2017年5月28日 (日)

[hnl2]Avare ADSB Proで見たJL786のHNLへの着陸の様子

  今回利用したJL786(NRT→HNL,B767-300ER,Y)の座席は、2-3-2配列の左から3列目ということで、残念ながら自前のGNSS(GPS等)では飛行位置を確認できませんでした。
 自機が送信しているADS-B信号が受信できれば、座標が確認できる筈です。
 以前何回か試して、中央の座席でも受信できることは確認していますが、全部の機材がADSB-信号を送信している訳ではないようです。
 
 搭乗機がダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)に着陸するときの表示画面をキャプチャしてみました。
 なお、機内アナウンスは、パイロット、CA共に「ホノルル国際空港」でした。

 受信装置
  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)改
   スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F
   ADS-Bアプリ:RadarStick+RadarMaps、Avare ADSB Pro

Adsb_receiver_1

Adsb_receiver_2

  RadarStick+RadarMapsとAvare ADSB Proの両方で試してみましたが、RadarStick+RadarMapsの方は地図がうまく表示できませんでした。

 結果は以下の通りです。

Jal78635000ftmonitor

Jal78635000ft

Jal78632775ft

Jal78620650ft

Jal78610000ft

Jal7864950ft

Jal786950ft

Jal786475ft

Jal786100ft

Jal786175ft


  35000ftから徐々に高度が下がりますが、直陸の前後の高度表示がマイナスになっています。
 -100ftは直陸直前で、-175ftは着陸直後(on ground)です。
 GPSによる鉛直方向の測位精度は水平方向より低下しますが、175フィート(約53メートル)というのは大きすぎるような気がします。

 空港の標高データはどのようになっているのか、"hnl elevation feet"でGoogle検索してみました。
 結果は、「ダニエル・K・イノウエ国際空港/標高 13.1 ft」となりました。
 Wikipediaでも「標高4 m (13 ft)  」となっています。

 念のため別のサイトでも確認してみました。

  HNL - Daniel K Inouye International Airport | SkyVector
  https://skyvector.com/airport/HNL/Daniel-K-Inouye-International-Airport
以下上記URLから抜粋引用
----------------------------
        Runway 08L  Runway 26R
Elevation:   11.6      8.4

        Runway 08R  Runway 26L
Elevation:   10.0      10.0
----------------------------

   DANIEL K INOUYE INTL Airport (PHNL)
  https://www.globalair.com/airport/apt.weather.aspx?aptcode=HNL
    AIRPORT DIAGRAM
    https://resources.globalair.com/dtpp/globalair_00754ad.pdf

以下上記URLから転載(赤丸は後から追記)
Hnl_elevation_2


 正確な数値はよく判りませんが、10フィート程度と考えてよいようです。
 着陸後にAvare ADSB Proで表示された-175フィートとはかなり異なります。

  ADS-Bの高度データは何を意味しているのでしょうか?
 下記のFAAの資料によれば、2種類のデータが送信されているようです。

  Frequently Asked Questions (FAQs)
  https://www.faa.gov/nextgen/programs/adsb/faq/

以下上記URLから抜粋引用
----------------------------
ADS-B
 ADS-B provides altitude, aircraft number, and vertical air speed. Will it also furnish horizontal air speed?

 In fact, ADS-B reports two kinds of altitudes: barometric and geometric. Barometric or pressure altitude is the one pilots know best ? this is the altitude that is displayed on the altimeter in the aircraft. Geometric altitude is calculated by GPS (Global Positioning Satellites) as the height of the aircraft above the earth ellipsoid. These two altitudes are not the same, but having both allows for applications that require one or the other as an altitude source and provides a means of verifying correct pressure altitude reporting from aircraft.
----------------------------

 下記の資料によれば、GPS等では地球の楕円体高を測定し、ジオイドマップを使用してジオイド高を求め、ジオイド高を基準にして標高を求めているようですが、これと関係あるのでしょうか?

  電子航法研究所報告 No.114 2005.3
  気圧高度計による高度測定誤差とその補正
  https://www.enri.go.jp/report/kenichi/pdf/114_1.pdf

 もしかしたら、他のADS-Bアプリ(RadarStick)なら別の表示になった可能性はあるのでしょうか?

【RadarStick】
[機内(JL786)で受信]
Screenshot_20170518020657


[空港(HNL)で受信]
Screenshot_20170521045509
 "on ground"が表示されています。

 高度の表示方法が切り替えられているようですが、結局よく判りませんでした。

 飛行情報は機内モニタの画面を見れば判ることなのに、何が面白いのと言われそうですが、趣味の世界なので・・・

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2017年2月26日 (日)

flightradar24で見た今朝の東京都庁上空

 本日(2017.2.26)開催された東京マラソン対応のへりと思われます。
 自宅の自作アンテナ+R820T+SDRアプリ(RadarStick)ではADS-Bの信号は受信できませんでした。

【Screenshot_2017-02-26-09-15-45】
Screenshot_20170226091545


【Screenshot_2017-02-26-09-18-18】
Screenshot_20170226091818

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2017年2月12日 (日)

ADS-B受信テスト@ホノルル

 ハワイ(ホノルル)ネタが続きますが、ご容赦の程・・・

 ハワイアン航空では機内での受信機使用が禁止されているので、趣味のGPSやADS-Bの受信ができませんでした。

  仕方がないので、ホテル(Embassy Suites by Hilton Waikiki Beach Walk)とホノルル空港でADS-Bの信号を受信してみました。

 
  使用条件:
  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)改
   スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F (Wi-Fi利用)
   ADS-Bアプリ:RadarStick, RadarMaps

【@エンバシー・スイーツ】(11F 東側窓際)  (表示時刻はJST)
Screenshot_20170122043818

Screenshot_20170122044017


 視界は空港方向には開けていませんが、どうにか1機見えました。

【@ホノルル空港(HNL)】
Screenshot_20170122084354

Screenshot_20170122084504


  ゲート前なので受信状態があまりよくないかも・・・

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2017年1月11日 (水)

ADS-B/RadarStickで見た離陸時の高度変化

 ADS-BデコードアプリRadarStickで、滑走路付近の機体の高度を見ると、"on ground"だったり"0 m"だったりします。
 "on ground"と"0 m"はどう違うのでしょうか?

 飛行機に乗る機会があったので、好奇心で調べてみました。
 今回利用した便は、JAL957(NRT-PUS)です。
 利用ターミナルは第2ターミナルだったのですが、以前来たときと印象がかなり変わっていました。
 昔はシャトルを使ったような気がしますが、現在は動く歩道付きの長いコンコースになっていました。

【ズームで見た成田空港第2ターミナル】
Narita_terminal_2_zoom1

Narita_terminal_2_zoom2

Narita_terminal_2_zoom3_2

Narita_terminal_2_zoom4

Narita_terminal_2_zoom5


 88番ゲート付近から99番ゲート方向を撮影しましたが、コンデジ(EX-ZR500)を使って、低解像度(640×480)で無理やり高倍率ズームしたので、画質が相当に劣化してます。

【99番ゲート】
Narita_terminal_2_gate_99


 利用便はJL957(B737-800, NRT-PUS)、シートは左側の窓から3列目です。
 ADS-B信号は、搭乗直後から以下の条件で受信しました。

  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)改
   スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F
   ADS-Bアプリ:RadarStick

 駐機中は、自機(搭乗機)のデータは表示されませんでしたが、機体が動き始めると表示されるようになりました。
 以下、ADS-B/RadarStickで見た離陸時の高度変化の様子です。

【on ground】
Jal957_on_ground_b737800

Jal957_on_ground

【0 m】
Jal957_0_m

【100 m】
Jal957_100_m

【200 m】
Jal957_200_m

【1000 m】
Jal957_1000_m

【on ground→0m→100m→→1000m】

【10400m/10362m】
Jal957_10400_m

Jal957_10400m_10362m


  航空機の機材やADS-Bアプリによって表示形態が異なるのかもしれませんが、今回の場合は、車輪が滑走路に接している場合は"on ground"、車輪が浮いてから高度100mになるまでは"0 m"という表示になるような感じでした。
 スマホでの高度表示は100mステップですが、機内モニタでは1mステップで表示されます。

 機内モニタで高度は判るので、自分で高度を表示して何かの役に立つという訳ではありませんが、趣味の世界なので・・・

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2016年12月18日 (日)

搭乗機のADS-B信号を受信してみました

  機内で何回かADS-B信号を受信しようとしたことがありますが、受信できた回数は非常に少ないです(2回程度?)。
 付近を飛んでいると思われる便の信号は受信できているので、受信装置の問題ではないと思います。
  JALを利用することが多いのですが、たたまた利用した便がADS-B対応でなかったのかもしれません。

 今回はJAL315とJAL318で試してみました。

 受信装置は以下の通りです。

  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)改
   スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F
   ADS-Bアプリ:RadarStick, RadarMaps, Avare ADSB

◎往路
【JAL315 (HND-FUK, B767-300, JA614J)】
Jal315hndfukb767300ja614j_1

Jal315hndfukb767300ja614j_2

Jal315hndfukb767300ja614j_3

Jal315hndfukb767300ja614j_4a

Jal315hndfukb767300ja614j_5

(Avare ADSBによる表示)
Jal315hndfukb767300ja614j_6

Jal315hndfukb767300ja614j_7

(福岡空港着陸直前 搭乗機の機影)

(福岡空港着陸直前 表示高度0m)
Jal315hndfukb767300ja614j_8a_2

 

◎復路
【JAL318 (FUK-HND,  B777-200,  JA772J】
(My Tracksで見た離陸の様子・・・事前キャッシュ不足)


Jal318fukhndb777200ja772j_1

(Sメータがフルスケール)
Jal318fukhndb777200ja772j_2

Jal318fukhndb777200ja772j_3


 今回は、幸運なことに(?)往復ともADS-B信号が受信できました。

 搭乗機の位置を確認するだけであれば、スマホのGPSとオフラインマップで簡単にできるので、わざわざADS-B信号を受信する必要はないかもしれませんが・・・
 窓から離れた座席でも使えるのが僅かなメリット?

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2016年11月21日 (月)

ADS-Bで"on ground"表示@羽田空港第1ターミナル

  知り合いの見送りで羽田空港に行ったので、ついでにADS-Bの受信テストをしてきました。

  受信環境
  場所:羽田空港第1ターミナル2F SKYMARK発券カウンタ付近
  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  チューナ:DVB-T(R820T)
  スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F
  ADS-Bアプリ:RadarStick, RadarMaps

【ADS-B受信装置】
Adsb


【RadarStick】
Radarstick_1

Radarstick_2



 RadarStickの表示が"on ground”となっているので、滑走路上の機体からの信号でしょうか?


【RadarMaps】
Radarmaps

 RadarMapsでは、"0m"となっています。

 

 発券カウンタ付近で受信したので、1090MHzの受信環境はかなり悪いはずですが、超近距離なので受信できたのかもしれません。

 距離がとんでもない値になっていたので、座標を確認したら中近東付近でした。不思議ですが、理由はよく判りません。

 

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2016年9月19日 (月)

SH-01FにSDR用チューナを外付けするためにクリアケースを買いました

 先日、SDR用に中古で購入したスマホAQUOS PHONE ZETA SH-01Fは、期待したほどはSDR動作時間は長くなりませんでしたが、総合的に見ると今まで使っていたCovia FLEAZ F5 CP-F50aKよりは良いような感じがします。
  ということで、FLEAZ F5のケースに貼り付けていたSDR用DVB-TチューナをSH-01Fに移し変えよう思ったのですが、SH-01F用のケースは手元にありません。
 SH-01Fの裏面に直接SDR用チューナを貼り付けることも考えましたが、一寸かわいそうです。
 amazonで調べてみると安いケースがあったので、以下の製品を買うことにしました。

【SH-01F用クリアケース】
1sh01f


  とりあえずSH-01Fに取り付けてみました。

【クリアケースを取り付けたSH-01F】
2sh01f

  安いので一寸心配したのですが特に問題は無いようです。
  スマホの裏面とクリアケースの接触部分が濡れたような感じに見えますが、人によっては気になるかもしれません。

  SH-01Fにストラップホールがなければ、クリアケースに孔を開けようと思っていたのですが、幸いなことにSH-01Fにはストラップホールがありました。
 ところがこのトラップホールが難物で一筋縄では行きませんでした。
 普通のストラップホールはワイヤを90度程度曲げれば取り付けることができるのですが、このストラップホールの場合には180度程度まで曲げる必要があります。
  補助具なしでは難しそうなので、通線ワイヤ(呼び線)方式を採用しました。

【ストラップ取り付け】
3


 次は、クリアケースにSDR用チューナを取り付けます。
 取り付けは今までと同様に面ファスナ(マジックテープ)をしますが、SH-01Fのボディの色は白なので、これに合わせて白色の面ファスナを使用しました。
 今回は、ホイップアンテナとネックストラップアンテナの両方が使えるように、面ファスナを縦方向に長めに貼り付けました。

【クリアケースに面ファスナを貼り付けたSH-01F】
4sh01f


【DVB-Tチューナ付属アンテナエレメントを接続したSH-01F】
5dvbtsh01f

【ネックストラップアンテナを接続したSH-01F】
6sh01f

【ネックストラップアンテナでADS-B受信中】
7adsb_1

8adsb_2

  今まではADS-B用アプリとして主にAvare ADSB Proを使っていましたが、最近見つけたRadarStick(有料)とRadarMapsを使ってみました。

Radar Stick - ADSB receiver - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.radarworkx.radarstick&hl=ja
アップデート:2016年5月9日
サイズ:3.0M
インストール:10,000~50,000
現在のバージョン:2.3
Android 要件:4.1 以上
インタラクティブな要素:デジタル商品の購入
アプリ内アイテム:¥599/アイテム

Radar Maps - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.radarworkx.radarmaps&hl=ja
アップデート:2016年6月9日
サイズ:6.4M
インストール:10,000~50,000
現在のバージョン:1.3.1
Android 要件:4.1 以上

 一寸使って見た感じでは中々よさそうです。
 それらしい画面が表示されるし、滑走路も表示されます。

【Radar Stick表示例】
Radarstick

【Radar Maps表示例】
Radarmaps_1

Radarmaps_2


 いずれもリビングのテーブルでネックストラップアンテナを使って受信したものです。

 オフラインで使用できるようなので、次に航空機を利用するときに使ってみたいと思います。(受信機の使用が許されている場合)

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2016年7月25日 (月)

SDR用DVB-T(改)チューナ機内テスト

 先日、スマホ(FLEAZ F5)を縦位置で持った場合に、アンテナを直挿ししやすいように、SDR用のDVB-Tチューナを若干改造したので、実際に機内で使用してみました。

(1)羽田空港でのタキシング中にADS-Bを受信 (ネックストラップアンテナ使用)

 搭乗機の信号は見えませんでしたが、房総半島沖の機影は確認できました。
 なお、搭乗機はJL317(HND-FUK, B767-300, JA612J)です。

 flihgtrader24のサイトによれば、B767は一般的にはADS-Bを搭載しているけれども、機材が古い場合は例外もあるようです。

  How it works
  https://www.flightradar24.com/how-it-works
    "There are some older A300, A310, A320, B737, B747, B757, B767, MD10, MD11 aircraft flying without an ADS-B transponder, which make those aircraft invisible on Flightradar24 when in areas with ADS-B coverage only."

  Fly Teamのサイトによれば、JA612Jは2005/03登録となっていました。
  http://flyteam.jp/registration/JA612J

(2)琵琶湖上空でADS-Bを受信 (ネックストラップアンテナ使用)
21adsb_2


22adsb

23adsb



  高度が3~4万フィートの機体はいくつか見えますが、やっぱり自機は見えません。

(3)福岡空港での離陸待ちの機内でADS-Bを受信 (DVB-Tチューナ付属エレメント使用)
31adsb_dvbt

32adsb_dvbt

 帰りはB777だったので見えてもよさそうな気がしますが、やっぱり搭乗機の信号は見えませんでした。
 なお、搭乗機はJL320(FUK-HND, B777-200, JA8979)です。

(4)福岡空港での離陸指示待ちの機内でTWRを受信 (DVB-Tチューナ付属エレメント使用)
41twr_dvbt

42twr_dvbt

43twr_dvbt


  VHF受信用に適していませんが、至近距離なので受信できました。

【JA8979】
Ja8979


 一寸使ってみた感じでは、縦持ちでアンテナを直挿しできるのは、なかなか便利です。

【番外】
 機内ではありませんが、福岡空港の国際線ターミナルでATISを受信してみました。

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2016年7月20日 (水)

ADS-B用自作GPアンテナとDVB-Tチューナ付属のアンテナを比較

  以前、ADS-B用のグランドプレーン(GP)アンテナを自作したことがあるのですが、あまり調子がよくありません。
 感覚的には、DVB-Tチューナ付属のアンテナの方がよく受信できるような感じです。

【自作GPアンテナ(左)とDVB-Tチューナ付属アンテナ(右)】
01gp_antant



 コストをかけずに簡単に定量的に感度を比較する方法を考えてみました。
 一定時間内に受信できた機体の数をカウントすることが考えられますが、時間によって飛行中の機体の数のばらつきが大きいので比較しにくいです。

 ADS-B受信用のAndroidアプリをいくつか使っていますが、"Avare ADSB Pro"(ADSB Receiver Pro)というアプリでは、1090MHzの信号の受信状態が数値で表示されています。
 数値の意味はよく理解できていませんが、信号のデコード結果(高度、座標など)を見ていると、なんとなく、"## ES Frames"の中の"Valid"の行の数値が、 Mode-S Extended Squitter の有効フレーム数と有効フレームレートを意味しているような感じがします。

  ADS-B
  http://adsb-decode-guide.readthedocs.io/en/latest/introduction.html

  とりあえず手元にあるADS-B受信用のアンテナで試してみました。
 使用スマホはFLEAZ F5です。
  各アンテナで、1時間以内に10分づつ連続受信しました。

 最初は、一応波長を計算して作ったつもりのGP(Ground Plane)アンテナです。

【自作GPアンテナ】
02gp_ant

【自作GPアンテナ Valid Frame (0.06/s)】
03gp_ant_valid_frame

【自作GPアンテナ Flight Data】
04gp_ant_flight_data



  次は、DVB-Tチューナに付属していたアンテナです。

 ちなみに、以下のチューナの仕様をみると受信可能な周波数は以下のようになっています。
 (外観は同じですが、中身が同じかどうかは不明です)

  RTL2832U R820T + Mini DVB-T + DAB + FM + USB Dongle TV Digital - Preto
  http://www.dx.com/p/rtl2832u-r820t-mini-dvb-t-dab-fm-usb-digital-tv-dongle-black-170541#.V461MrAkoQ4

    DVB-T:48.25-863.25 MHz
    FM radio: 87.5-108 MHz
    DAB radio:
     L-band: 1452960-1490624 KHz (1452.96-1490.624MHz)
     VHF:174928-239200 KHz (174.928-239.200MHz)

 DVB-Tチューナに付属のアンテナは、48MHz~1.49GHz対応の超広帯域対応ということになるのでしょうか?

【DVB-Tチューナ付属アンテナ】
05ant

【DVB-Tチューナ付属アンテナ Valid Frame (0.11/s)】
06ant_valid_frame

【DVB-Tチューナ付属アンテナ Flight Data】
07ant_flight_data

  自作GPアンテナよりもチューナ付属アンテナの方が調子がよさそうなので、チューナ付属アンテナのエレメント部分を取り外して、自作GPアンテナのエレメントと交換しました。また、ラジアルはノイズを拾っている可能性があるので取り除きました。
 構造的には、チューナ付属アンテナから取り外したエレメントの固定用雌ねじに基板固定用SMA(P)コネクタの基板側ピンを半田付けし、基板固定用SMA(P)コネクタをSMA(J)-MCX(P)変換コネクタを介して、チューナのアンテナ端子に接続することになります。

【DVB-Tチューナ付属アンテナエレメント】
08_1

09_2

10_3

11_4

【DVB-Tチューナ付属アンテナエレメント Valid Frame (0.36/s)】
12_valid_frame

【DVB-Tチューナ付属アンテナエレメント Flight Data】
13_flight_data

【DVB-Tチューナ付属アンテナエレメント_Avare ADSB】
14_avare_adsb

  比較の目安になるかどうかはよく判りませんが、有効フレームレートらしき数値で比較すると、アンテナの感度は以下のようになります。

  チューナ付属アンテナエレメント>チューナ付属アンテナ>自作GPアンテナ

 1090MHzの波長に合わない長さのアンテナの方が、波長に合わせた自作アンテナよりも感度がいいのは釈然としませんが、色々とノウハウが詰まっているのかもしれません。

  今のところ、チューナ付属のアンテナエレメントを利用したアンテナが調子がよさそうなので、しばらくこれで試してみます。

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2016年7月 7日 (木)

SDR用DVB-Tチューナを改造(USB直結、アンテナコネクタ方向変更)

  現在SDR用の受信セットとしては、主に以下の二つの組み合わせを使っています。

 自宅用:
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)
    Androidタブレット:Hyundai T7 (充電専用端子/有線LANあり)

 移動用:
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T) または ワンセグチューナLT-DT306(FC0013)
   スマホ:FLEAZ F5

 移動用の場合には、バッテリ容量の制限があるので、感度・帯域を重視するか、あるいは、動作時間を重視するか悩ましいです。
 以下の記事のように色々やってみましたが、現時点では感度・帯域を優先して、DVB-T+DAB+FM (R820T)とFLEAZ F5の組み合わせに落ち着いています。

  スマホSDR用チューナをDVB-TからISDB-T(ワンセグ)に変更しました 2015.10.03
  http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2015/10/sdrdvb-tisdb-t-.html

  スマホ(FLEAZ F5)SDR用チューナをFC0013からR820Tに戻しました 2015.11.17
  http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2015/11/fleaz-f5sdrfc00.html

【DVB-T+DAB+FM (R820T)とFLEAZ F5の組み合わせ】
01dvbtdabfm_r820tfleaz_f5


 とりあえずこの組み合わせであれば、機内(受信機の使用が許されている航空会社)でADS-B等の受信が可能なのですが、実際に使ってみると色々問題があります。

(1)OTGケーブルのコネクタとチューナのコネクタの間の接触不良
 自宅の場合は、チューナやケーブルに触らないようにすることで、ある程度の対策ができますが、巡航中の機内でシートに座った状態で操作する場合には、接触不良が多発します。

(2)アンテナコネクタの方向
 スマホのUSBコネクタは、縦姿勢で下側に設けられていることが多いので、チューナとの接続を考えると、チューナも縦方向に取り付けた方がUSBケーブルの取り回しが楽です。
 ところが、スマホを片手で持って縦姿勢で使う場合には、アンテナコネクタの方向がチューナの長さ方向とは直角方向なので、アンテナコネクタにアンテナを直挿しすると、アンテナが横方向に飛び出してしまい不都合です。
 また、テーブルに置いて使用する場合には、スマホの姿勢が横置きに限定されてしまいます。

【アンテナ直挿し】
02


(3)LEDが目立つ
 これはマイナーな問題かもしれませんが、LEDがかなり明るいので、暗い機内で使用していると結構目立ちます。
 特にチューナをスマホの裏側に貼り付けた場合には、スマホの背面で常時点灯することになるので、かなり怪しいです。

 上記(1),(2),(3)の問題を解決するために、DVB-Tチューナを改造することにしました。

 (1)のUSBコネクタ接触不良の問題はよく知られているようで、以下の「ゆうちゃんのパパ」のブログに改善策がいくつか提案されています。

  TV28Tv2DVB-T USB Stick(R820T)/USBコネクターの接触不良・・・USBコネクター交換のススメ
  http://blog.livedoor.jp/bh5ea20tb/archives/4683354.html

 限りなく70に近い60台の老人には一寸無謀かもしれませんが、どうせやるならということで、「④チューナー基板とUSBケーブルをはんだ結線する(難易度★★★★★)」に挑戦してみることにしました。

 (2)のアンテナコネクタについては、計画自体は非常に簡単で、アンテナコネクタを一旦取り外し、90度向きを変えて取り付けるというものですが、実際の作業は難航することが予想されます。
  世の中には複数のピンを同時に加熱できる便利な半田ごてがあるようですが、当然ながらそんな洒落たものは持っていません。
 半田吸い取り線や半田吸い取り器も持ってないし、手持ちの半田こては40Wだし・・・

(3)のLEDは取り外すだけなので簡単でしょう。

 最初に改造前のチューナを確認しました。

【外観】
03dvbtdabfm

【基板(部品側)】
04dvbtdabfm_

【基板(配線側)】
05dvbtdabfm_

【USBコネクタ付近(部品側)】
06

【USBコネクタ付近(配線側)】
07

【アンテナコネクタ付近(部品側)】
08

【アンテナコネクタ付近(配線側)】
09


以下、改造作業の説明です。

 最初にLEDを取り外しました。これはランドの半田を溶かしながらLEDを引っ張るだけなので、ブリッジさえ気を付ければ簡単です。

 次に、USBコネクタの配線用の4ピンと固定用の2ピンのランドの半田に順番に熱を加えながら、半田が溶けているピンを少しずつ引き抜きます。
 40Wの半田こてを使用したので、結構厳しかったですが、時間をかけてどうにか抜けました。
  なお、USBコネクタは再利用しないので、破損してもOKです。

 次はアンテナコネクタですが、これが結構大変でした。
 アンテナコネクタの熱容量が大きく温度上昇が遅いのに加えて、部品の剛性が高いので、順番にピンを抜くのが難しかったです。
  あまり長く熱を加えていると基板がアッチッチの状態になるので、周囲の部品の熱劣化が心配です。
 また、アンテナコネクタの向きを変えて再度取り付ける必要があるので、ピンが折れたり曲がったりしないようにする必要があります。

 ここまでの作業は部品を取り外す作業だったので、ある程度力技で処理できましたが、これ以降は半田付けによる狭い箇所の配線なので、さらに面倒になります。

 最初の配線作業は、OTG用ケーブルをチューナ基板のUSBコネクタ用のランドに直接半田付けする作業です。
 配線用のUSBケーブルは、momo8wを購入した時に一緒に購入したケースに付属していたマイクロUSBキーボードのケーブルを切断して利用しました。

【マイクロUSBキーボードの残骸】
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 このケーブルを利用した理由は、momo8wのマイクロUSB端子はチューナが占有することが多いので、マイクロUSBキーボードの出番があまりないことと、ケーブルがフラットであるので信号線の区別が容易だったためです。

【キーボードのマイクロUSBケーブルの配線】
11usb_2

11ausb_3


 切断したUSBケーブルの先端を対応するランドに半田付けする必要があるのですが、色々と問題があります。
 ランドの間隔が狭いので細かい作業が必要であることは理解していましたが、USBケーブルの各芯線の末端処理にかなり時間がかかりました。
 USBケーブルは一見フラットケーブルなのですが、芯線が4本(GND、D+、D-、Vbus)なのに山が三つしかありません、
  両側の山は、GNDとVbusに対応していますが、真ん中の平たい山にはD+とD-が含まれています。
 最初の計画では、谷の部分をカッタで切断してUSBケーブルの先端を4本に分離する予定だったのですが、中央の2本(D+, D=)が分離できません。
 仕方がないので、両側の2本はビニールの被覆がついた状態で分離し、中央の2本は裸の状態で引き出しました。
 次に、ランドへの半田付けが容易になるように、事前に芯線の先端を半田で覆うのですが、これも結構面倒でした。
 とりあえず芯線の先端がわずかに露出するように加工するのですが、芯線は細い数本の銅線と繊維が撚られた状態になっています。
  リッツ線の半田付けの記事を参考にして、芯線の先端をライタの炎で短時間炙って銅線の被覆と繊維を焼いて、導電部を露出させました。
 これでやっと芯線先端の予備半田付けができるのですが、ペーストを塗っても半田がなかなか乗りません。(60年前のペーストがまずかったか?)
 最終的には銅線にわずかに半田が乗った状態になったので先に進むことにしました。

 やっと目的のUSBコネクタのピンランドへの半田付けに辿り着けました。
 ランドの間隔は狭いので老眼には一寸つらい作業です。
 眼鏡を外して目を近づけると溶けたペーストが飛んで来て危ないし・・・
 結構苦労してやっと半田付けが終わりましたが、どうにか電気的に繋がっているような状態です。
 軽く引っ張った範囲では外れなかったので、これで良しとしました。

【USBコネクタピンランド半田付け】
12usb
(半田付けの跡が汚いのは老人に免じてご容赦のほど)

 半田箇所は、後でゼリー状の瞬間接着剤で覆いました。
 やっとUSBカーブルの直付け作業が終了です。

 次は、アンテナコネクタの取り付けです。
 アンテナコネクタのピンや基板のバイアホールには半田が付着しているので、これを除去する必要があるのですが、半田こて一丁ではかなり難しかったです。
 最後は力業で、半田こてに半田を盛って、90度向きを変えたアンテナコネクタの5本のピンと対応ランドに熱を加えながら、ピンをバイアホールに無理やり押し込みました。

【アンテナコネクタ取り付け】
12


 これでどうにか改造が終了です。

【改造後DVB-Tチューナ基板(部品側)】
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【改造後DVB-Tチューナ基板(配線側)】
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【DVB-T改+FLEAZ F5】
14dvbtfleaz_f5_1

15dvbtfleaz_f5_2

16dvbtfleaz_f5_3_2

【ADS-B受信テスト】
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18adsb_2

19adsb_3


【外部アンテナ使用】
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  そのうち、旅行に持っていって、使い勝手を確認してみる予定です、

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