2017年3月26日 (日)

電波時計の信号(JJY)は窓から離れると急激に減衰

  現在、腕時計としてはCASIO PROTREK 3069*JA (PRW-1300ARJ)を使用しています。
 PRW-1300ARJでは、時刻修正は夜中(00:00, 01:00, 02:00, 03:00, 04:00, 05:00)に行われるので、自宅に居るときには腕時計は窓際に置いてあります。
 今までは、ほぼ毎日正常にJJY信号による時刻修正が行われましたが、最近は殆ど時刻修正が行われていません。
 窓は、北向きの金網入りの窓ガラスです。
 また、南側には鉄筋の建物が隣接しています。

 時計会社のサイトに電波が金属などで妨害された届きにくい場所の例がいくつか挙げられていましたが、四つの条件を満足しています。
  

  セイコーウオッチ株式会社→修理・サポート→操作・機能 電波時計→電波を受信しやすい環境
  https://www.seiko-watch.co.jp/support/function/wave03.php
  以下、上記URLから抜粋引用。
----------------------------------------
  電波が金属などで妨害された届きにくい場所
  ・ビルの中、地下(窓から数10cm離れただけで受信できない場合もあります)
  ・近くに大きな鉄筋ビルがあるところ
  ・網入りガラス(ワイヤーガラス)や金属ブラインドがあるところ
  ・ベランダに鉄の柵があるところ、のき下が出っ張っているところ
----------------------------------------

 当方の受信環境はかなり悪いです。
 正常にJJY信号による時刻修正が行われなくなった理由としては、経年変化による腕時計の感度低下が考えられますが、別の電波時計(OREGON SCIENTIFIC RM219)でも同じような傾向にあるので、雑音の増加などで受信環境が悪化してきたのかもしれません。
 スマホの時刻修正アプリを使う手もありますが、結構面倒です。
 自宅でJJYの信号が十分な強度で受信できて、かつ、腕時計を夜間放置しておいても邪魔にならない場所を探してみたら、北西の角部屋の西向きの窓際であれば、ほぼ確実に時刻修正が行われることが判りました。

 窓からどの程度の距離までJJYの信号が正常に受信できるか、JJY用トーンキーヤーでリアルタイムで確認してみました。

【JJY信号劣化の様子】

 窓際では、殆ど雑音の影響を受けずに正常に受信できていますが、少し離れると急激に雑音が増えています。
 50cm程度離れると雑音まみれになります。
 誤り訂正は行われていると思いますが、あまり雑音が多いと訂正しきれないかもしれません。
 一寸面倒ですが、電波腕腕時計は、1週間に一度程度は西向きの窓際に置いて、時刻修正をするしかないのかもしれません。

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2017年3月 2日 (木)

FCC資料によるHAARPの無線局免許情報

 HAARPネタが続きますが、多分これが最後です。

  下記のFCCの情報を見ていたらHAARP関連の無線局の免許内容について書かれていました。

  FEDERAL COMMUNICATIONS COMMISSION
  PUBLIC NOTIC E (Released: August 4, 2016)

Fcc_public_notice_1


Fcc_public_notice_2


 2016.3.1~2016.3.31の期間限定免許の告知のようです。

 呼出符号(WI2XFX, WI2XDV)と周波数は判りましたが、出力が判りません。
 無線局として免許が下りているのであれば、FCCのどこかに関連資料がある筈なので探してみました。

 それらしい資料がありました。

    United States of America 
   FEDERAL COMMUNICATIONS COMMISSION
    EXPERIMENTAL RADIO STATION CONSTRUCTION PERMIT AND LICENSE

    WI2XFX
    https://apps.fcc.gov/els/GetAtt.html?id=176973&x=.

 免許の有効期限は、2016.05.18~2021.04.01となっています。
  9040-9995 kHz  3.63 GW (ERP) というのがやっぱりすごいです。

    WI2XDV
  https://apps.fcc.gov/els/GetAtt.html?id=173689&x=.

 こちらは有効期限は、2016.03.04~2021.04.01となっています。
 出力は3桁小さい?  1-40 MHz  1.829 kW (ERP)

 素人無銭家の好奇心で一寸調べてみましたが、大体様子が判ってきました。

 次の送信実験は今年の夏にあるかも知れないので、そのときには受信に挑戦してみたいです。
 ギガワットの送信であれば、フェーズドアレイアンテナの指向性はあさってを向いていても、おこぼれ位は受信できるかもしれません。

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2017年2月28日 (火)

HAARPでクラシック音楽を送信(放送?)

 下記のARRL(American Radio Relay League)の記事によれば、先日のHAARPの送信実験(キャンペーン!)では、種々の信号が送信されたようですが、パッヘルベルのカノンも送信されたようです。

    ARRL 
  HAARP Goes Classical During New Experimental Campaign
  http://www.arrl.org/arrlletter?issue=current#toc02

 以下、上記URLから抜粋引用
--------------------------------------------------
Operating under Part 5 Experimental license WI2XFX, HAARP this month even aired some classical music as it conducted its first scientific research campaign since being taken over 18 months ago from the military by the University of Alaska Fairbanks (UAF) Geophysical Institute.
       (中略)
In addition to tones, he transmitted "a 'dance track,' a Pachelbel Canon arrangement, and a variation of 'Row, Row, Row Your Boat.'"
--------------------------------------------------

 「カノン」がどのように聞こえたのか興味があるので、音声付きのHAARP受信レポートを探してみました。
 VE6SLP局がアップロードした以下のYouTubeの動画の6:30~8:00付近で「カノン」が聞こえます。

  HAARP Luxembourg Effect Experiment - February 22, 2017 - VE6SLP
  https://www.youtube.com/watch?v=8IR5VLCj69w&t=75s

 曲の部分だけ聞くと、普通の短波放送と同じように聞こえます。
 一寸不思議な感じがします。

  振幅変調には色々な方式がありますが、数メガワット出力の振幅変調はどのようになっているのでしょうか?

  電気学会雑誌 Vo.93, No.8
  中波大電力放送機について
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal1888/93/8/93_8_704/_pdf

 大昔のアマチュア無線では、AM(A3)は終段陽極変調が多かったような気がしますが、送信電力と同程度の変調電力が必要なので、結構電力を食いました。

 HAARPの施設は公開されることもあるようなので、一寸見てみたい気はしますが、遠すぎる・・・・

  Open House at HAARP
  http://www.gi.alaska.edu/news/open-house-haarp
    http://www.gi.alaska.edu/files/open-house-flyer-2016-4-2_0.pdf

Haarp_map_1

Haarp_map_2


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2017年2月26日 (日)

flightradar24で見た今朝の東京都庁上空

 本日(2017.2.26)開催された東京マラソン対応のへりと思われます。
 自宅の自作アンテナ+R820T+SDRアプリ(RadarStick)ではADS-Bの信号は受信できませんでした。

【Screenshot_2017-02-26-09-15-45】
Screenshot_20170226091545


【Screenshot_2017-02-26-09-18-18】
Screenshot_20170226091818

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2017年2月24日 (金)

Google翻訳によるHAARPの起源

  HAARPの送信実験(2017/2/19~2/23 UTC)は無事に終わったようです。

    https://twitter.com/ctfallen
    "Instrument tear down complete. One last HAARP coffee and cake stop before heading home!"

  今年の夏にも実験が行われる可能性があるようです。
 今回は送信時刻の関係で対応できませんでしたが、次回はロングワイヤでも張って受信に挑戦してみたいです。

  
 趣味で無線をやっていると、短波帯で数MW(メガワット)の送信は一寸気になります。
 HAARPの名前は時々耳にしますが、本来の目的をよく知らなかったので、素人無銭家の好奇心で少し調べてみました。

  Scientific American
  Alaskan Skies - Deliberately and Picturesquely
  This week powerful radio waves will disturb the ionosphere to probe satellite disruptions and create strange glows
  By Mark Harris on February 22, 2017
  https://www.scientificamerican.com/article/human-activity-will-heat-alaskan-skies-deliberately-and-picturesquely/

 翻訳精度が上がったと言われるGoogle翻訳を使って翻訳してみました。
 ついでに、他の翻訳サイトも試してみました。
 (翻訳文は見やすいように手動で改行)

---------------------------------------------
【原文】(上記Scientific Americanから抜粋引用)
  "In fact the only thing the military was interested in controlling was the hot plasma, says Bill Bristow of the University of Alaska Fairbanks, who is HAARP’s chief scientist. The plasma can distort or delay satellite transmissions and GPS signals. The armed services wanted to know whether those perturbations could be manipulated from the ground to eliminate such problems, and perhaps enable new communications and radar technologies. So they built HAARP, the world’s most powerful ionosphere heater.
"
---------------------------------------------
【Google翻訳】
 HAARPのチーフ・サイエンティストであるアラスカ大学フェアバンクスのビル・ブリストー氏は、実際に軍隊がコントロールすることに興味があったのは熱い血漿だけだったと語っています。
 プラズマは、衛星の送信信号およびGPS信号を歪ませるかまたは遅延させる可能性がある。
 武装勢力は、こうした摂動が地面から操作されてそのような問題が解消されるかどうかを知り、新しい通信やレーダー技術を可能にすることを望んでいた。
 そこで彼らは世界で最も強力な電離層ヒーターHAARPを製作しました。
---------------------------------------------
【Infoseek翻訳】
 実際、軍隊がコントロールすることに興味を持っていた唯一の物質は熱いプラズマであったと、アラスカ・フェアバンクス大学のビル・ブリストウは言います。そして、その人はHAARPの主要な科学者です。
 プラズマは衛星通信をゆがめることができるか、遅らせることができます、そして、GPSは合図します。
 軍隊は、それらの混乱がそのような問題を除く根拠から操作されることができたかどうかについてわかっていることを望んで、おそらく新しい通信とレーダー技術をイネーブルします。
 それで、彼らはHAARP(世界で最も強力な電離層ヒーター)を造りました。
---------------------------------------------
【Bing翻訳】
 実際に軍隊の制御に興味を持っていた唯一のものは高温のプラズマ HAARP の主な科学者は、アラスカ大学フェアバンクス校のビル ・ ブリストウは言います。
 プラズマは、歪曲したり、衛星通信と GPS 信号を遅延できます。
 武装したサービスは、このような問題を排除し、おそらく新しい通信やレーダー技術を実現するために地面からそれらの摂動を操ることができるかどうかを知りたいと思った。
 だから彼らは、HAARP の世界の最も強力な電離層ヒーターを建てた。
---------------------------------------------
【eXcite翻訳】
実のところ、軍隊がコントロールに興味があった唯一の物は、熱いプラズマであったは言う。 アラスカ・フェアバンクス大学のビルブリストー それはHAARPのチーフ・サイエンティストである。
プラズマは衛星トランスミッションとGPSシグナルをゆがめるか、または遅らすかもしれない。
武装したサービスは、そのような問題を取り除き、たぶん新しい通信とレーダーテクノロジーを可能にするために、それらの動揺がグラウンドから処理できるかどうかを知りたかった。
それらがHAARPを築いたので 世界の最も強力なイオン圏ヒーター 。
---------------------------------------------

 Google翻訳が一番よさそうです。

 電離層による衛星信号の揺らぎ(劣化、遅延等)を能動的(active)に改善可能であるかどうかを確認するのが目的だったようです。
 GPSは時間精度が命なので、遅延の揺らぎが問題になるのは理解できます。

  電子航法研究所
  電離層遅延のGPSに対する影響
  http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjnsdfes6fSAhUFT7wKHUtjAWkQFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.enri.go.jp%2F~sakai%2Fpub%2Fgps_iono.ppt&usg=AFQjCNHwDXdsjeL7wmRCruhZKaZ5Wz8jxQ&sig2=T1MpjOkKjfRbPcmDksp0EQ

 上記ENRIの資料には。電離層遅延の補正方法がいくつか説明されていますが、いずれも受信後の信号に対して補正を行うものです。受動的(passive)な補正ということになるのでしょうか?

 これに対してHAARP(High Frequency Active Auroral Research Program)は、外部から電磁波を電離層に照射してエネルギを供給する(加熱する)ことにより、積極的/能動的(active)に電離層に影響を与えて電離層遅延自体を制御することを考えていたようです。

 上記Scientific Americanの記事の最後に以下のように書いてありました。

 "Despite the rumors, Bristow says, HAARP has never been able to control the weather.

【蛇足】
 HAARPは「高周波活性オーロラ調査プログラム」と訳されることが多いようですが、一寸気になります。
 「活性」とは何でしょうか?
 「活性水素」とか「活性酸素」を連想してしまいます。
 「能動」の方が中身をよく表しているかも・・・

  日本物理学会誌
   Vol. 42 (1987)  No. 10  P 873-880
  宇宙における能動実験 : SEPACの成果を中心として
    Active Experiments in Space : Principal Results from SEPAC
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/butsuri1946/42/10/42_10_873/_article/-char/ja/
  「スペースシャトルから, 大出力電子ビーム及び高密度プラズマを放射する実験」

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2017年2月20日 (月)

HAARPが受信できるかも???

HAARPが甦ったようです。

 40-Acre HAARP Rides Again, And They Want You To Listen | Hackaday
 February 18, 2017
 http://hackaday.com/2017/02/18/40-acre-haarp-rides-again-and-they-want-you-to-listen/

  HAARP February 2017 on air operations 
  http://swling.com/blog/2017/02/haarp-february-2017-on-air-operations/

  以下、上記URLから抜粋引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Specifically, experiments will begin daily sometime after 1800 hours 2/19 UTC. My experiments will be the last each day (local Alaska time) and are scheduled to start at 0330 hours on 2/20, 2/21, and 2/23 UTC; and at 0430 hours on 2/22.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 twitter
 https://twitter.com/ctfallen

  とりあえず、TECSUN PL-660の電源を入れておきます。

【参考外部リンク】
  情報通信研究機構季報Vol.53 No.1/2 2007
  特 集 HAARP(High Frequency Active Auroral Research ... - NiCT
  http://www.nict.go.jp/publication/shuppan/kihou-journal/kihou-vol53no1.2/01-03C.pdf

 ARRL
 HAARP Facility to Reopen in 2017 under New Ownership
 08/04/2016
 http://www.arrl.org/news/haarp-facility-to-reopen-in-2017-under-new-ownership

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2017年2月18日 (土)

JJY/WWVB受信失敗@ハワイ

  多分これが最後のハワイ(ホノルル)ネタです。

  以前、ハワイで電波時計が日本時間になったという記事を見かけたことがあります。

  天文月報 2004年12月
  JJY受信電波時計がハワイで動作!?
  http://optik2.mtk.nao.ac.jp/~iye/papers/article/200412%20JJY%20172.pdf

  記載内容から判断するとJJYの受信はかなり稀な現象のようです。


 ハワイより遠いJJYの長距離受信の例を探してみたら、以下のような記事がありました。

    Time signals: JJY, BPM, BPC, WWV, WWVH, WWVB ... - Genesis Radio
    Receiving, identifying and decoding LF/HF radio time signals
    http://genesisradio.com.au/VK2DX/time_signals.html

 VK2DX局の位置はシドニーのようなので、JJY福島局との距離は約8000kmとなります。

Jjy_fukushima

    QRZ.COM
    https://www.qrz.com/db/VK2DX

 VK2DX局の写真を見ると、非常に受信環境がよさそうなので、うらやましいです。
 ノイズが少なそう・・・・

更に長距離の記録がないかと思って探してみたら、北米航路での受信例がありました。

  長波標準電波の伝搬特性と電界強度計算法の開発
  http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/1112/03.html

  情報通信研究機構季報Vol.56 Nos.3/4 2010
  長波標準電波の電界強度計算法の開発と測定
  アジア・北米航路における長波標準電波の電界強度移動測定
  http://www.nict.go.jp/publication/shuppan/kihou-journal/kihou-vol56no3_4/kihou-vol56no3_4_0209.pdf

 この資料には、「JJY の受信報告は米国西海岸、ヨーロッパ、ニュージーランドなどから寄せられている。」と書いてあります。
 北米航路での受信は、呼出符号(JJY)による確認ではなくて、自己相関係数による判定のようですが、8000km以上まで信号が確認できたようです。
 周囲に人工雑音源がない非常に恵まれた条件なので、受信できたのかもしれません。
 なお、JJYの信号による電波時計の時刻較正がどの程度の距離まで可能だったのかは良く判りません。

 多分、色々な条件(電波伝播状態、人工雑音、アンテナ、受信機等)が重ならないと受信できないと思いますが、過去にはホノルルのホテルで電波腕時計が較正されたという例もあるようなので、運が良ければ受信できるかもしれないという希望が少しはあります。

 ということで、前置きが長くなりましたが、ハワイで受信実験をしてみることにしました。

 40kHzや60kHzが受信できる受信機は持っていないので、JJYの受信確認には昔購入した40kHz専用の電波時計OREGON SCIENTIFIC RM219を利用することにしました。
 しかしながら、JJYのベリカードを得るためには、単に電波時計の時刻が日本時間になったというだけでは不十分で、モールス符号で「JJY」を確認する必要があります。

  受信報告書の送付について - NICT
  http://jjy.nict.go.jp/jjy/jushin%20houkoku.pdf
 (以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------
受信報告書には以下の内容を記載してください。
(中略)
6.受信内容 (標準電波には、毎時15分と45分にモールス符号で「JJY」を2回送信しています。必ずご確認のうえ、確認したことを報告書に記載してください。)
(後略)
--------------------------------

 以前、JJY用のトーンキーヤーを作ったことがあるので、これを使えばモールス符号が確認できるはずです。

 電波時計の場合には、時刻較正のためには十分な電界強度が必要なようで、信号にノイズが混入していると、耳ではJJYのモールスが確認できるのに、時刻較正が行われないことがあります。
 ということは、時刻較正が行われない(日本時間にならない)ような弱い信号の場合でも、TCO(Time Code Output)を直接チェックすれば、JJYの確認ができるかもしれません。
 もしそうであれば、電波時計単体での確認よりも有利なはずです。
  1秒周期の確認は脳内自己相関演算で処理し、ノイズが混入したモールスは脳内補間フィルタで補正できるかも?

 前振りが非常に長いですが、ここからが本題です。

 JJYのついでに、以前受信に失敗したWWVBも再度試してみました。

 受信条件は以下の通りです。

    時期:2017年1月19日~21日(ホノルル時間)
  場所:エンバシー・スイーツ・バイ・ヒルトン・ワイキキ・ビーチ・ウォーク 11F東側(ダイヤモンドヘッド側)ラナイ
  [JJY(40kHz)用]
    電波時計:OREGON SCIENTIFIC RM219改(TCO端子追加) 強制連続受信 40kHz専用
  トーンキーヤー(自作):RM219のTCOをD74HC14Cで波形整形して電子ブザーとLEDを駆動
  [WWVB(60kHz)用]
  電波腕時計:CASIO PROTREK 3069*JA (PRW-1300ARJ)
        http://support.casio.jp/storage/pdf/002/qw3069.pdf
        ホームタイム都市:HNL、自動受信:ON (0AM,1AM,2AM,3AM,4AM,5AM)

Jjy_wwvb_reception_test

 受信結果はタイトル通り、両方とも失敗でした。
 なお、RM219の電池はホテルに到着してから装着しました。
 写真は動作開始から約9時間経過したときのものです。
 予想はしていましたが、なかなか難しいようです。
 JJYのトーンキーヤーのLEDは連続点灯していたので、ノイズが非常に多かったのかもしれません。

 1度は受信してみたいですが、あと何回くらいハワイにいけるやら・・・

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2017年2月11日 (土)

ATSC用USBチューナテスト@ホノルル

  現在行われているデジタル地上TV放送(DTTB:Digital Terrestrial TV Broadcasting)にはいくつかの方式があります。

  Digital terrestrial television - Wikipedia
  https://en.wikipedia.org/wiki/Digital_terrestrial_television

 代表的なものとして、以下の三つの方式があります。

  (1) ATSC: Advanced Television System Committee
  (2) DVB-T: Digital Video Broadcasting Terrestrial
  (3) ISDB-T: Integrated Service Digital Broadcasting - Terrestrial

 大雑把な説明ですが、ATSCは米国方式、DVB-Tは欧州方式、ISDB-Tは日本方式ということになります。
 各方式にはそれぞれ特徴があります。
 どの方式を採用するかは、各国の事情によって違ってきます。

 一寸内容が古いかもしれませんが、DiBEG(http://www.dibeg.org/aboutus/aboutus.html)の資料に3方式が比較されています。

    Digital Broadcasting Experts Group (DiBEG)
  Comparison of 3 DTTB systems
  http://www.dibeg.org/techp/3comp/3comp.html

 上記のComparison of 3 DTTB systemsの比較表(Table 1: Broadcasting service of 3 DTTB systems)や説明を見ると、ISDB-T以外の採用はあり得ないような雰囲気です。
  資料の性質(プロモーション)から考えて、自己方式の利点が強調されるのは当然ですが、あまり客観的ではないような気がしないでもありません。

 一寸古いですが、以下の資料の表1でも同様な感じになっています。

    NEC技報Vol.57 No.4/2004
    地上デジタル放送の動向
    http://jpn.nec.com/techrep/journal/g04/n04/pdf/t040402.pdf

 現状はどうなっているのかと思って調べてみると、以下のような資料がありました。

  デジタル放送の現状
  (2015年12月調査)
  http://www.soumu.go.jp/g-ict/item/digital/

  地上デジタル放送日本方式の 国際展開について - JTEC | 一般財団法
    平成22年6月2日 (2010)
  http://www.jtec.or.jp/icttrend/pdf/2010-01kouenkai-makiguchi.pdf

 ざっと見た感じでは、採用の国数ではDV B-Tが優勢な感じです。

 各方式の比較表を見ると、ATSCの移動体受信に関する評価が悪いのが気になります。

 比較表では、ISDB-T(○)、DVB-T(△)、ATSC(×)(DiBEGの資料ではimpossible)となっています

 移動体受信に関する評価の差異は、放送方式の仕様に関係していると思われるので、調べてみました。

 下記資料の表1には、各方式の技術的条件が書かれています。

  世界のデジタルテレビ放送と東芝の取組み
  東芝レビューVol.63 No.6 (2009)
  https://www.toshiba.co.jp/tech/review/2008/06/63_06pdf/a06.pdf

 変調方式を見ると、ISDB-TがOFDM、DVB-TがCOFDM、ATSCが8VSBとなっています。

  OFDM:orthogonal frequency-division multiplexing
  COFDM:coded OFDM
  8VSB:8-level vestigial sideband modulation

 この資料には、移動体受信に関する直接的な記載はありませんが、以下のような説明があります。
  マルチキャリア→マルチパス妨害に強い
  シングルキャリア→平坦で広大な地域向けに適する

  OFDMとCOFDMはマルチキャリアであり、8VSBはシングルキャリアです。

 マルチパス妨害は固定受信の場合も発生しますが、移動受信時の影響が大きいので、マルチキャリアでないATSCは移動受信に適していないことは想像できます。

 移動受信に適していないことは理解できますが、「困難」ではなくて「不可能(impossible)」となっているのが気になります。

  "impossible"というのは結構強い表現のように思われます。絶対に見えない?
 静止状態では当然視聴可能の筈ですが、どの程度の移動速度で受信不可になるのか判りません。
 歩行速度(4km/h)程度? 通常の車両の走行速度(50-100km/h)程度? あるいは、旅客機の巡航速度(600-1000m/h)程度?

 ATSCの移動受信の情報を探してみると、改良版のATSC 3.0の情報は結構見かけるのですが、現行のATSC 1.0の移動受信の情報はとんど見当たりません。
 たまに見かけても、ATSC 3.0の記事の中で「ATSC 1.0より改善されていた」的な情報しかありませんでした。(見落としただけかもしれませんが・・・)
 
 ATSC 1.0における移動受信の実際はどうなのか興味があります。

 ということで、素人無銭家の好奇心で実際に試してみることにしました。
 日本のISDBT(ワンセグ)の場合には、パソコンやスマホのUSB端子に挿して使うことができるチューナドングルが売られているので、このタイプのもので試してみることにしました。

  日本のアマゾンにはこんなチューナは売っていないだろうと思いましたが、念のために調べてみたらありました。

----------------------------------------------
ミニ USB ATSC テレビ チューナー デジタル受信機棒の Android 携帯電話パッド タブレット PC

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%8F%97%E4%BF%A1%E6%A9%9F%E6%A3%92%E3%81%AE-Android-%E6%90%BA%E5%B8%AF%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89-%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88/dp/B01GNO6GCW

------------------------------
(現在は取り扱っていないようです)

 アマゾンの説明を見る限りでは、SH-01Fに接続して使えそうな感じですが、レビュー情報はないし、この種の製品は当たり外れが多いので一寸心配です。

 今まで、ホノルルのアナログTV放送(NTSC)や、シンガポールのアナログTV放送(PAL)の同期信号をICOMのIC-R3で無理やり受信したことがあるので、酔狂のついでにこのATSCチューナを買ってみることにしました。

 注文してから10日程で商品が着きました。 
 中国の北京から発送されたようです。
 中国からの商品の発送は問題が発生することがあるようですが、商品は無事に到着したので、中身は別として、最初のステップはクリアです。

1_china_post_1

2_pad_tvatsc_receiver_for_phonepad_

3_pad_tvatsc_receiver_for_phonepad_

4_pad_tvatsc_receiver_for_phonepad_

5_pad_tvatsc_receiver_for_phonepa_2

5_pad_tvatsc_receiver_for_phonepad_

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 このチューナを使用するためには、以下のアプリをスマホにインストールする必要があるようです。

  ATSC Player - Google Play の Android アプリ
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cidana.atsc.lmeplayer&hl=ja

"**This App must run with specific device**"というのが一寸気になりますが、「このアプリはお使いの一部の端末に対応しています。」となっています。

7_atsc_player


 手持ちの対応端末を確認してみると、SH-01Fにはチェックマークがついているので、このアプリに対応しているようです。
 星一つのレビューがダントツに多いのが気になりますが・・・

 アプリを起動してみると、国の選択やチャンネル設定の画面になりますが、日本ではこれ以上の作業はできません。

 以下は、ホノルルのホテルでの受信実験の様子です。

  場所:エンバシー・スイーツ・バイ・ヒルトン・ワイキキ・ビーチ・ウォーク 11F東側(ダイヤモンドヘッド側)ラナイ
  スマホ:SH-01F
  アプリ:ATSC Player
  チューナドングル:ATSC用USBチューナ(Pad TV ATSC Receiver For Phone/Pad:モデル名不明)
  アンテナ:付属の同軸ケーブル付ロッドアンテナ

8_atsc_receiver_1

9_atsc_receiver_2

 以下、手抜きで写真のみ。

Atsc_appli_1_2

Atsc_appli_2


Atsc_appli_3


Atsc_appli_4


Atsc_appli_5


Atsc_appli_6


Atsc_appli_7


Atsc_appli_8


Atsc_appli_9


Atsc_appli_10


Atsc_appli_11

 結果: 20局プリセットでき、EPGも表示できましたが、画像の表示はできませんんでした。
 
 原因としては、電界強度の不足、ハードの問題、アプリの問題等が考えられます。
 星一つのレビューが多いというのは、このような状況を意味している?
 しかし、星五つのレビューも結構あるので、箸にも棒にもかからないという訳ではないようです。

 20局プリセットできたということは、チューナの高周波部分は正常に動作していると考えられます。
 また、EPGが表示されているということはPSIP(Program and System Information Protocol)のデータが正常にデコードされているということなので、映像関係の問題でしょうか?

 
 この種のチューナの情報はないかと思って探していたら、外観が似ているチューナに関してレビューがありました。

   D204 Mini ATSC Pad TV Tuner TV Receiver for Android Phone Pad with Micro USB OTG
http://www.banggood.com/D204-Mini-ATSC-Pad-TV-Tuner-TV-Receiver-for-Android-Phone-Pad-with-Micro-USB-OTG-p-1053603.html

 "Signal strength is 100% but quality is 0. So there is not TV channel to be seen. "と書いてあります。
 当方のチューナも同じ表示がでました。
 信号強度が100%で品質が0%の場合の対処法は???
 絵が出なかったのに星3つなのは外観が綺麗だったから?

  Android Digital ATSC TV Tuner Receiver For Tablet Smart Phone
  https://www.amazon.com/Android-Digital-Tuner-Receiver-Tablet/dp/B01BJ32FI6

  "Works well and picks up over 30 TV stations and has good picture quality if I use a larger antenna. Can't get anything with the supplied antenna."書いてあります。
  付属のアンテナでは見えないけれども、大きなアンテナであれば見えるようです。

 この種の製品は外観は同一(or類似)でも中身が違うということが珍しくないので、参考になるかどうかわかりませんが、もう少し勉強してみます。

 結局、準備段階の画出しができなかったので、移動受信のテストまで進みませんでした。

 次にATSC圏に行く機会があったら、ホテルのアンテナ端子に直結して試してみたいと思います。

 今回は4000円程度の安いチューナだったのですが、もう少し高いチューナだったら映ったかも。。。

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2017年2月 6日 (月)

アラモアナセンターのRadioShackが閉店してました

 ホノルルでアラモアナセンターに行ったときには、何か面白いものはないかと、RadioShackを覗いてみることにしています。
 ところが、今回行ってみると店が見当たりません。
 店があった場所は、看板になっています。
 場所を間違えたのかと思いましたが、どうやら閉店したようです。
 去年(2016年の4月)に来たときには、細々ではありますが未だ営業していたのですが、その後閉店したようです。

 後で調べてみたら以下のような情報がありました。

    RadioShack
  https://www.yelp.co.jp/biz/radioshack-honolulu-6
  Yelperがこの場所は営業中止した事を報告しています。
  --------------------------------------
  2016/9/27
  Cyndy's Bottom Line:  This location is closing.  Everything is on sale!
  --------------------------------------

  アラモアナセンターのRadioShackは、AT&TのGoPhoneを購入するときに初めて利用しました。
 最初のころは、Police Snanner等の無線関係の商品が色々あって面白かったのですが、経営が危なくなってきてからは、取り扱い商品が少なくなってきていました。
 スタッフが親切でスキルもあったのですが、時代の流れでしょうね。

【2013年】
Radioshack_ala_moana_center_2013

【2015年】
Radioshack_ala_moana_center_2015

【2017年】
Radioshack_ala_moana_center_2017s

 なお、RadioShack自体は営業しているようです。

  Radio Shack
  https://www.radioshack.com/

【関係内部リンク】
2012年10月27日 (土)
[HNL7] AT&TのGoPhoneのプリペイドSIMをUZONE F5豪華版に挿してみました
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2012/10/hnl7-attgophone.html

2013年5月 1日 (水)
アラモアナセンターのRadioShackでBoostのプリペイド携帯(Kyocera Hydro)を買いました
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2013/05/radioshackboost.html

2015年6月22日 (月)
[HNL08] アラモアナとワイキキでショッピング
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2015/06/hnl07-c103.html

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2017年1月18日 (水)

JJY用トーンキーヤーにTCO表示用LEDを追加

  少し前のことになりますが、市販の電波時計(Oregon Scientific RM219)にトーンキーヤー(tone-keyer)を外付けして、JJYのモールスを可聴発振音に変換して耳で確認できるようにしました。

 JJYの受信状態を耳でリアルタイムで確認できるのはいいのですが、常時ピーピー鳴るのは一寸うるさいです。

 ということで、通常はLEDの点滅でTCO(Time Code Output)を表示し、必要なときだけ発振音で確認できるようにしました。

 回路は超手抜きです。(パスコン、保護抵抗なし、表記法は適当)
Jjy_tone_keyer_circuit_diagram_2 使用IC:D74HC14C
  pin1:RM219からのTCO入力(正位相)
 pin2:電子ブザー(Fuji EB20)とスイッチの直列回路経由で接地
 pin2:pin3に接続
 pin4:LED経由で接地
 pin7:接地
 pin14:Vcc(3V)

【JJYモールス受信中】

 左はTCO信号原のRM219ですが、リセット後20分以上経過しても時刻較正ができていません。
 右は参照用のT-692ですが、数日間時刻較正ができなかったために、時刻が少し狂っています。

 JJYのモールスを耳で確認できる程度の受信状態でも、時刻較正に失敗することがあるようです。

(2017.03.26 回路図追加)

 

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