2017年4月23日 (日)

SDRplayで見た充電開始時のQiの出力周波数変化

 最近、SDRplay RSP2を購入したので、SDRunoとの組み合わせで、色々な信号を受信して遊んでいます。
 今までは、DVB-T用ドングルとSDR Touchの組み合わせだったので、下限周波数が20MHz付近だったのですが、RSP2では下限周波数が1kHzとなっています。
 手元にある電子装置で、低い周波数の信号を発生するものはないかと探してみたら、Qi規格のワイヤレス充電器(Seneo 3 Coils Wireless Charger Model:SWC2)がありました。

 下記の資料によれば、Qiでは「スイッチング周波数は100kHz程度」とのことです。

  Qi規格に準拠したワイヤレス充電器のノイズ対策手法
  http://www.murata.com/ja-jp/about/newsroom/techmag/metamorphosis18/appnote/02

 また、以下の資料によれば、出力制御のために出力周波数が100-200KHzの範囲で制御されるようです。

  Introduction to Wireless Power
  http://www.emcchicago.org/pres/ti0415.pdf
  Resonant Power Transfer - Switching Frequency Variation (p.22)

Qi_resonant_power_transfer_switchin
  "Power control by changing the frequency, moving along the resonance curve; about100-200KHz for Qi"
(上記URLから抜粋引用)

 受信側の共振周波数は固定(約100kHz)で、送信側の周波数は受信側の共振周波数より上側(100-200KHz)で可変になっているようです。
 負荷が重くなって電圧が低下すると、送信周波数を下げることにより共振カーブの山を登って電圧を高めて安定化動作を行っているようです。

 周波数の変化を実際に確認してみました。
 実験環境は以下の通りです。

  Qi Wireless Charger: Seneo SWC2
  充電対象スマホ:ELUGA X P-02E 
    受信機:SDRplay RSP2(1kHz-2GHz)
    SDR表示アプリ:SDRuno
    PC:ThinkPad X230 (windows 7)
    アンテナ:ミニコンポ付属のAM用ループアンテナ(29.1μH)

 結果は以下の通りです。

【YouTube動画】

【待機中】(約240kHz帯域で表示)
Qi_spectrum__no_load

【充電中】(約240kHz帯域で表示)
Qi_spectrum__charging

【充電器電源オフ】(約10MHz帯域で表示)
Qiharmonics_power_off

【待機中】(約10MHz帯域で表示)
Qi_harmonics_stadn_by

 待機中は約170kHzであり、負荷が掛かると約110kHzまで下がっています。
 待機中でも高調波が結構発生しているようなので、充電が必要なときのみ電源を入れるようにしたほうがいいかもしれません。

 低調波(?)も発生しているように見えますが、単に見えているだけ?

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2017年4月15日 (土)

SDRplay用フライホールもどき選局つまみ

 先日、ボール式マウスを改造してSDR用の選局装置を作りました。

 とりあえず動作するのですが、内部機構が露出したままなので、埃や外光の影響が心配です。

【初期状態】
Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysdru

Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_2


 マウスの上側ケースが残っていたので、選局軸/選局つまみとケースが干渉する部分を切断して、上から被せました。

【一部カバーした状態】
Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_3

  手前側と選局軸付近は開放状態なので、どの程度効果があるか判りませんが、ロータリエンコーダの部分は外から見えなくなったので、気休め程度にはなるかもしれません。

 最初は、マウスを直接机の上に置いていたのですが、選局つまみの周縁と机の表面との距離が短いために、選局つまみの周縁に指を掛けてぐるぐる廻すことができません。

 ということで、100円ショップで適当な小型ケースを買って来て、マウスを両面テープで接着することにより下駄を履かせて高さを稼ぎました。
 なお、つまみ回転時の力でマウスが移動しないように、部屋にあったスペアの単三電池を錘としてケースの中に詰め込みました。

【下駄を履いた状態】
Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_4

Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_5


 これで、つまみをぐるぐる廻せるようになったのですが、つまみを廻す感覚がいまいちです。
 昔の9R-59のようなぐるっと廻してぱっと止めるというような操作感覚が懐かしいです。
 慣性でつまみを廻すためには、普通はフライホイールを外付けするのですが、マウス改造の選局装置では、そのような高級なことはとてもできません。

 何らかの手段で慣性モーメントを大きくすれば、少しは効果があるのではないかということで、姑息な手段ではありますが、選局つまみの裏側の凹部に配管工事用のパテを詰め込んでみました。

【パテ詰め前】
Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_6

【パテ詰め後】
Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_7


 先日購入した、SDRplayと組み合わせてFM放送を受
信してみました。

 受信環境は以下の通りです。

  アンテナ:2Fベランダの1.5m長ホイップ
   チューナ:SDRPlay RSP2
  PC:lenovo ThinkPad X230 (Windows 7)
   SDRアプリ:SDRuno  version 1.13
    IF帯域:10MHz
    受信周波数範囲:76-86MHz

  約10MHzの帯域が同時に表示できるのが便利です。

【SDRPlay+SDRuno表示例】
Flywheel_tunig_knob_for_sdrplaysd_8

 慣性モーメントが小さいので、普通のフライホイールのように慣性だけでくるくる廻り続けるということはありませんが、元のつまみよりは少しはマシという感じかもしれません。
 改造費用は殆ど掛かっていないので、今回はこれで良しとします。

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2017年4月 9日 (日)

SDRplay RSP2(1kHz~2GHz)を買いました

  以前、SDR TouchでVHF-Low放送「i-dio」のスペクトラムを表示させたことがあるのですが、表示帯域が2MHzだったので、全体を同時に表示することはできませんでした。

  2016年1月21日 (木)
  SDR Touchで見たVHF-Low新放送「i-dio」の試験電波(ISDB-Tsb)
  http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2016/01/sdr-touchvhf-lo.html

 広帯域で安いSDRはないかと探していたら、以下の広告を見かけました。

  SDRplay社 RSP2
  http://icas.to/lineup/rsp2.htm

  以下、上記URLから抜粋引用
-------------------------------------------
特徴
 ●50Ω SMA受信ポート x 2個 (1.5MHz - 2GHz)
 ●ハイインピーダンスポート x 1個 (1kHz - 30MHz)
 ●0.5ppmの高精度TCXOを搭載、0.01ppmまで微調整可能

受信周波数範囲
 ●1kHz ~ 2GHz
設定可能IF帯域幅
 ●200kHz, 300kHz, 600kHz, 1.536MHz, 5.0MHz, 6.0MHz, 7.0MHz, 8.0MHz
USB
●データ、電源 - USB 2.0 ポート (Bメス) x 1個 (消費電流 170mA - Bias-Tは除く)
-------------------------------------------

  IF帯域幅は8MHz帯域まで設定が可能なようです。
 また、受信周波数範囲が1kHz ~ 2GHzというのがすごいです。

  RSP Conceptual Block Diagram
  http://www.sdrplay.com/docs/SDRplay_Conceptual_Block_Diagram_r1p1.pdf

  フィルタが重要そうです。

 

 以下の資料によれば、「i-dio」の使用周波数は103.5~108MHz(北海道、関東・甲信越、近畿、九州・沖縄)で、送信帯域は4.5MHzのようなので、送信波全体を表示できる筈です。

  ITUジャーナル Vol. 45 No. 1(2015, 1)
  V-Lowマルチメディア放送の開始に向けて
  https://www.ituaj.jp/wp-content/uploads/2015/01/2015_01-09-sl-vlow.pdf

 放送波のスペクトラムを表示するためだけにこれを買うのは勿体無いですが、超広帯域の受信機として遊べそうです。

 設定可能IF帯域幅だけ見るとRSP1でも8MHz帯域に対応しており価格も安いですが、後継のRSP2は色々機能が追加されているので、一寸迷います。

  比較表
  http://icas.to/lineup/rsp.htm

  Comparing New SDRPlay RSP2 With RSP1 - eHam
  http://www.eham.net/ehamforum/smf/index.php?topic=112512.0

 折角なら新機種をということで奮発して(無理して?)RSP2にしました。
 高インピーダンスのアンテナ端子とか、0.5ppmTCXO(RSP1は10ppm?)にも一寸惹かれました。
  オマケでHPF(1.810kHz-30MHz)も付いてくるようですし・・・

 ついでに、M(F)-SMA(F)変換アダプタと両端SMA(M)付き同軸ケーブルも同時に注文しました。
  なお、RSP2は"Radio Spectrum Processor 2"の意味のようです。

 注文した翌日に配送されてきました。
 最近の通販は早いです。

【購入品】
Sdrplay_rsp2_contents


 早速使おうとしましたが、手元にあると思っていたUSB Type-Bのケーブルが見当たりません。
 以前は、何本かあったのですが、使うことがないと思って処分していたようです。
 仕方がないので、プリンタ/スキャナで使っているUSBケーブルを取り外して、とりあえず動かしてみました。

 受信環境は以下の通りです。

  アンテナ:2Fベランダの1.5m長ホイップ
   チューナ:SDRPlay RSP2
  PC:lenovo ThinkPad X230 (Windows 7)
   SDRアプリ:SDRuno  version 1.13

 SDRunoのダウンロードとインストールは特に問題なく完了しました。
 早速走らせてみました。

【受信中】
Sdrplay_rsp2_inuse

【i-dio】
Sdrplay_idio
  103.5~107.3MHz付近にOFDM特有の両端が断崖絶壁のスペクトラムが見えます。
 IF帯域が8MHzあると全体が見えるので判り易いです。

【118MHz】
Sdrplay_118mhz
  エアバンドを見てみました。
  126.3MHzのAWOSの信号を受信してみましたが、DVB-TチューナとSDR Touchの組み合わせ(アンテナは同じ)で受信した場合よりも、了解度が高いような感じがしました。
 なお、SDRplayの場合は、音声にFast AGCが掛かったような息継ぎ現象(無声部でノイズが浮き上がる)があるのが気になりました。
 ダイヤルぐるぐるや、プリセットスキャンでは、受信可能な未知の周波数を見つけるのは中々難しいですが、8MHz帯域受信の場合はかなり楽になります。

【430MHz】
Sdrplay_430mhz
  休日の午前8時頃なので、あまり信号は出ていませんでした。
  "Span 10000MHz"となっており、スケール表示は約10MHz幅となっていますが、実際は仕様通りの8MHz帯域と考えていいかもしれません。

 今回は、VHFとUHFの受信状態を簡単にチェックしただけですが、結構遊べそうです。
 
 下限周波数が1kHzとなっていますが、1kHzの電波とはどんなものでしょうか?
 潜水艦ではVLFが使用されているようですが・・・

  Defence Science Journal, Vol 43, No 1, January 1993, pp 43-51
  Submarine Communications
  http://publications.drdo.gov.in/ojs/index.php/dsj/article/viewFile/4209/2463

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2017年4月 2日 (日)

Android SDR用簡易選局装置を作ってみました

 以前はVHF/UHF用のゼネカバ受信機として大昔に買ったFRG-965を使っていました。
 しかしながら、かなり前に、電源スイッチを切っても蛍光表示管の表示が消えないという不思議な故障が発生しました。
 表示部付近の電解コンデンサを全部取り換えれば修理できそうなのですが、かなり面倒そうなので、そのまま放置しています。

 新しく買うのであれば、AOR AR8600MARK2等がよさそうですが、素人無銭家には一寸お値段が気になります。

 仕方がないので、現在は、AndroidタブレットHyundai T7にSDR Touchを入れ、DVB-Tチューナを接続してVHF/UHF用受信機として使っています。

  Android SDRの場合は、通常は、タッチパネルを指で操作して受信周波数を変更するのですが、CWやSSBでは微調整が難しいです。
 大昔の9R-59(プロフィールの写真の左端に写っています)のような回転つまみ式のアナログ通信型受信機の場合は、指の微妙な動きで周波数の微調整ができました。

 タッチパネルの場合でもマウスを使えば少しは楽になりますが、選局の操作性はあまり改善されません。

  色々調べてみると、以下の製品が使えそうな気がしますが、Androidに対応しているかどうか判りません。
 また、結構なお値段です。

 下記の2002年の記事によれば、対応OSはWindows 98/Me/2000/XPとなっていますが、現在はどうでしょうか?

  USB接続の“ボリュームコントローラ”風入力デバイスが販売開始
  2002年04月16日 22時37分更新
  http://ascii.jp/elem/000/000/330/330485/

 本家のサイトを覗いてみました・

    Griffin
  PowerMate USB
  https://griffintechnology.com/us/products/audio/powermate

  System Requirements:
  Mac: Mac OS X 10.3.9 or greater, and a USB port
  PC: Windows XP, or Vista, USB port

    Support Articles (FAQ)
    https://support.griffintechnology.com/product/powermate/

 上記URLから抜粋引用
---------------------------------------------
Is PowerMate compatible with my computer?

If you have a USB port and you are using one of the operating systems listed below, PowerMate will work with any application that uses keyboard commands. PowerMate is compatible with Mac OS X, and Windows XP and Vista.
Simply download the appropriate software for your operating system from the Downloads section on the right side of the PowerMate support page.
*This software is not fully compatible with Windows 7, 8, or 10. However, many of our customers report that they are able to use the software in compatibility mode. We hope to have a Windows update available in the future but an immediate ETA for this update is unknown at this time.
---------------------------------------------

  Windows 7, 8, 10でも動作する場合があるようなことが書いてあります。

 英語版のAmazonのReviewを見てみました。

  Griffin Technology NA16029 PowerMate USB Multimedia Controller
  https://www.amazon.com/Griffin-Technology-NA16029-Multimedia-Controller/dp/B003VWU2WA
  "Antiquated Mac software, No Win 7 8 10 support, crashes alot, no sleep."

 このレビューを見る限りでは、最近のWindowsでは正常に動作するという保証はないような感じです。
  また、Androidに関する情報は見つけることができませんでした。

 現在、固定用に使用しているAndroid SDRの環境は以下のようになっています。

  タブレット:Hundai T7 (Android 4.2.2,ルート化済み)
    RTL-SDRチューナドングル:DVB-T+DAB+FM (R820T)
    SDRアプリ:主にSDR Touch

  この環境でもマウスのドラッグ操作による選局は可能なので、つまみを回転させたときにドラッグ操作と等価な信号が発生するような仕掛けを検討しました。

 SDR Touchにおけるマウスによる選局(周波数変更)の手順は以下のようになります。
  (1)マウスを操作してポインタ(カーソル)を選局バー(垂直帯)の上に乗せる。
  (2)マウスの左クリックボタンを押す。
  (3)ボタンを押したまま、マウスを水平方向(左:低、右:高)に移動する。(ドラッグ操作)

 上記(1),(2),(3)の操作を行ったときに発生する信号を、つまみを回転させたときに発生させれば、回転つまみによる選局が可能になるはずです。

 ネットで調べてみると、関係がありそうな記事がいくつかありました。

 方式としては、マウス(ボール式/光学式)の回路を利用してロータリエンコーダを外付けするものと、ロータリエンコーダ専用回路を作るものがあるようです。
 当方は、「なるベく手を抜いて、そこそこの効果を」という方針なので、以下の条件で検討しました。

 1:現在では光学式マウスが主流であるが、2次元の画像データからX軸方向の移動データを分離するのは面倒そうなので、X軸データを独立に取得できるボール式マウスを流用する。
 2:外付け部品を減らすために、マウス内蔵のX軸用ロータリエンコーダを流用する。

 手持ち部品や100円ショップの商品を流用してAndroid SDR用選局装置(PowerMateもどき?)を作ってみました。

 マウス改造の全体の流れは以下の通りです。

 まず、ボール式マウスを入手しました。
 現時点では、新品のボール式マウスを購入するのは困難なので、ハードオフで探してきました。
  30~40個の中古マウスが箱の中に放り込んであったので、この中からボール式のものを探しました。
 100円~300円程度の値札がついたものと値札なしのものがあり、値札なしは108円という注意書きがありました。
 殆どが光学式でボール式のものは1割以下のような感じでした。
 今回は108円のボール式マウスを3個買ってきました。

  自宅に帰ってよく見たら、二つはコネクタがPS/2でした。

Three_balltype_mouse_1

Three_balltype_mouse_2


 USBタイプのものにはTM-930と書いてありました。

  とりあえずマウスを分解してみました。

Mouse_stm930_1Mouse_stm930_2

Mouse_stm930_4


 今回は、マウス内蔵のX軸用ロータリエンコーダを流用するつもりなので、この部分に注目してみました。

Xaxis_rotary_encoder_1

Xaxis_rotary_encoder_2a

Xaxis_rotary_encoder_3a

Xaxis_rotary_encoder_4


  ボール回転検出用のロータリエンコーダは、フォトインタラプト方式のようです。
 デジカメの画像では、赤外線LEDが光っているのが見えます。

 透光スリットが形成されたディスクを何らかの手段で回転させることができれば選局ができるはずです。
 一番簡単なのは、ディスクを直接指で廻すことですが、操作性が悪そうだし、ダイヤルをぐるぐる廻す感じがでません。
 次に、ディスクの軸を延長して選局つまみを取り付けることが考えられますが、この場合には、部品の配置の関係から、軸は回路基板とは反対方向にしか延長できません。
 しかしながら、この場合には、つまみを右に廻すと周波数が低くなり、普通の制御方向(右に廻すと周波数が高くなる)とは逆になるので、頭の中が混乱しそうです。

 そこで今回は、ロータリエンコーダ用のディスクを、別のディスクでリム駆動することにより、回転方向を逆転させました。

  リムドライブ用ディスクは、分解したマウスから取り外したスクロール用ホイールを流用しました。

 構造としては、エンコーダ用ディスクの周縁にリムドライブ用ディスクを接触させ、リムドライブ用ディスクの軸を回路基板とは反対方向に延長し、リムドライブ用駆動軸の前端部に選局つまみを取り付け、リムドライブ用駆動軸をパイプ状の軸受で支持し、軸受をマウスの底板にスペーサを介して固定することにしました。

 エンコーダ用ディスクの軸径は4ミリ程度だったので、リムドライブ用駆動軸として使えそうな内径4ミリ程度のパイプ状のものは何かないか100円ショップを探していたら、分解すれば使えそうな伸縮タッチペンがあったので、買ってきました。
 なお、軸受は、内径が伸縮タッチペンの外径よりも僅かに大きいボールペンの軸を適当な長さに切断して作りました。

Photo  また、手元に適当な選局つまみが無かったので、100円ショップで買った「なべ・ケトルの補修・取替用つまみ」で代用しました。

リムドライブの構造は以下の写真のようになりました。

Rim_drive_1

Rim_drive_2

Rim_drive_3


 リムドライブ用の軸受、スペーサ、マウスの底板のそれぞれの間は接着剤で固定することになるのですが、エンコーダ用ディスクの周縁にリムドライブ用ディスクを圧接させた状態で固定する必要があるので、一寸心配でしたが、クランプで固定した状態で半日程度放置することにより、無事圧接状態を維持したままで瞬間接着剤で固定できました。

 機械系の作業は一応ここで終わりです。

 このままでも、左クリックボタンを指で押し続けてドラッグ操作を行えば、回転つまみによる選局が可能なのですが、操作性が悪いし疲れます。
 そこで、左クリックボタンのスイッチに、スナップスイッチをパラに接続して、クリックロックできるようにしました。

Click_lock_1

Click_lock_2

Click_lock_3

  スナップスイッチは、マウスの側部に孔を空けて取り付けました。
 なお、マウスの不要部分は切断して選局つまみと干渉しないようにしました。

 見かけは悪いですが、これで一応動作可能な状態になった筈です。

 とりあえずSDR Touchで使ってみました。

Homebrew_usb_tuning_knob_for_androi

Homebrew_usb_tuning_knob_for_andr_2

Homebrew_usb_tuning_knob_for_andr_3


  操作方法は以下の通り。
 なお、チューナドンドングルとUSBマウスを同時に移用するので、USBハブが必要です。
 タブレットから見るとマウスそのものなので、ドライバやアプリは不要です。
  
(1)クリックロック用スナップスイッチをOFF(OPEN)にする。
(2)タッチパネル、または別のマウス、または選局ノブを操作してポインタ(カーソル)を選局バー(垂直帯)の上に乗せる。
(3)クリックロック用スナップスイッチをON(CLOSE)にする。
(4)この時点で左クリックロック状態になるので、選局つましを回転させるとし選局バーが移動して周波数が変更される。

 なお、時々クリックロックが勝手に解除されることがあるので、その場合には(1)~(3)の操作を繰り返せば回復します。
 

 周波数の微調整の様子が判り易いように、126.3MHzの自動気象観測システム(AWOS)の信号をCWモードで受信してみました。
 なお、SDR TouchのTuning StepはDisabled(default)にしてあります。

【回転つまみによる選局の様子】

 タッチパネルよりは微調整がし易いような感じがします。

 改善すべき点は多々あるので、そのうち検討したいと思います。

 材料は以下の通りでした。
 あまり一般性はないかもしれませんが・・・

 ・ボール式マウスSOTEC STM-930: \108 (ハードオフで購入)
 ・なべ・ケトルの補修・取替用つまみ(選局ノブ用):\108(ワッツで購入)
 ・タッチペン伸縮タッチペン(選局軸用)CW-119PEBK:\108(ワッツで購入)
 ・ボールペン(軸受用):\0(手持ち品利用)
 ・スナップスイッチ(クリックロック用):\0(手持ち品利用)
 ・消しゴム(スペーサ兼押圧用)::\0(手持ち品利用)

【参考外部リンク】
(自作Griffin PowerMateもどき関連。他にも色々あると思います。)

 HOMAMADE SDR FREQUENCY CONTROLLER FROM AN OLD PC MOUSE
 http://www.qsl.net/z33t/sdr_frequency_controller_eng.html
 (SDR用、光学式マウス)

  Dec 3, 2016
  Homemade SDR Frequency Controller from PC mouse
  https://www.youtube.com/watch?v=nbAqRwORsb0
 (SDR用、光学式マウス)

 December 6, 2016
 A Homemade SDR Frequency Controller Made From a PC Mouse
 http://www.rtl-sdr.com/a-homemade-sdr-frequency-controller-made-from-a-pc-mouse/
 (SDR用、光学式マウス)

 Ein "richtiger" VFO-Knopf fur SDR
 http://dxpraxis.de/zub.html
 (SDR用、光学式マウス)

  Apr 30, 2012
 Mando Dial para control de un SDR V2.0
 https://www.youtube.com/watch?v=jIo2-aQUU6o
 (SDR用、光学式マウス)

  Tuning knob for SDR#
  15 May 2016
  https://19max63.wordpress.com/2016/05/15/tuning-knob-for-sdr/
 (SDR用、光学式マウス)

 USB Knob
 26th Mar 2005
 https://forums.bit-tech.net/showthread.php?t=86561
 (汎用、光学式マウス)

 Homebrew USB Knob
 30th Mar 2005
 https://forums.bit-tech.net/showthread.php?t=86820
 (汎用、光学式マウス)

 Powerfake: DIY Griffin PowerMate tutorial
 Apr 3, 2009
 https://www.slashgear.com/powerfake-diy-griffin-powermate-tutorial-0340041/
 (汎用、ボール式マウス)

 THE POWERFAKE
 http://cdn.makezine.com/make/powerfake.pdf
 (汎用、ボール式マウス)

 2013年5月24日
 arduinoでロータリーエンコーダを使ってみる
 http://cranberrytree.blogspot.jp/2013/05/arduino.html
 (汎用、ボール式マウス)

 Simple DIY Volume Control Knob! by Kris S in arduino
 http://www.instructables.com/id/Digispark-Volume-Control/?ALLSTEPS
 (汎用、マウス利用なし)

 ナムコ・ボリュームコントローラ大改造
 2009/06/0408:16
 http://erwin1.blog64.fc2.com/blog-entry-16.html?sp
 (汎用、マウス利用なし)

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2017年3月26日 (日)

電波時計の信号(JJY)は窓から離れると急激に減衰

  現在、腕時計としてはCASIO PROTREK 3069*JA (PRW-1300ARJ)を使用しています。
 PRW-1300ARJでは、時刻修正は夜中(00:00, 01:00, 02:00, 03:00, 04:00, 05:00)に行われるので、自宅に居るときには腕時計は窓際に置いてあります。
 今までは、ほぼ毎日正常にJJY信号による時刻修正が行われましたが、最近は殆ど時刻修正が行われていません。
 窓は、北向きの金網入りの窓ガラスです。
 また、南側には鉄筋の建物が隣接しています。

 時計会社のサイトに電波が金属などで妨害された届きにくい場所の例がいくつか挙げられていましたが、四つの条件を満足しています。
  

  セイコーウオッチ株式会社→修理・サポート→操作・機能 電波時計→電波を受信しやすい環境
  https://www.seiko-watch.co.jp/support/function/wave03.php
  以下、上記URLから抜粋引用。
----------------------------------------
  電波が金属などで妨害された届きにくい場所
  ・ビルの中、地下(窓から数10cm離れただけで受信できない場合もあります)
  ・近くに大きな鉄筋ビルがあるところ
  ・網入りガラス(ワイヤーガラス)や金属ブラインドがあるところ
  ・ベランダに鉄の柵があるところ、のき下が出っ張っているところ
----------------------------------------

 当方の受信環境はかなり悪いです。
 正常にJJY信号による時刻修正が行われなくなった理由としては、経年変化による腕時計の感度低下が考えられますが、別の電波時計(OREGON SCIENTIFIC RM219)でも同じような傾向にあるので、雑音の増加などで受信環境が悪化してきたのかもしれません。
 スマホの時刻修正アプリを使う手もありますが、結構面倒です。
 自宅でJJYの信号が十分な強度で受信できて、かつ、腕時計を夜間放置しておいても邪魔にならない場所を探してみたら、北西の角部屋の西向きの窓際であれば、ほぼ確実に時刻修正が行われることが判りました。

 窓からどの程度の距離までJJYの信号が正常に受信できるか、JJY用トーンキーヤーでリアルタイムで確認してみました。

【JJY信号劣化の様子】

 窓際では、殆ど雑音の影響を受けずに正常に受信できていますが、少し離れると急激に雑音が増えています。
 50cm程度離れると雑音まみれになります。
 誤り訂正は行われていると思いますが、あまり雑音が多いと訂正しきれないかもしれません。
 一寸面倒ですが、電波腕腕時計は、1週間に一度程度は西向きの窓際に置いて、時刻修正をするしかないのかもしれません。

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2017年3月 2日 (木)

FCC資料によるHAARPの無線局免許情報

 HAARPネタが続きますが、多分これが最後です。

  下記のFCCの情報を見ていたらHAARP関連の無線局の免許内容について書かれていました。

  FEDERAL COMMUNICATIONS COMMISSION
  PUBLIC NOTIC E (Released: August 4, 2016)

Fcc_public_notice_1


Fcc_public_notice_2


 2016.3.1~2016.3.31の期間限定免許の告知のようです。

 呼出符号(WI2XFX, WI2XDV)と周波数は判りましたが、出力が判りません。
 無線局として免許が下りているのであれば、FCCのどこかに関連資料がある筈なので探してみました。

 それらしい資料がありました。

    United States of America 
   FEDERAL COMMUNICATIONS COMMISSION
    EXPERIMENTAL RADIO STATION CONSTRUCTION PERMIT AND LICENSE

    WI2XFX
    https://apps.fcc.gov/els/GetAtt.html?id=176973&x=.

 免許の有効期限は、2016.05.18~2021.04.01となっています。
  9040-9995 kHz  3.63 GW (ERP) というのがやっぱりすごいです。

    WI2XDV
  https://apps.fcc.gov/els/GetAtt.html?id=173689&x=.

 こちらは有効期限は、2016.03.04~2021.04.01となっています。
 出力は3桁小さい?  1-40 MHz  1.829 kW (ERP)

 素人無銭家の好奇心で一寸調べてみましたが、大体様子が判ってきました。

 次の送信実験は今年の夏にあるかも知れないので、そのときには受信に挑戦してみたいです。
 ギガワットの送信であれば、フェーズドアレイアンテナの指向性はあさってを向いていても、おこぼれ位は受信できるかもしれません。

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2017年2月28日 (火)

HAARPでクラシック音楽を送信(放送?)

 下記のARRL(American Radio Relay League)の記事によれば、先日のHAARPの送信実験(キャンペーン!)では、種々の信号が送信されたようですが、パッヘルベルのカノンも送信されたようです。

    ARRL 
  HAARP Goes Classical During New Experimental Campaign
  http://www.arrl.org/arrlletter?issue=current#toc02

 以下、上記URLから抜粋引用
--------------------------------------------------
Operating under Part 5 Experimental license WI2XFX, HAARP this month even aired some classical music as it conducted its first scientific research campaign since being taken over 18 months ago from the military by the University of Alaska Fairbanks (UAF) Geophysical Institute.
       (中略)
In addition to tones, he transmitted "a 'dance track,' a Pachelbel Canon arrangement, and a variation of 'Row, Row, Row Your Boat.'"
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 「カノン」がどのように聞こえたのか興味があるので、音声付きのHAARP受信レポートを探してみました。
 VE6SLP局がアップロードした以下のYouTubeの動画の6:30~8:00付近で「カノン」が聞こえます。

  HAARP Luxembourg Effect Experiment - February 22, 2017 - VE6SLP
  https://www.youtube.com/watch?v=8IR5VLCj69w&t=75s

 曲の部分だけ聞くと、普通の短波放送と同じように聞こえます。
 一寸不思議な感じがします。

  振幅変調には色々な方式がありますが、数メガワット出力の振幅変調はどのようになっているのでしょうか?

  電気学会雑誌 Vo.93, No.8
  中波大電力放送機について
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal1888/93/8/93_8_704/_pdf

 大昔のアマチュア無線では、AM(A3)は終段陽極変調が多かったような気がしますが、送信電力と同程度の変調電力が必要なので、結構電力を食いました。

 HAARPの施設は公開されることもあるようなので、一寸見てみたい気はしますが、遠すぎる・・・・

  Open House at HAARP
  http://www.gi.alaska.edu/news/open-house-haarp
    http://www.gi.alaska.edu/files/open-house-flyer-2016-4-2_0.pdf

Haarp_map_1

Haarp_map_2


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2017年2月26日 (日)

flightradar24で見た今朝の東京都庁上空

 本日(2017.2.26)開催された東京マラソン対応のへりと思われます。
 自宅の自作アンテナ+R820T+SDRアプリ(RadarStick)ではADS-Bの信号は受信できませんでした。

【Screenshot_2017-02-26-09-15-45】
Screenshot_20170226091545


【Screenshot_2017-02-26-09-18-18】
Screenshot_20170226091818

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2017年2月24日 (金)

Google翻訳によるHAARPの起源

  HAARPの送信実験(2017/2/19~2/23 UTC)は無事に終わったようです。

    https://twitter.com/ctfallen
    "Instrument tear down complete. One last HAARP coffee and cake stop before heading home!"

  今年の夏にも実験が行われる可能性があるようです。
 今回は送信時刻の関係で対応できませんでしたが、次回はロングワイヤでも張って受信に挑戦してみたいです。

  
 趣味で無線をやっていると、短波帯で数MW(メガワット)の送信は一寸気になります。
 HAARPの名前は時々耳にしますが、本来の目的をよく知らなかったので、素人無銭家の好奇心で少し調べてみました。

  Scientific American
  Alaskan Skies - Deliberately and Picturesquely
  This week powerful radio waves will disturb the ionosphere to probe satellite disruptions and create strange glows
  By Mark Harris on February 22, 2017
  https://www.scientificamerican.com/article/human-activity-will-heat-alaskan-skies-deliberately-and-picturesquely/

 翻訳精度が上がったと言われるGoogle翻訳を使って翻訳してみました。
 ついでに、他の翻訳サイトも試してみました。
 (翻訳文は見やすいように手動で改行)

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【原文】(上記Scientific Americanから抜粋引用)
  "In fact the only thing the military was interested in controlling was the hot plasma, says Bill Bristow of the University of Alaska Fairbanks, who is HAARP’s chief scientist. The plasma can distort or delay satellite transmissions and GPS signals. The armed services wanted to know whether those perturbations could be manipulated from the ground to eliminate such problems, and perhaps enable new communications and radar technologies. So they built HAARP, the world’s most powerful ionosphere heater.
"
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【Google翻訳】
 HAARPのチーフ・サイエンティストであるアラスカ大学フェアバンクスのビル・ブリストー氏は、実際に軍隊がコントロールすることに興味があったのは熱い血漿だけだったと語っています。
 プラズマは、衛星の送信信号およびGPS信号を歪ませるかまたは遅延させる可能性がある。
 武装勢力は、こうした摂動が地面から操作されてそのような問題が解消されるかどうかを知り、新しい通信やレーダー技術を可能にすることを望んでいた。
 そこで彼らは世界で最も強力な電離層ヒーターHAARPを製作しました。
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【Infoseek翻訳】
 実際、軍隊がコントロールすることに興味を持っていた唯一の物質は熱いプラズマであったと、アラスカ・フェアバンクス大学のビル・ブリストウは言います。そして、その人はHAARPの主要な科学者です。
 プラズマは衛星通信をゆがめることができるか、遅らせることができます、そして、GPSは合図します。
 軍隊は、それらの混乱がそのような問題を除く根拠から操作されることができたかどうかについてわかっていることを望んで、おそらく新しい通信とレーダー技術をイネーブルします。
 それで、彼らはHAARP(世界で最も強力な電離層ヒーター)を造りました。
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【Bing翻訳】
 実際に軍隊の制御に興味を持っていた唯一のものは高温のプラズマ HAARP の主な科学者は、アラスカ大学フェアバンクス校のビル ・ ブリストウは言います。
 プラズマは、歪曲したり、衛星通信と GPS 信号を遅延できます。
 武装したサービスは、このような問題を排除し、おそらく新しい通信やレーダー技術を実現するために地面からそれらの摂動を操ることができるかどうかを知りたいと思った。
 だから彼らは、HAARP の世界の最も強力な電離層ヒーターを建てた。
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【eXcite翻訳】
実のところ、軍隊がコントロールに興味があった唯一の物は、熱いプラズマであったは言う。 アラスカ・フェアバンクス大学のビルブリストー それはHAARPのチーフ・サイエンティストである。
プラズマは衛星トランスミッションとGPSシグナルをゆがめるか、または遅らすかもしれない。
武装したサービスは、そのような問題を取り除き、たぶん新しい通信とレーダーテクノロジーを可能にするために、それらの動揺がグラウンドから処理できるかどうかを知りたかった。
それらがHAARPを築いたので 世界の最も強力なイオン圏ヒーター 。
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 Google翻訳が一番よさそうです。

 電離層による衛星信号の揺らぎ(劣化、遅延等)を能動的(active)に改善可能であるかどうかを確認するのが目的だったようです。
 GPSは時間精度が命なので、遅延の揺らぎが問題になるのは理解できます。

  電子航法研究所
  電離層遅延のGPSに対する影響
  http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjnsdfes6fSAhUFT7wKHUtjAWkQFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.enri.go.jp%2F~sakai%2Fpub%2Fgps_iono.ppt&usg=AFQjCNHwDXdsjeL7wmRCruhZKaZ5Wz8jxQ&sig2=T1MpjOkKjfRbPcmDksp0EQ

 上記ENRIの資料には。電離層遅延の補正方法がいくつか説明されていますが、いずれも受信後の信号に対して補正を行うものです。受動的(passive)な補正ということになるのでしょうか?

 これに対してHAARP(High Frequency Active Auroral Research Program)は、外部から電磁波を電離層に照射してエネルギを供給する(加熱する)ことにより、積極的/能動的(active)に電離層に影響を与えて電離層遅延自体を制御することを考えていたようです。

 上記Scientific Americanの記事の最後に以下のように書いてありました。

 "Despite the rumors, Bristow says, HAARP has never been able to control the weather.

【蛇足】
 HAARPは「高周波活性オーロラ調査プログラム」と訳されることが多いようですが、一寸気になります。
 「活性」とは何でしょうか?
 「活性水素」とか「活性酸素」を連想してしまいます。
 「能動」の方が中身をよく表しているかも・・・

  日本物理学会誌
   Vol. 42 (1987)  No. 10  P 873-880
  宇宙における能動実験 : SEPACの成果を中心として
    Active Experiments in Space : Principal Results from SEPAC
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/butsuri1946/42/10/42_10_873/_article/-char/ja/
  「スペースシャトルから, 大出力電子ビーム及び高密度プラズマを放射する実験」

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2017年2月20日 (月)

HAARPが受信できるかも???

HAARPが甦ったようです。

 40-Acre HAARP Rides Again, And They Want You To Listen | Hackaday
 February 18, 2017
 http://hackaday.com/2017/02/18/40-acre-haarp-rides-again-and-they-want-you-to-listen/

  HAARP February 2017 on air operations 
  http://swling.com/blog/2017/02/haarp-february-2017-on-air-operations/

  以下、上記URLから抜粋引用
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Specifically, experiments will begin daily sometime after 1800 hours 2/19 UTC. My experiments will be the last each day (local Alaska time) and are scheduled to start at 0330 hours on 2/20, 2/21, and 2/23 UTC; and at 0430 hours on 2/22.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 twitter
 https://twitter.com/ctfallen

  とりあえず、TECSUN PL-660の電源を入れておきます。

【参考外部リンク】
  情報通信研究機構季報Vol.53 No.1/2 2007
  特 集 HAARP(High Frequency Active Auroral Research ... - NiCT
  http://www.nict.go.jp/publication/shuppan/kihou-journal/kihou-vol53no1.2/01-03C.pdf

 ARRL
 HAARP Facility to Reopen in 2017 under New Ownership
 08/04/2016
 http://www.arrl.org/news/haarp-facility-to-reopen-in-2017-under-new-ownership

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