファイルを直接書き込むことが可能です。

【(02)内部共有ストレージ】
02xiaomi-mi8_

 とりあえず受信してみました。
 なお、Duty Cyclingは無効化しました。

・開発者向けオプション表示
[設定]→[デバイス情報]→[MIUIバージョン]を連打
・Duty Cycling無効化
[設定]→[追加設定]→[開発者向けオプション]→[GNSS計測の完全な実行]


【(03)Duty cycling無効化】
03xiaomi-mi8_duty-cycling_20210207181601


【(04)GPSTest】
04xiaomi-mi8_gpstest_20210209213601

【(05)GPSTest_CF_sort】
05xiaomi-mi8_gpstest_cf_sort


【(06)GPS Test_level】
06xiaomi-mi8_gps-test_level


【(07)GPS Test_sky】
07xiaomi-mi8_gps-test_sky


【(08)Mapit】
08xiaomi-mi8_mapit

【(09)GnssLoger】
09xiaomi-mi8_gnssloger_20210207181701


【(10)G-RitZ Logger_1】
10xiaomi-mi8_gritz-logger_1_20210207181801

【(11)G-RitZ Logger_2】
11xiaomi-mi8_gritz-logger_2


【(12)G-RitZ Logger_3】
12xiaomi-mi8_gritz-logger_1

 

 現状では、衛星は沢山捕捉するけれども、精度は4mが限度のようです。

 リアルタイムで高精度測位ができるかもしれないと妄想して、好奇心だけで2周波スマホを買いましたが、発表されている高精度測位関連の論文の数が多い割には、スマホで高精度測位ができたという話はあまり聞かないので、先は長そうです。

| | コメント (0)

2021年2月 4日 (木)

e-Tax用にPaSoRi(RC-S380/P)を買いました

 青色申告の季節になりました。

【(01)やよいの青色申告21】
0121

 e-Taxは手続きが面倒そうなので、今までは青色申告を紙で提出していました。
 しかし、今回からはe-Taxを利用しないと不利になるかもしれないということで、使ってみることにしました。

  青色申告特別控除額 が変わります!! 基礎控除額 - 国税庁
  https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/h32_kojogaku_change.pdf

 青色申告用のソフトとしては「やよいの青色申告」を使っていますが、e-Taxに関する基礎知識がゼロなので、対応手順を調べてみました。

  e-Tax(電子申告)による申告の流れ やよいの青色申告 オンライン サポート情報
  https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=213

 e-Taxには、「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」があるようですが、「やよいの青色申告」は「「マイナンバーカード方式」に対応しているみたいです。

 とりあえず、ICカードリーダー/ライターが必要になるようです。
 手元に、RC-S320というリーダー/ライターがあったので、もしかしたら使えるのではないかと思って調べてみました。
 以下の資料によれば、残念ながら、RC-S320はe-Taxには使えないようです。

  パソリシリーズの違い
  https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/products/list.html

 e-Tax対応の安いリーダー/ライターもあるようですが、念のために、「やよいの青色申告」の場合を調べてみると、
対応製品例として、RC-S380が挙げられています。

  ICカードリーダー/ライターの準備
  https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=25703

  <対応製品例>
  非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi(パソリ)
  https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/products/RC-S380.html


 RC-S380のレビューを見ると気になるコメントもありますが、他の選択肢は無いようなので、これを購入しました。

【(02)RC-S380/P)(外箱表)】
02rcs380p

【(03)RC-S380/P)(外箱裏)】
03rcs380p

【(04)RC-S380/P)(本体)】
04rcs380p


 付属の「かんたんセットアップガイド」の説明に従ってソフトウエアのインストール作業を始めたのですが、初っ端から躓きました。
 「タスクバーのアイコンをクリックします。」と書いてありますが、この説明では、どのアイコンを意味しているのかが判りません。
 説明用の図面には、複数のアイコンの一つにマークがついているのですが、老眼のためにアイコンの絵柄が判りません。

【(05)タスクバー】
05_20210204105301

 天眼鏡で拡大して見ると、メッセージ関連のアイコンのようです。

【(06)指示されたアイコン】
06_20210204105401

 後で調べてみたらアクションセンターアイコンでした。

【(07)action centre icon】
07action-centre-icon

[ソース]https://www.tenforums.com/general-support/151332-change-location-action-center-icon-system-tray.html

 

 今まで、アクションセンターアイコンは殆ど気にしたことがなく、また、このアイコンを使ってソフトをインストールしたことがなかったので、一寸戸惑いました。
 しかも、実行しようとしている操作と表示されているメッセージが整合していないように思われるので、更に混乱します。
 結局、説明書通りには処理が進まずに、別途ドライバをインストールしてどうにか自己診断はパスしました。

 実際に何かカードを読んでみないと安心できないので、以下のソフトをThinkPad X250(Windows 10 Pro, 64bit)にインストールしてテストしてみました。

  SFCard Viewer 2
  https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/sfcardviewer2.html

 説明には、”「SFCard Viewer 2」は、「NFCポート/パソリ」が接続されたパソコンでストアードフェア機能カードの残高、利用履歴を最大20件まで表示することができるソフトウェアです。”と書いてありますが、「ストアードフェア」って何でしょうか? 聞き慣れないです。調べてみたら、"Stored Fare"でした。日本語で使うカタカナの「フェア」は殆どが"Fair"を意味しているので、一寸判り難かったです。

 話が脇道にそれましたが、手元にあったSUGOCAを読んでみました。

【(08)SUGOCA】
08sugoca


 履歴データは正常に読み出されているので、基本的な動作はOKのようです。

 e-Taxの設定等の細かい作業は、申告直前に行う予定ですが、e-Taxの手順を見ると結構面倒なようなので、一寸気が重いです。

 

【蛇足】
 「タスクバーのアイコンをクリックします。」は「タスクバーのアクションセンターアイコンをクリックします。」とするべきでは・・・

 

| | コメント (0)

« 2021年1月 | トップページ | 2021年3月 »