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2022年1月31日 (月)

「ハバナ症候群」は大部分が持病やストレスが原因?

 ネットニュースで以下の記事を見かけまました。

 朝日新聞DIGITAL
  米外交官に相次いだ謎の健康被害 ロシアのマイクロ波攻撃の可能性は
  2022年1月31日 7時00分
  https://www.asahi.com/articles/ASQ1Y6DS9Q1XUHBI03D.html?iref=comtop_7_01

 いわゆる「ハバナ症候群」に関する記事なのですが、結論は見出しには含まれていません。

 下記の記事には、見出しについて「一番大切なこと(主張したいこと)を抜き出す」となっていますが、原則から外れているような気が・・・(ビジネスモデルの関係?)

  主張、シンプルに ~見出しについて・その2
  <第27回> 2018.06.07
  https://www.asahi.com/shukatsunavi/articles/SDI201806060066.html


 また、無料記事の部分を見た範囲では、結論を示唆するような記載や電磁波の話はありません。

 旧ソ連には、電磁波照射型盗聴を行った実績があるので、詳細が判らないと欲求不満になりそうです。


  Moscow Signal
  https://en.wikipedia.org/wiki/Moscow_Signal

  The Thing (listening device)
  https://en.wikipedia.org/wiki/The_Thing_(listening_device)

  無電源クロスバンド送信機
  http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2016/11/post-21f8.html


 別のソースを探してみると、以下の簡潔な見出しがありました。

  NHK
  米外交官健康被害 “ハバナ症候群” 外国の攻撃証拠なし CIA
  2022年1月21日 11時15分
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220121/k10013441991000.html

 この記事によると、「攻撃だとする証拠は見つからなかった」、「健康被害のほとんどについて、病気の症状やストレスによるもの」ということです。

 下記の資料には、音圧と症状の関係を示唆する記載がありますが、追試でクリアされたのでしょうか?

  Havana syndrome
  https://en.wikipedia.org/wiki/Havana_syndrome

 "Foreign involvement could not be ruled out in only 24 cases of the 1,000 reviewed."ということは、24件は怪しいかもしれないとうことですね。
 「証拠は見つからなかった」は「証拠は存在しなかった」ではないので、最終結論はどうなるでしょうか?

 
 現時点では、ほとんどのケースは、攻撃ではないということのようです。


 なお、過去には、盗聴用の電磁波照射が存在したけれども、健康被害は確認されていないようです。

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