dump1090(modeac追加)で見た今朝の高高度データ(114,500ft)
SDRplayのdump1090のデフォルトのコマンドでは、ADS-BのMode-Sのデータしか表示されませんが、"--modeac"を追加すると、SSR Mode-A/Cのデータが表示できるようになります。
SSRモードSシステムの概要 及び運用状況
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/koukuu_musen/pdf/070614_1_s2.pdf
SSRモードA/Cの概要(p7)
モードの表示パターンは以下のようなものがあるようです。
S
S a
S ac
S c
A
a
大文字のSは、ADS-BのSモードということで、何となく理解できます。
大文字のAも、応答データが識別コードだけなので、SSRのモードAということで理屈は合います。
小文字のaは、モードAを意味するのかと思いましたが、識別コードだけではなく、高度情報(76900ft)も含まれているので、単純にモードAという訳ではないようです。データ的にはモードCに近い?
なお、今までのところ、大文字のCが表示されたのを見たことがありません。
dump1090の説明を見てみましたが、意味がよく分かりませんでした。
SDRplay
ADS-B (dump1090) User Guide
https://www.sdrplay.com/docs/SDRplay_ADS-B_User_Guide.pdf
今朝、dump1090の表示データを眺めていたら、高度が114,500ftの航空機(?)がありました。
【(02)高度114,500ft(Hex:~0021222)】
量産型機では、最大運用高度は43,000ft程度であるようなので、普通の航空機ではないと思われます。
最大運用高度
https://www.honda.co.jp/jet/know/01/
高高度というとU-2を連想しますが、約70,000ftなので、それよりかなり高いです。
Earth From The U-2 Cockpit At 70,000 Feet!
Oct 12, 2012
https://www.youtube.com/watch?v=m0-icS-XOFU
気象観測用の気球は30km(98,000ft)まで上昇するようなので、可能性はありそうですが、ラジオゾンデがSSRのトランスポンダを搭載してるかどうかが良くわかりません。
気象観測用気球
https://www.totex.info/hinmoku_kikyu.html
受信時刻が09:39JST(00:39GMT)なので、タイミング的には気象観測用気球の可能性が高いような気もしますが・・・
24時間ワッチしている訳ではありませんが、今までの経験では、100,000ft以上というのは非常に珍しいという訳ではなくて、結構頻繁に受信できます。
ただし、通常のADS-Bのように連続送信という訳ではなくて、画面を数分程度眺めていると、数秒間だけ表示されるという感じです。間欠送信?
ダンプリストをテキストデータで保存できれば、送信状態が簡単にチェックできるのですが、残念ながらスキルがありません。
ADS-B (dump1090) User Guideにテキスト保存のコマンドが追加されるのを待つことにします。
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