Xiaomi MI 8のGNSSで「A3」サイズの「CQ」を一筆書き
下記の一筆書きの話の続きです。
2021年9月 7日 (火)
Xiaomi MI 8のGNSSでA4サイズの「CQ」を一筆書き
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2021/09/post-9f4362.html
一筆書きらしきものはできたのですが、見ばえがよくありません。
(01)GNSS Analysis_Position_ADR_A4サイズ2文字ver.
前回のテストでは、文字のパターンを正確にトレースしようと思って、スマホで文字をゆっくりなぞったのですが、これが裏目に出て、文字がジャギーになってしまいました。
今回のテストでは、以下の点を変更しました。
・文字のサイズを大きくした。(2文字/A4→2文字/A3)
・文字「CQ」のトレースに要する時間を短くした。(120秒→50秒)
・ログ開始位置と文字トレース開始位置を一致させた。
・お手本を使わずに適当に描画した。(お手本を作るのが面倒だったので・・)
スマホの設定は前回と同じです。
なお、仰角のマスク角度は30°です。
今回のテスト結果は以下の通りです。
(04)GPS Test (2021.09.14 06:38 JST)
(06)GNSS Analysis_Position_ADR_A3サイズ2文字ver.
横グリッド間隔:10cm、縦グリッド間隔:5cm
これであれば、それ程無理をせずに「CQ」と読めるかも・・・
色々試行錯誤しましたが、どうにかスマホで1文字/A4サイズの一筆書きができるようになったので、一応目的は達成です。
相対位置精度は10cmレベル程度は得られているようですが、GNSS Analysisの後処理で生成されたKMLファイル"gnss_log_2021_09_14_06_39_39_Adr"をGoogle Earthで表示してみると、地図の位置と実際のトレース位置が数10cm程度離れています。
測位地点におけるGoogle Earthの地図の精度がどの程度かよく判りませんが、相対位置の精度よりも絶対位置の精度がかなり悪いような感じです。
搬送波位相情報を出力可能なスマホとしては、Huawei P10、Huawei Mate 20 Pro、Xiaomi MI 8が手元にありますが、いまのところ、一筆書きができたのはXiaomi MI 8しかありません。
Xiaomi MI 8はデータの転送が面倒なので、Huawei Mate 20 Proを使いたいのですが難航しています。
搬送波位相情報を利用するためには、Duty Cycleを無効化する必要があるようですが、Huawei Mate 20 Proのメニューにはそのような項目がありません。
以下のXDA Forumsに色々な書き込みがありますが、Huawei Mate 20 Proは一寸難しいような感じです。
Disabling GNSS duty cycle - Huawei - XDA Forums
https://forum.xda-developers.com/t/disabling-gnss-duty-cycle.3891079/
個人的には、AndroidのRoot化アプリのような感じで、"Disabling GNSS duty cycle"アプリをインストールすると、duty cycleが無効化されるようになるとうれしいのですが・・・(妄想です)
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